容姿・経歴・その他メモ

一人称「俺」　二人称「君」　KPC「まさ」「正臣」

部活動
所属無し

生徒会
生徒会　書記(推薦があったが会長だけはどうしても嫌だと今の席に収まった)

週に2回塾に通っており、放課後は家に帰って母の教えの元弓道場にいることもしばしば。
それか正臣と図書室になにを話すわけでもなく本を読んでいたり帰りに小説の感想や新刊を買いに本屋によることもある。

国内のそういった界隈では有名な権力者。
政府との繋がりもあるらしく家に見知った顔が来るのも珍しくはないが、厳格で英才教育で育った晋也だが性格は偏見や硬い思考を持った父ではなくおっとりしつつも芯がしっかりしてる母親に似た。
正直、なんであの父と母が結婚しているのかよく疑問を抱くが母親は一歩後ろを歩くタイプの女性ではないと知った時に、なるほどな。となった。
そんな母親は弓道の先生であり家事は時折雇の家政婦に任せている。
父の事は多少の苦手意識はあるが、自分の跡を継がせたい、慣れさせたいと言う真っすぐに言葉にするので嫌いにはなりきれないが硬い思考を持っている、古臭い認識を持っているのがやっぱり駄目だった、分かり合えない。
母からは「無理に継ぐ必要はないから自分のしたい事は言いなさい。」と言われ将来については悩んでいる。
幼稚園からエリートの道を行けるようにと通っていた際に、同じ学年の親からは媚びを売られそれが子供ながらも心地が悪く近寄ってくる人がみんな自分ではなく肩書の方に興味があるのだと理解をしてから愛想笑いで流すことを覚えた。
必要以上に近寄られずかと言って輪から外れない世の渡り方を父親の背を見たのもあって勝手に学んでしまった。
「これが父さんの教えでやってきたことでしょ？」と冷めた声で発したのはいつだったか、反抗期とも呼ばれる未成熟で不安定な精神時期の時に父親と口論になり家を飛び出した。それと共に聞こえた珍しい母の張った声も覚えている。でも口論した内容もそのあとどうしていたのかの記憶が一部ない。
覚えているのは体に感じたことのない衝撃と激痛…そしてそこで意識を失う直前に自分を見下ろす男(アルフレッド)の顔だけだった。
これは珍しく日本の飛行機が不慮の事故で墜落したビルの傍にいたため崩落に巻き込まれ奇跡的に一命を取り留めた。
その際に主治医の藤ヶ谷美紀と出会い、半カウンセラーのようなこともしてもらい父親に謝りはしなかったものの精神的に落ち着くことが増えた。
中学に入ると今までよりも媚びを売る視線や言葉をクラスメイトやその親から向けられることが増えたが培った言動と藤ケ谷先生のおかげもあってストレスを多大に感じることがなかった。
その中でも、たまたま同じ班行動をすることになった正臣が他とは違い自分に全く興味がなく普通の自分の言う個を見てくれているような態度に心の中の欠けていたものが埋まる感覚に普段することがない自分から声をかけたり誘ったりなどすることをするようになった。
単純に、純粋な友達の存在に憧れていたのだ。
特に贔屓染みた態度も取ることもなくただの友達として正臣と過ごす日々は自分の心にも余裕を生むことになり狭かった世界からもっと広い世界へと視点を変えることができ、まだ払拭はできていないが父の仕事を継ぐことに否定的ではなくなったし、硬い考えを持っているならそれを変えるくらいの力を自分が身につければいいと前向きに思うことが増えた。
ただ、あの事故が起こった日の男の顔と周りの声や死の匂いは一瞬だったといえずっと自分の中で残っている。

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