容姿・経歴・その他メモ

ある地点におけるレネゲイドの濃度異常、通称「極地化」。世界と世界の距離をつなげる特異点。その解決の際に生まれた些細な世界間の錯誤の結果、生まれてしまったレネゲイドビーイング。
N市の極地化の際にへスター・アドニスが現代に来訪したことにより、過去に途絶えたはずのへスターの源流がこの時代に存在することが確定してしまった。
その所為で因果が逆転し、時間を遡ってレネゲイドビーイングとして発生し、N市の極地化を解決する役目を負う事になった。

未希彩英雄譚

その物語が書かれた手記は元を辿ればリネットの所持品だった物。銀血のソウェイルと原初のヘスターであるアドニス嬢がリネットの有り余る遺品の1つとして保管していた。
……が、怪盗La vie d`clownにより盗まれ自室に乱雑に保管されていた

自著、もしくは続編

ただの花だった頃から自我を自覚してかなりの出来事があったので自分のことを理解するためにもここに書き出してみることにする。

まず、自我の存続の核と言うべきモノは3人の曲者達から影響されてるらしい。

魔女からは鍵と1冊の本
(部屋に落ちてた本を読んでただけなんだけど)
中身は誰かの為に書かれたささやかな英雄譚
……と言うには内容は少なくて白紙が多く手紙じみたモノしか書かれてない、魔女の名誉のために詳細は伏せておく。
魔女の関係者らに会ったが、本人は数百年も前に死んでいるらしい。会った時にとてつもない顔をされた。
その時に銀の血を鋳固めて作った鍵
『時を裂く銀鍵』を貰った。
それを使って魔女に会ってこい、との事。
生前の魔女から自らの手掛けた遺産を持ってきた者達に渡すように言われていたそうだ。
………死んだ魔女にどう会えと。

草花の代弁者、生みの親みたいな人になるのかな。面識も会話もしたことないが。
その人には幸運を。
道行く人にぶつからずに済んだり、週1で赤信号に捕まりにくい程度のモノらしい。
そんな自覚しにくい物をどう扱えばいいのかまだ分からないけど

育ての怪盗からは自由を。
その奔放な姿勢から学んだものは少なくない、戦い方も彼女から教えてもらった受け売りを基本にしている。
生憎だが彼女のように周りの全てを利用したり、手癖が悪かったりするような器用さは無いので、見様見真似の芝居掛かった派手な戦い方しか活かせてないが。

そこに書かれていた変わった剣術と同じ様式の剣戟をカルテナ・ヘスターの試練で既に経験した事を思い出し、練習してみることにした。
のだが、自らの力では壁を感じたので魔女の関係者、銀血のヘスターに経過の報告も兼ねて話を聞きに行った。
曰く、思い当たる剣術に宛ては無く、それは彼の独自の剣術らしく猿真似では難しいだろう。との事だった。
とはいえ収穫はあった。
インドだか中国だかの古代剣術の指南を受けられた事と、
『｜時を裂く銀鍵《ソウェイル・ヘスター》』を上手く使えば瞬間移動じみたことは出来るらしい。
実際に見せてもらった本人のモノよりは劣るが、空間の鍵を開けて移動する分タイミングを合わせればもう1人くらいは通れるんじゃないか、との事で物質化した分汎用性はあるらしい。
ラヴィの言っていた通り、周りのものを上手く使う必要が出てきたようだ。

そんな時に銀血から、手が離せないので代役として行ってきて欲しい依頼があるとの連絡が来た。
位置座標だけ送られて来たはいいが依頼元が依頼元なので無下にも出来ないらしい。
周りのものを使う、いい練習になりそうだ。

指定座標にて待ち構えていたのはUGN評議員アッシュ・レドリック。
N市の極地化を解決すべく、彼の依頼を受けて奔走することとなった。
事件解決の最中、一時は魔女との繋がりが昇華され立ち上がる力となったが、所有者の記憶に反応し、失った日常や大切だった人を映し出す能力を持つ異世界の遺産、「ムネーモジョネー」の力によって自身の過去が存在せず、魔女の神秘によって生まれたことを知り、魔女の神秘を直接覗いてしまったが為に、失われたはずの魔女の繋がりが直接の継承者としてさらに強固になってしまった。
そして魔女の力を借りずとも直接神秘を扱うことができるようになった。

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