一人称:オレ
二人称:オマエ、アンタ
口調:生意気さが滲み出ており、軽薄な言動が目立つ。テンション高め。

サンプルボイス

「オレの名は海道天志。冥途の土産に本名の方を教えてやるよ」
「オレ、普段から頭使ってますから。甘いものは歓迎するよー」
「手加減はしてやらねーが、泣いて謝るなら許してやろうか？」
「誰が相手でも問題ねぇよ。オレ達最強だし、オメー弱いだろ」

　かつて、日本(或いは日本国に属する島)で起きた人間の悪意が原因の大量殺人事件。天志はこの渦中で家族と故郷を失い、その後ノーマン･サマリーに救出される形で、アメリカへと移住した過去を持つ。あの日、何故大量殺人が発生したのか。何故、家族や知人が全て殺戮された中、天志はノーマンが到着するまで生き延びたのか。その理由を知る者は、当事者の天志を含めて存在しない。
　アメリカへと渡ってすぐに、天志が既にオーヴァードとして覚醒している事実が発覚。大女優シアラ･ウェヌスが経営し、彼が引き取られた孤児院を経由してUGNに保護され、チルドレンの一人として登録されることになる。
　覚醒の原因は、彼に憑りついていた輪廻の獣。しかしながら、輪廻の獣の憑依は当時発覚していなかった。レネゲイドの研究が進んでいなかった点と、彼がウロボロスシンドロームの特性を一切見せていなかった点が大きな要因だろう。半年前までは、規格外のキュマイラシンドロームのエフェクト出力から、｜超血統《フルブラッド》の一種として扱われていた模様。

　幼少期は、幼馴染であるエデッサ･ウェヌスと共に居る時間が多かったという。「人なんて皆滅んでしまえばいい」とさえ考えるほどに事件の後遺症で他者を遠ざけ、かつ不遜な性格を振りまいていた幼き日の天志に対し、めげずに親身に接してくれた者など彼女くらいのものだったからだ。ある意味では、彼女も変わり者……なのかもしれない。何はともあれ、彼女のお陰で人並みの善性を取り戻し、今の海道天志という人物が形成されていることは間違いない。
　時が経ち、12歳になる頃にはチルドレンとして活動を開始。双子座のゾディアックウェポンを賜るほどの優秀な戦績を収め、現在NY市支部では誰もが良くも悪くも一目を置く、エリートエージェントが誕生した。

　海道天志を語る上で、エデッサ･ウェヌスと同じくらい重要な人物が2人いる。それが、現NY市のUGN支部長であるシアン･Z･シエントと、FHエージェントのクリス･モーガンだ。共に腐れ縁と呼ぶべき間柄で、組織間の対立があったりしながらも、何かと引かれ合ってしまうようだ。特に、クリスとは事あるごとに口喧嘩をし、シアンに仲裁され、2人仲良く「お前は黙ってろ！」と叫ぶ光景はもう何度も繰り返した十八番芸だ。3人で同じ学校に通い、同じバスケ部で活動し、どんな場面でもクリスと口喧嘩をする割に、いざ試合などで共闘させると抜群のコンビネーションを見せる。いつしか、周囲の者からは「問題児3人」「3バカ」などと親しみを込めて呼ばれるようになっており、「本当は仲がいいのでは？」と思われている。勿論、当人らは否定し合うのだが。

　“双王”の異名を持つ、双子座のゾディアックウェポンを用いた白兵戦を得意とする。白兵戦と言うが、己がレネゲイドを喰わせ、刃先から高密度の影を放出することで斬撃そのものを巨大化して飛ばす様は射撃攻撃と見紛うものではある。
　ウロボロスシンドロームの影で射程を伸ばし、規格外の出力で乗せられるキュマイラシンドロームの膂力が籠った一撃は、爆発力と万能性の両方を兼ね備える。彼が自身を評して使う、“最強”の名に恥じない破壊力を誇っていると言えるだろう。

作成方法:フルスクラッチ
消費経験点:34点
適用サプリ:『上級』『IC』『EA』『LM』『BC』『UA』

連想タグ:五条悟(懐玉･玉折)、特級過呪怨霊･祈本里香、閻魔

　「ゾディアックウェポンとヴォイドウェポンでバチりてぇよなぁ！」など、aoichoinさん及びらうめいさんとで深夜テンションした結果、予想以上にエモくなったので採用するなど。実際、ぶっ壊れって程でもない、いい塩梅のバランスだと思われ。
　データとしては、クライマックス特化の単体白兵アタッカー。安定性のPC②に対し、爆発力のPC①的な。事実、ライスピ2回行動にフルアタ+常勝は目を見張る火力になる筈。PC①らしく、気持ちよくボスエネミーをぶっ飛ばしたいですね！