容姿・経歴・その他メモ

「いえいえ。私はただ、喪ったモノを取り返したいだけですから」

概要

「多分神様も許してくれるでしょう。多分」

　愛妻家FHエージェント。最近界隈内で名を馳せているコードウェル派のセルを隠れ蓑に属する。
過去FHの実験により攫われ囚われていた所を、後に妻となるUGNエージェントに助けられた過去がある。
実験の産物でオーヴァードに覚醒し、レネゲイドの実態を知ってからはイリーガルとして過ごし、結婚もしてそれなりに充実した暮らしを送っていたが、ある日に自身を攫ったセルの生き残りの報復により、妻がその凶刃に倒れてしまう。

　憤怒と憎悪に身を焦がす儘に復讐を果たすものの収まらない絶望に打ちひしがれる中、たどり着いたのは「レネゲイドを用いた人体蘇生」の可能性である。
叶える為であれば馬鹿げた噂話の類も徹底検証し、時には周囲の犠牲も厭わず数多の手段を実行していった。
そしてついにはそれを模索する内、かつて忌み嫌ったFHへも所属するまでに至っている。

　現在は任務の為、過去にイリーガルとして活動していた実績を利用してUGNに接近し、“ノトリア・ガンツフェルト”の世話係として潜入任務に勤しむ。

人物

「どんなに懐が寂しくとも、部下へのお給料をピンハネしたことはありませんよ？」

　普段人前に出る際には掴みどころのない、それでいてどこか抜けている様なひょうきんな態度を見せる。己の元来の質でもあったが、現在では他者の心に容易に浸け込む為に利用されている。ノトリアには通じなかったが。過去の因縁から自身をFHと名乗ることに少なからず嫌悪している。
　その本性は自身の目的のために一切を切り捨てられるタイプの典型的なFHエージェント。と、本人は思い込んでいるが、実際は人間臭い葛藤を捨てきれずにいる日々。

　怒りのまま盲目に欲望の為にとFHとしての活動を初めて5年目に差し掛かり、己の願いの現実的な実現性、死んだ妻の為に犠牲にした者への、そして何より妻本人への負い目等の要因による自我の葛藤が生じている。
そしてその本性までもを見透かされる事を本能的に畏れ、ノトリアとの付き合いは最小限にしたいと日頃から願っている。

　オーヴァードとしては特別器用な事は出来なかったので、戦陣に臨む際には武器により敵対者をより能く斃す技術を欲し、磨いた。結果として現在では全身に刃物を仕込み、不意打ち・初見殺しから敵を斬り裂く戦闘術をよく使う。

関係

ノトリア・ガンツフェルト

「お戯れを。私はいつだって自分が笑ってられる様に過ごしてるんですよ？」
依頼対象。能力が滅茶苦茶過ぎて依頼を持ちかけてきたコードウェル博士を殴りたくなったが、この力を利用すれば自分の"願いを叶える手段"も見つけやすくなるのではないか？と考え、立場がバレる事は半ば前提で協力の打診を考えている。

コードウェル博士

「かぐや姫のマネして誂ってます？？」
無理難題の依頼人。なぜ自分が指名されたのかもあまり分かってない。一回ぶん殴ってやりたいと思っている。

ジェラルド・ガッビアーノ

「故人に縛られる私を、不自由だと思いますか？」
「！？ なんですか今の変身バンク！？超クールじゃないですか！」
依頼の共同先。所属の意向はどうあれ、個人としては自由を愛するという思想を気に入っている。自分とぶつかることも当分なさそうだし。ある日見せてもらった変身シーンをえらく気に入っている。

クオリア・クリプキ

「レネゲイドビーイング！そういうのもあるのですか……」
「時には惚れた弱みを見せるのも肝要ですよ？」
同僚。死者蘇生に近い概念で生まれたことに対して興味の対象。なぜ気づかなかったのか。追われる彼のことは気の毒に思っている。

シナツ・サニー・スプリング

「なんという怠惰……お仕事の間は頼みますよ？いやほんと」
「スイッチが入ると効率良く動けるタイプだと思うんですけどね、ああいう人は」
同僚。信用されていないことを肌で感じているので接する機会も最小限に。ボスの目と額面上の仕事はこなしてくれる事を信じて協働に臨む。

セッション履歴