登録名：アマラ・ティフェール
コードネーム：見知らぬ人《ディアフレンズ》
性別：女
出身：アメリカ
誕生日：9/17
身長：177cm
体重：56kg
血液型：O型
所属：UGN/｜古物蒐集會《ダイナソー》
ブリード：クロスブリード
シンドローム1：ソラリス
シンドローム2：サラマンダー
シンドローム3：―――――
特記事項：遺産《必中の弓》契約者

・戦闘適性：B
・継戦能力：C++
・命令順守：A---
・陣頭指揮：C
・社会適性：D+++
・RC技術：C
・衝動耐性：E
・特異能力：B

『｜古物蒐集會《ダイナソー》』に所属するオーヴァードの1人。
いつもニコニコとしており、人当たりは良いが良くも悪くも思ったことを素直に言い放つ少女。
国籍はアメリカだが、現在は留学生として日本に訪れており、N市の国際環境情報大学に通っている。
その明け透けで人のいいところを見つけるのが得意な性格からか、UGNチルドレンにしては珍しく日常非日常問わず交友関係が広い。
ひとりが嫌いなのか、日常生活でも古物蒐集會の活動でも単独行動は皆無であり、誰かしらと共に活動している。
もっとも、彼女の能力が敵の撃破よりも妨害・拘束に長けているため、性格を考慮せずとも複数人での作戦行動に割り振られることになると思われる。
よほど独りが苦痛なのか、やむを得ず単身でいる際には精神負荷がかなり大きくなる様子が確認されている。

彼女の戦闘能力は決して高いとは言えないが、同時に強力な特性を有している。
複数の特殊形質を発現させた彼女のレネゲイドは戦闘時に周囲にダイヤモンドダストのように煌めきながら展開され、彼女の反応速度を高めるとともにまるで道標の灯りように彼女の攻撃を導く。
そうして放たれる射撃は彼女の特殊なレネゲイドを濃く宿した氷塊を対象の肉体に埋め込み、そこから発芽するように発生した冷たい茨で縛り上げ拘束する。
威力は｜遺産《必中の弓》と｜特殊形質《サイドリール》の補助をもってしても中の下程度だが、その拘束力は圧倒的であり、上位のエージェントであってもたやすく行動不能に陥らせるほどである。
特に、同組織に所属する阿久津 彩音との連携は凶悪極まりなく、戦闘能力に長けたマスターエージェントすら完全拘束し、たやすく生け捕りにしたという記録が残されている。

彼女の精神破綻の切っ掛けとなったFHセル強襲作戦において、どのような背景があったのか、"｜狩猟者《プレデター》"伊庭宗一が傭兵として雇われていた。
前情報では非戦闘系セルだったこともあり、戦力もソレを前提としていたため"｜狩猟者《プレデター》"との戦闘によって彼女の在籍していた小隊はあっさりと壊滅することとなった。
幸運にも――あるいは不幸にも――生死の境から唯一生還を果たした彼女は、小隊長が所持していた"必中の弓"の契約を引き継ぐ形で遺産継承者となった。
だが、隊の全滅によって深い精神的損傷を負った彼女はしばらくPTSDを発症し、戦闘に出ることが出来なくなってしまった。
少しして、前々からその"必中の弓"に目を付け小隊長を勧誘していた箱守が小隊壊滅の話を聞きつけ、彼女を勧誘。支部長のスタンスもありカリフォルニア支部内で立場の浮いてしまっていた彼女は半ば厄介払いされるような形で古物蒐集會への移籍が決定した。
その後、良くも悪くも癖の強い仲間に囲まれ、また戦闘を強制されず、かといって腫物扱いもされず、しばらくの間事務員として普通に活動していく中で(表面上は)精神状態を回復。戦闘に復帰できるようになっていった。
その縁もあり、事務統括の阿久津とは特に関係が良好で、公私問わずよく一緒に活動している。

UGN遺物探索局に所属する遺産回収部隊。それが《｜古物蒐集會《ダイナソー》》である。
表向きの役割は遺物探索局が発見した遺産を他勢力に先んじて回収するための武闘派回収部隊とされている。
だが、その実は『｜遺産収集者《レガシーコレクター》：｜箱守《はこもり》 ｜紡《つむぎ》』が集めた遺産継承者達および箱守本人を監視、管理および利用するための専用部隊である。
そのため、人事権は箱守紡に全権が委ねられており、彼女｜が気に入った《に目を付けられた》人員で構成されている。
結果としてメンバー全てが遺産継承者で構成された特殊な部隊となっている。

かつての小隊長から引き継いだコンパウンドボウ。丁寧に手入れされているが、傷が目立つ。
「｜小隊長《アクチュアル》が使ってた、彼女だけが使えた武器。今は、ワタシに貸してくれてるんですよ」