幼少期にとあることから手術を受けた。
その後の経過観察によってオーヴァードに覚醒しかけていることが発覚。
専門的な訓練を経てブラムストーカーとして覚醒した。

特筆すべきは、覚醒後に彼女の血液が”輸血先の血液型に変化し急速に増殖する”特異的な血液型に変わっていたことである。
非オーヴァードにはこの効果が絶大で、驚異的で長期間の回復力を示した。
しかし、オーヴァード相手にはレネゲイドが阻害しこの効果が受けられなかったどころか、通常の凝固反応や副作用が起きてしまい輸血ができないという大きな欠点を抱えていた。

この『血液型が”変化する”』という部分に着目し、『新シンドローム作成研究』の一つのアプローチ方法として利用しようとしたのが、プロジェクトアダムカドモンから派生しひそかに研究を続けていたグループだ。
彼らは表向き『新しいシンドロームの発見とそれを応用したジャーム治療』のためと真の目的を隠したまま彼女と「クロサワ製薬」へと近づき、研究所のプロジェクトの一つとして勧誘。「オーヴァードへの新薬開発とジャーム治療の助けになるのであれば」と彼女自身も喜んで契約を交わした。
『クロサワ製薬』側も”表向きの研究理念”を信じ、多額の出資を行っていたが、その裏で行われていたのは非合法な手術や非倫理的な実験の数々であった。この後、研究は「現在のレネゲイドでは不可能」と行き詰まりを見せ、結果を出すことが出来ず研究自体が凍結。

当時、この研究の黒い部分を全く知らなかった愛子は、表向きの目的を完全に信じ切っており、研究の継続を強く望み研究の凍結に抗議したが、その時研究所内で暴動が発生。
数人の研究員を殺害し、被験者の全員がジャームに見えているかのような暴れ方をした従弟を止めようと立ちはだかるも敗北。
奇跡的に命だけは取り留めた。

次に目を覚ました時、UGNの施設のベッドの上であった。すでに研究所での出来事は鎮圧した後であり、多数の死傷者と今回の事件とは関係がない複数の遺体が発見されたことを知らされる。
そしてようやく、｜被験者《自分達》と｜『大型スポンサー』《クロサワ製薬》が騙されていたことを理解した。

「もう二度と｜無垢な者が大人に利用される《悲劇》ことを起こすまい」と決意し、UGN入りを志願する。

シナリオロイス：謎のジャーム（推奨感情　P尽力／N脅威）
カヴァー／ワークス：指定なし／UGN支部長
キミはN市の支部長だ。N市のシャッター街で、人間がジャーム化した植物に襲われる事件が発生した。この事件は情報操作によって秘匿されているが、日常を脅かすものである。キミは、N市支部を率いて、この自体に対処しなくてはならない。

●推奨サンプルキャラクター：誇りある紅