概説

36歳からUGNのエージェントとなり、最近支部長となった新人支部長。
年の功で支部長になったと思っているが、それはそんなに気にしてない。
自分より強いが精神的に脆い彼らたちを、見届けることが私を支部長にした意図だと解釈している。
依存しやすい彼らが、自分に頼りすぎないように彼らとは少し距離を置いたところにいるが、根は彼らを信じ疑わず、見守っている。

好きなもの　　猫（ただし距離感を大切にするタイプ）
　　　　　　　和三盆の干菓子

嫌いなもの　　コンビニのおにぎり
　　　　　　　ペットボトルの冷茶

コンプレックス 学歴

詳細

彼の人生はある程度順風満帆だったって言って良いだろう。
彼は名家である戦前から続く高級料亭"沙楼院"の嫡男として生まれた。父親は厳格でかつ、進路にかなり口を出す人であった。
それに関しては、周りがそのように望んだし、自分もここを継ぐのだろうと思っていたから、何も思わず素直に受け入れた。
　唯一親に反抗したのは、大学進学を反対された時だった。父は知り合いの飲食店経営者に修行に行かせようと考えていたが、自分としては、ここをより良くするために大学で経営を学びたかった。だが、父は「そんなものはいらない、料理の腕さえあればこの世界は生きていけるのだ」とそれを認めなかった。一回は行かせてくれと頼んだが、断られたので素直にひいた。
偉大な父にそんなには刃向かわなくていいと考えたからである。

１０年ほどアメリカの父の友人のところで修行をし、28の頃後を継いだ

父は隠居している。

それから数年後、彼が33ぐらいの時だったか。事件が起きた

彼が懇意にしていた常連客の一人が、死んだのだ。理由はわからない。ただその常連客はまだ未熟な自分を、客ながら支え育ててくれた人だった。
側から見れば、身内でも何でもなかった人かもしれない。だが、彼にとっては初めて、やさしくそばで見守られ、支えててくれた人だった。その悲しみは大きかった。だから、彼は覚醒した。

UGNとして働く理由

UGNから常連が死んだ理由、状況と現在の世界の裏の状況を教えられた
自分には料亭があり、そんな世界の裏側に足を突っ込む必要がないこともわかっていた。
だから、その時はUGNエージェントにはならず、料亭の旦那として生きることを決めた。
それから3年間、裏を知りながら何も知らないふりをして料亭を続ける毎日が続いた。
ただその３年間でも、ずっとUGNから監視され続けた。
監視のためのUGNのエージェントを見るたび、裏の世界を意識せざるを得なかった
────────こんな平和に見える世界が、知らないところで危険に晒されていることを

自分はそれに対処できる力はあることを知りながら、ずっと見ないふりしてきた３年間。
もう.....,限界....だった。
何も知らないふりをするのは、知らないを知らないまま生き続けるのと、その”ふり”をし続けることはやはり、違った。
だから、UGNで働き始めた。
これが私の働く理由だ....!

煌晶

彼の攻撃手段から付けられたコードネーム。
日本刀を振るうことにより、作り出される結界とも言える大きさの砂の刃と付帯された電撃が組み合わさり、琥珀色に鈍く輝くことから。

花山院ぼたん

「あなたが息災に、思うままに過ごしてゆくことだけが、わたくしの望みです」
　拍雷の母親。生まれつき心臓が弱く、料亭の離れにて隠居中の拍雷の父と共に過ごしている。厳格な父とは対照的に穏やかで、子の思う人生を応援したいという思想の持主。インターネット文化に親しんでおり、病人特有の悲壮感のようなものは全く感じさせない。料亭のSNS広報担当として現代らしい宣伝展開をしている。

履歴

▽注意▽　以下の内容には、シナリオのネタバレ要素を含みます。

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