“大地を照らす”代南 彩里[宙泳]
プレイヤー:AD
「数多の思いは、星のように」
- 年齢
- 20
- 性別
- 女
- 星座
- 双子座
- 身長
- 162cm
- 体重
- 53kg
- 血液型
- B型
- ワークス
- UGNエージェントD
- カヴァー
- 便利屋
- ブリード
- ピュアブリード
- シンドローム
- ブラックドッグ
- HP最大値
- +80=115
- 常備化ポイント
- 16
- 財産ポイント
- 16
- 行動値
- +8=17
- 戦闘移動
- +14=36
- 全力移動
- 72
経験点
- 消費
- +870
- 未使用
- 0
ライフパス
出自 | アレは、稲妻では無く | |
---|---|---|
旭光 | ||
経験 | ソレは、宇宙の彼方へと | |
記憶喪失 | ||
邂逅 | コレだけは、失わせない | |
誰かの手 | ||
覚醒 | 侵蝕値 | 最初から、手の中にある |
忘却 | 17 | |
衝動 | 侵蝕値 | 最後まで、ここに立っている |
妄想 | 14 | |
その他の修正 | 12 | サイバーレッグ、ハードワイヤード、ペインエディター、ライトカスタム、秘密兵器、ソーシャルサポート |
侵蝕率基本値 | 43 |
能力値
肉体 | 5 | 感覚 | 2 | 精神 | 5 | 社会 | 2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
シンドローム | 2×2 | シンドローム | 1×2 | シンドローム | 1×2 | シンドローム | 0×2 |
ワークス | ワークス | ワークス | ワークス | 1 | |||
成長 | 1 | 成長 | 成長 | 3 | 成長 | 1 | |
その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
白兵 | 射撃 | RC | 1 | 交渉 | 6 | ||
回避 | 知覚 | 11 | 意志 | 11 | 調達 | 6 | |
運転:特殊擬装 | +10=31 | 知識:機械工学 | 11 | 情報:UGN | 5 | ||
知識:天文学 | 11 | ||||||
知識:機械操作 | 11 |
ロイス
関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Dロイス | 秘密兵器 | 執着 | / | 恐怖 | 私の意志で、私が進むんだ。 | ||
固定/Sロイス | 赤羽 明花音 | 友情 | / | 偏愛 | 違っても同じでも、別に何も悪くない。 | ||
固定 | 無遍踏破 | 信頼 | / | 悔悟 | 過去の香り。でも、未来に繋がる軌跡に変わって。 | ||
アリータ・竜胆 | 尊敬 | / | 隔意 | 祈りは不要。ただ、走り抜ければいいんだからさ。 | |||
稲守 来 | 慕情 | / | 恐怖 | どんな遠い場所に居ても、この手を延ばしに行かないと。 | |||
陸奥 創夜 | 信頼 | / | 不快感 | いつか間違ったとしても。それでも先に進もうとするなら、手を引いていく。 | |||
『十二区』の話 | 懐旧 | / | 無関心 | 終わった話。既に記録になった事柄。 |
メモリー
関係 | 名前 | 感情 | |
---|---|---|---|
記憶の欠片 | “光芒爛狐” | 懐旧 | 光にはなれないけれど。この煌きなら、アナタに負けないから。 |
■■■■ | “旭天の妖精龍” | 感服 | 果てへと跳ぶ原初の龍。 |
■■■■ | “灰紅の霊王” | 尊敬 | 今を見届ける時空の王。 |
エフェクト
種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
シークレットポケット | 1 | ||||||||
ショート | 1 | ||||||||
人間発電機 | 1 | ||||||||
変貌の果て | 1 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | - | ― | |
小さき密偵 | 1 | ||||||||
