・他者の死を思考し恐怖する、律儀で真面目な性格。
少し崩した口調や態度は高圧的な印象を与えない為のもの……だが、外見と相俟って非常に胡散臭い

・好奇心と不安に呪われた「獣憑き」のキュマイラ。即ち、怪力を伴う精神病傾向。
幅広い対象に理解衝動を向けるが、特に行動の動機に対して強い興味を見せる

・観察する。話を聞く。相手の自己開示を促す。
その為ならば、自分の過去や内心の開示も厭わない

・実はジャームとそれ以外をあまり厳密に区別していない。
魂の形が社会を害するものであるならば、ジャームでなくともそれは……

・大分類：白猿の額冠　小分類：堕犬の首輪
猿人の姿で描かれるオーヴァードが残したサークレット。──の、類似品と思われる首輪。

■■■家の倉に死蔵されていたが、SoGによるレネゲイド爆弾投下で倉が崩壊。微塵と化した倉の残骸の中、この首輪だけが形を保っていた。
元々は「獣憑き」の出やすい家系の平穏を祈った流れの修験者によって、■■■家に授けられたもの。
首を絞めることで暴走を戒め理性を喚起する。現在の契約者は古室ネルレシヤ。

・"開く"大槌
UGNで開発された、怪力のオーヴァードが振るう事を想定した機械槌。
周辺の空気を纏い、見た目以上の当たり判定の広さと見た目以上の質量・重量を実現する。
攻撃範囲も威力も優秀だが、一対の腕と通常の膂力では効果的な運用は不可能。
過去の持ち主は「虱潰し」「土竜叩き」「ローラー」等、その攻撃範囲に由来する名をつけていた。

割っても、裂いても、全てが見える訳ではない。
……叩き潰して平面に開けば、安心できるだろうか？

その地域では名の知れた豪農、■■■家の子息として生まれる。
父は猟奇殺人犯で、古室が中学生になった時分に有罪判決を受けた。
父の収監後も、母や祖母と共に世間の厳しい視線を受けながら生活していたところ、「獣憑き」の血筋に着目したステイト・オブ・グレイスの襲撃を受ける。
レネゲイド爆弾の齎した破壊により死亡し、覚醒。
何人かの家族の内、覚醒し生存したのは彼だけだった。
倉の残骸から発見した遺産を好奇心に従い装着、そのまま適合。理性を取り戻しUGNに保護された。
訓練を受け、新たな戸籍でUGNエージェントとして活動を開始。この際、■■■の姓と本来の名を捨て、「古室ネルレシヤ」を名乗るようになった。

落ち着いた雰囲気のエージェント。にこやか且つ穏やかで多弁だが、普段は自分の話はあまりしない。