理解と応用、発想に富む天才児である異能。
　親の開発した武器をパワードスーツに詰め込み、縦横無尽に飛び回る。

　レネゲイドパワードスーツ・『セバス』
　かつて天膳が制作した数々の武器を一善が統合。数多の武装そのものをフレームにすることで、人間サイズのスーツとして成立させている。
　オルクスのエフェクトをベースとした念動力により分解し、飛び道具のように扱うことも可能。
　一善の目指す世界への第一歩。全ての人間がヒーロー足り得る為のプロダクトモデル。。

　ヴィラン全盛の終焉、レネゲイドウォーの終戦年に生まれる。
　｜常識で考えれば気味が悪いほど早熟《ノイマン》であった一善は早々に自分の立場を理解する。
　数多くのヴィランを扇動し、世界を混乱に導いた大戦争犯罪者・御柱宮天膳の娘である。
　元ヴィラン関係者の保護や更生に注力するUGNの方針はあれど、生涯世間に頭を下げ続けねばならない。

　そんなのは、本意ではない。

　父は手段は過てど、混乱する世界に支配という安定を齎そうとしていた。
　己は父の想いを継ぎ、しかし異なる手段で世界平和を実現して見せると決意。
　その情動を予想していたのか、次世代の悪を期待していたのかは定かではないが、一善名義の会社がひとつ。
　
　巨大資本により作られた武器と防具・没収できない技術。そして無給で待ちわびた社員たちは、強い瞳で門をくぐる少女を出迎えた。

・好きなものは駄菓子。特にモロッコヨーグル

・嫌いなものは我慢

・世間に対し申し訳ない気持ちはあるが、それは成果を出してのみ償えると思っている。

・会社の経営は芳しくないが、ヒーロー活動を広告塔とするうちに少しづつ上向いてきた。

・『史上最年少公認ヒーロー』を売りにしていたが、良く考えたらRBがいた事からちょっと敵愾心を持つ。

・将来の夢は誰しもが等しい力を持った状態での世界平和。
　ヒーローのいない世界。誰しもがヒーローになれる世界。人の正しさを信じている。