サイバーレッグ | 7 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 基+3 | ― | |
自身の戦闘移動距離+[LV*2]、戦闘移動で離脱可能に。侵蝕率でレベルアップしない | |||||||||
ハードワイヤード | 7 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 基+4 | ― | |
ブラックドッグ専用アイテムをLV個選択、常備化。侵蝕率でレベルアップしない | |||||||||
鋼の馬 | 5 | メジャーアクション リアクション | 〈運転:〉 | ― | ― | ― | 1 | ― | |
組み合わせた判定のダイス+LV個。 | |||||||||
ペインエディター | 7 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 基+3 | ― | |
自身の最大HP+[LV*5]。侵蝕率でレベルアップしない | |||||||||
自動体内式除細動器 | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 4 | リミット | |
前提条件:《ペインエディター》 重圧下でも使用可能。自身戦闘不能時に使用。自身の戦闘不能回復、HPを1点まで回復。シナリオ1回 | |||||||||
ライトカスタム | 3 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 基+2 | ― | |
雷鳴の申し子 | 5 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | ― | ― | 5 | ピュア | |
このエフェクトを組み合わせた攻撃の攻撃力を+[自身の[最大HP-現在のHP]]。エフェクトを使用したMP終了時に自身のHPを0に変更。シナリオLV回 | |||||||||
Cr:ブラックドッグ | 3 | メジャーアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 2 | ― | |
組み合わせた判定のC値-LV(下限7)。 | |||||||||
Re:ブラックドッグ | 3 | リアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 2 | ― | |
組み合わせた判定のC値-LV(下限7)。 | |||||||||
ハイパータフネス | 10 | ||||||||
弧状の雷 | 5 | ||||||||
コンボ
照雷
- 組み合わせ
- 鋼の馬+Cr:ブラックドッグ
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 運転:特殊擬装
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 4
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 基本
- 10
- 7
- 9
- 13
- 侵LV+1
- +1
- 10
基礎コンボ。
白兵攻撃。
無垢星・橙
- 組み合わせ
- +雷鳴の申し子
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 難易度
- 対決
- 対象
- 射程
- 侵蝕値
- +5
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- +特殊
基礎コンボに組み合わせ。
攻撃の攻撃力に+[最大HP-現在HP]、MP終了時に自身のHP0に。
最果ての彗星、原初の流星。まだ、この体は届くかな?
防具 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 行動 | ドッジ | 装甲値 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
不沈燈火[秘密兵器:EXパスファインダー] | 20 | 防具 | 0 | 0 | 12 | SuP使用。そのラウンドの間、自身の行動値+7。シーン1回。効果使用後、自身の侵蝕+3。 沈まぬ燈火が、闇の中でアナタを導く。…………気に食わないけどね! | ||
UI:ステルスコート | 15 | 防具(補助) | 0 | +2 | 3 |
ヴィークル | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 行動 | 攻撃力 | 装甲値 | 全力 移動 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
孤電疾降[秘密兵器:フォールンヴィークル+レジェンドヴィークル/CI:R8エンジン] | 35 | ヴィークル | 〈運転:特殊擬装〉 | 0 | 20 | 20 | 370m | 搭乗時、自身の全判定ダイス+1個。 如何なる苦境でも、稲妻のように駆け抜けるんだ! |
一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
レイジーアーム*5 | 一般 | 忘れないで、貴女にこたえる想いの事を。 | |||
ダーマルプレート*2 | 一般 | 自身の最大HP+5、重複可 その躰が願えば、総てが変わる。 | |||
UI:ウィンドスカーフ | 10 | 一般 | 自身の【行動値】+3。 | ||
UI:サテライトウォッチ | 30 | 一般 | |||
UI:かけがえのない逸品*3 | 15 | 使い捨て | |||
EM:ソーシャルサポート | 5 | 一般 | |||
EM:デリバリー | 5 | 一般 | 自身の【行動値】+3。 諦めてしまった誰かの代わりに、どうか駆け抜けて。 | ||
EM:ドロップアウト | 5 | 一般 | 指定:ハイデザイン UGN以外の組織のエンブレム1つ指定、経験点消費で取得可能。 もう、君は握っているけど。その真実を明かすのは、その先で良いかな? | ||
-EM:ハイデザイン | 15 | 一般 | 指定:孤電疾駆 自身の常備化防具orヴィークルから1つ指定、指定装備の「行動:」を+3、「装甲:」を+7 「あぁ、君の為に。無遍踏破は、手を貸すよ」 | ||
EM:Rバランサー | 10 | 一般 | 指定:鋼の馬 | ||
EM:リパルション | 10 | 一般 | 指定:宇宙友愛協会 | ||
EM:†エクススキルライフ | 25 | 指定:運転:特殊擬装 | |||
EM:ロボカー | 5 | 指定:孤電疾降 | |||
EM:リマインドソウル | 15 | ||||
EM:ガーディアンズサイン*5 | 75 |
経験点計算
能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用/合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
50 | 210 | 400 | 295 | 45 | 1000 | 0/1000 |
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
「寒い、熱い。解らないなぁ……少し、残念かもしれません」
「静かな場所が好きだけど。友達が居るなら、さわがしくても良いかなって」
「居たい場所を、私はずっと探しているんです」
光芒を追う雷鳴、遥かな宙へと踊りだす意思。
いつかまた、この手が届く事を信じて。
基本事項
アライメント:秩序・悪
誕生日:5/31
好きなモノ:静かな場所、天体観測、図書館
嫌いなモノ:騒音、乗り物、押し付けられる事
苦手なモノ:多干渉、運動、長話、祈り
特技:細かい作業(特に料理・機械修理)
趣味:読書(小説、雑誌)、天体観測
人称:私/貴方or貴女、君(信頼に値する人に限る)/彼or彼女
概要
物腰柔らか、優しい口調と何処か押しが強めのお節介。輝きの鈍い、六等星のような儚さを纏う女性。
以前に比べ会話しやすいが、大事な所はきっぱりと語るタイプ。
快活さも見えるようになった為、少し頼りやすくはなった……のかもしれない。
なお宗教関連に関しては一切興味がないのでNG。「お断りします!」
細かい雑務は大方可能。家事でも修理でもお任せあれ。
天体観測の趣味を『思い出した』ようで、自室に望遠鏡を置くようになった。
星について軽く質問すればすんなり答えてくれる。
以前保持していた体感寒暖の逆転は解決どころか悪化しており、そもそも寒暖差を理解できなくなっている。
が、本人はどこ吹く風。まったく気にしていないようだ。
“大地を照らす”
能力測定 | |||
---|---|---|---|
物理強度 | A | 戦場機動 | C |
生理的耐性 | B | 戦術立案 | E |
戦闘技術 | D | レネゲイド適正 | E |
異常耐性 | A | 運否天賦 | B |
以前と変わらず孤電疾降による格闘戦を得意とする。
また、自身の肉体を電流に『一時的に置換』し、同時に発電能力を廻して回復するという荒業で耐久性を獲得している。
一部ブラックドッグシンドロームとは解離している能力も見られるが……まぁ、大丈夫だろう。
基本装備
孤電疾降
不沈燈火
“孤電”ダイナ
不沈燈火に搭載されていた制御人工知能機能、が異常挙動を起こして発現した“妖精”。
流星核の一件以前に彼女本人と思われていた、別人格が分離したもの。
精神性の凡そは大那と同一。また、彩里の周囲に浮遊する以外に特殊能力のようなものは存在しない。
やれることとしては精々偵察役として斥候役を果たす程度である。
「あ?こっち見んなシバくぞ」
交友関係
“沈まぬ日差し”赤羽 明花音:親愛なる友人、護るべき日常。
“冥府への下り坂”アリータ・竜胆:信頼のおける聖職者。筋肉?彗星には無用……
“聖句吐き”伊古田 外道:疾く失せよ。
陸奥 創夜:興味深い研究者。その技が正しく使われますように。
稲守 来:愛おしき師。────貴方の望みは私の望みとは重ならないけれど。どうか、この先が幸せなモノでありますように。
“無遍疾駆”:自らの後見人であると同時に『母』。
エスプーマ
別名:泡沫彗星
身長:可変
体重:可変
出身地:不明
特異性:任意の生命体への変態
『領域外の生命』としての種別名、及び詳細データ。
白い岩のような形状の生命体。傍から見れば岩にしか見えない。
接触、あるいは観測した種へと完全に変態が可能。その後、元となった種と同様に成長する。
単体の戦闘能力自体は非常に低く、変態先に全てが依存する。
変態後は如何なる測定でも『変態後の種』として扱われ、エスプーマである事を知らなければ真実を知る事は無い。
変態前の自我は非常に希薄であり、現象に分類した方が近い。
この個体は地球に飛来した際、初めに接触した人物のデータを元に人間の赤子に変態した。
変態後は特に元の種に害を与える事もなく、かつ再び変態する事も無く。エスプーマとしての繁殖の為に動く事も無い。
「元からそうであった」ように成長する。何のために産まれたのかも不明な、泡沫のような生命体。
確認されている個体数こそ多くなく、変態先が「そう」でない限りかつ何かに害を為す事も無い。
が、稀に『自己認識』をしてしまう個体が発生する。
何が変わるかと言えば、「自らの意思で自在に変態が可能」となる。
大半は人間のまま腕の一部のみを機械に変化させる、などが可能。
過去、数回エスプーマが元凶と思われる事件によって滅亡した星が確認されている。
『自己認識』を果たした個体は非常に危険と言える。
封印指定:エスプーマ・ドット
エスプーマの一部には特異性を発現する個体が存在する事が判明している。
これは宇宙遊泳の際に遊泳の補助となる特性が覚醒する、と言う考察が主。
個体『ドット』(=彩里)の場合、遊泳時に障害と接しない為の『自己隠蔽』だ。
尤もそれも消失ないし変異し、現在の彼女には見られない。
現在は特性が変化し、他者に対する隠蔽をも可能としている。
履歴
能力測定
物理強度:B 戦場機動:B 生理的耐性:B 異質能力:A
戦術立案:D 戦闘技術:C レネゲイド適正:E ■■■■■適正︰B
個人資料
現11区支部所属のUGNエージェント。能力はブラックドッグシンドロームに該当する電流生成。それ以外に特筆すべき事は無い。
オーヴァードとしては非力に等しい能力だが、専用の装備である『孤電疾降』の特異性能を以てトントンになっている。
支部の屋根裏部屋を仮住まいとしており、街の便利屋を兼業して生計を立てている。
第一資料
『12区事件』の数少ない生存者。が、それ以前のデータが一切と言っていいほど確認できない。
元から存在していないのではなく、何らかの要因で消失していると思われる。その為現資料は彼女の口頭からの調書及び保護以降の記録が基にある。
また、彼女の“目付役”として小型ドローンサイズの生命体『孤電』が常に同行する。
戦闘能力は無いが、「彩里以外からのあらゆる物理・精神干渉を受けず、彩里のダメージに応じて同様の損害を負う」という特性を持つ。見えはするので会話自体は可能。
元々「大那」の名で呼ばれていた彩里の別人格が何かしらの要因で彼女から剥離、独立した存在である。
この個体からレネゲイドウイルスは一切感知されず、現在はUGNに友好的な詳細不明の幽霊、もしくは妖精として扱われている。
第二資料
本名、代南 彩里(だいな あいり)。現在の主人格である"あいり"は即ち、本来の彼女の人格である。
事件以前の彼女は元々はオルクスのピュアブリードであり、支援に特化した能力を所有していた。
師兼保護者である青年の仕事の手伝いをしていたが、彼に向ける尊敬────否、恋慕の感情ゆえに盲目な面があった。
時間こそかかれ彼らの目的をその身一つで達成させる事が適う人材であったのだが、その結果による彼との離別を拒んでいた。
その為、能力の出力を小出しにして達成を先延ばしにしていた。『12区事件』の遠因の一つである。
"大那"は事件に巻き込まれた際、彼女が「自分が居なくなってしまえば、全て上手く行ったのだろう」と自分を拒絶したことにより発現した□□□□の適性が意志を持った存在である。
第三資料
産まれて直ぐに捨てられ、秘密組織『逢魔時』の下部組織"四十等星"に拾われた少女。
彼らが彼女を拾ったのは、彼女が持ち得る異能性を見出したからである。
四十等星は(所属者全員がそうでは無いが)『地球外生命との交信・対話による人間の高位存在化』を理念においた組織であり、
彼女の元の領域による支援能力及び現在の電撃による攻撃能力はその理念と合致している。
その名や存在を知らずとも、無意識的にその【願い】を引き継いでいるのだろう。
「どこでも、だれでも。そらをのぞんでいるんじゃないかな」
ちなみに。
彼女の記録が消失していたのは、彼女が保有していた「自身の存在を自身が望む人間以外に認知させない」特性によるものである。
その特性は12区事件時に変質し、『大那』へと変貌した。
第四資料
寒暖無理解、自身の身体の電流置換、認知不可の異能。それらは、彼女生来の“特性”である。
十数年前、北海道某所で無遍踏破によって拾われた『隕石』。
それは地球に適応する為、人間の赤子へと変質した。
明らかに異常な事態であったが。無遍踏破は、それを奇異とは思えど不快とは思わず。
好奇心と親愛を以て、彼女を連れ帰ったのであった。
『昔お父さんから聞いたんだ、「空より来る種」。誰も知らない、銀河の果てからやってくる宇宙人』
『それがこの子だと思ったら。何だか、放っておけなくてさ』
この蒼き星に漂流した少女は。
産まれたときからずっと、自分を探してくれる人を求めていたのだろう。
『…………あの石は、凄いキラキラしてたんだ」
『この子にとって、此処が故郷になるんだよね』
『よし、「彩」と「里」。併せて、この子の名前にしよう』
『読みは……「アイリ」、それが良いかな』
昇進資料
大那の元に、匿名で一度荷物が届いた事がある。
『成人祝い兼誕生日プレゼント』の名目で届けられた小さな箱の中には、不可思議な意匠の蒼い時計と一目で高価だと分かる銀色のロケットペンダントが入っていた。
同封されていた手紙には、「君がどんな道を歩こうと、どんな選択をしようと応援する。君の未来に幸ありますように 父より」との一文。
彼女はこの手紙がきっかけで自身の誕生日と年齢を知ることになるのだった。
「もしかしたら、嘘だとしても。私は、これが事実ということで満足したいんです」
「で、アレって何です?師匠」
「絶賛行方不明だった■■■■の黎明時計!!あのクソジジィ!!!!」
モジュール【孤電疾降・不沈燈火】
逢魔時・シャーロック作、彩里専用特殊擬装。
自己改造特性を向上させる内部装甲・不沈燈火、変幻自在の外部装甲・孤電疾降。二つで一つの秘密兵器。
通常形態は何の変哲もない上着であるが、その各所に「世の摂理として」組み込まれた出力機構や衝撃吸収機構が機能している。
オルクスシンドロームの「領域」と似て非なるものであり、レネゲイドの鎮静化にも対応しうる特殊な擬装。
一度UGNがこの装備の精密検査を行う事となったが、「そういうもの」という事だけが解った。
一般的な道理や学術的な理論が意味を成さない、アーティファクトとも呼べる代物。
その作者である無遍踏破に関しては、UGNにおいては本部評議会にて「敵対もしくは調査目的の接触を禁ずる」と決をされている。
「────君達の戦いと。私達の戦いは、別のものだから」
「互いに、過度な干渉はしない。良いね?」
回想秘録【彗星が落ちた日】
大那の個人資料ファイルに、誰かが挟み込んだらしい古い一枚がある。
形式的にUGNのものではなく、地元警察のもののようで。
天文台『四十等星』爆発事故
11年前(基本ステージの1年前)、北海道・美瑛にて。天文台『四十等星』にて発生した爆発事故。
死亡者1名、怪我人5名。怪我人一名を除いて、全員が天文台の職員であった。
事故の発生原因は長年使用されていなかった冬季用発電機材の誤作動とされ、これによって天文台は全壊した。
これにより40年に渡り名所であった天文台は閉鎖と相成った。
地元民や観光客から愛される憩いの場の一つであった『四十等星』がこのような形で閉鎖されることになったのには、僅かではあるが彼らに衝撃を走らせた。
事件当時天文台は機材修理による臨時休業となっていた。
巻き込まれた職員たちは全員事故当時の事を「よく覚えていない」と語る、が。
事故を遠くで目撃していた地元住人である高校生達からは、このような証言を確認できた。
「何かさ。中にデッカイバケモンみたいなのがちらっと見えたんだよ」
「そーそー。何か触手みたいなん生やしてた気がするー、キモかった」
この目撃情報に関しては、「破損した天文台内のプラネタリウムやケーブル等の機材を見間違えたのではないか」という事で処理されている。
そして。資料についていた付箋には、「レネゲイドウイルスの検知は僅かも無かった、オーヴァードの関与は考えにくい」と書かれている。
────この件とは別件であるが。
10年前、UGNエージェント数名がこの『四十等星』の跡地に逃げ込んだFHエージェントを追跡した際。
内部で、変死していた目標のエージェントを発見した。調査で判明した死因は『窒息死』であるが、首を絞められたような痕跡はなかった。
そして。突入の際、内部にて発生した異常事態。
「レネゲイド能力の使用不可」。一切のエフェクトが使用できず、仮に戦闘になっていれば確実に死んでいただろう、との事。
加えて。突入の際に、所属していたレネゲイドビーイングと美瑛支部の支部長が「入ろうとすると自分が『消えそうになる』」という報告をあげている。
逆に。同行していた一般人の刑事とオーヴァードになったばかりの新人エージェントには何の異常も無かったそうだ。
現在、UGNでは『四十等星』跡地をオーヴァード侵入禁止地帯として指定している。
事故の被害者であり、唯一の部外者であった人物については。
「当時9歳の少女」であること以外、何も資料が残っていない。
それが。どうして彼女の資料に混ざり込んでいたのか。
誰も知る事は無いだろう。
「それは───────私にとっての、最初の一歩なんです」
思い出
瓦礫の中で、誰かの声が聞こえた。何処か軽い、女性の声。
「おーヤバヤバ……誰かまだ残ってるかーい?」
声も出せない目も開けられない、手を動かす余力すら残っていない。
それに。無意識的に、私は『隠れて』しまうだろうから。
そう思いながらも、ほんの少し。赤と茶に塗れた指を動かそうとして。
「居たわ!」
人肌の温もりが、指を包む。
私に覆い被さった瓦礫が、どんどん除けられていくのが体にかかる負担と轟音で分かる。
全ての重みが去った後。
誰かに抱きかかえられる。
「おーいカミナリ青年こっちこっちー。担架ー」
光り輝く金の髪に、全てを呑み込みそうな紫の双眸。
この辺りではあんまり見た事の無い服装の女の人が。私を抱えて、何処かへ向かう。
「お、生きてる生きてる」
「やぁお嬢ちゃん。光芒爛狐とその仲間が助けに来たぜ?」
回想秘録【雨上がりを待つ】
誰かが、傘を差してくれるなら。
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
---|---|---|---|---|---|
フルスクラッチ作成 | 54 | ||||
第一話 | 28 | ||||
第二話 | 40 | ||||
第三話 | 38 | ||||
帰還までの話 | 710 |