“GraySleuth”黒白咲千夏
プレイヤー:K.MYON
- 年齢
- 27
- 性別
- 女
- 星座
- 牡牛座
- 身長
- 162cm
- 体重
- 57kg
- 血液型
- A型
- ワークス
- 探偵
- カヴァー
- 探偵
- ブリード
- トライブリード
- シンドローム
- オルクス
- ノイマン
- オプショナル
- ハヌマーン
- HP最大値
- 27
- 常備化ポイント
- 14
- 財産ポイント
- 9
- 行動値
- +14=21
- 戦闘移動
- 26
- 全力移動
- 52
経験点
- 消費
- +51
- 未使用
- 1
ライフパス
出自 | 尊敬できる姉と、無垢で愛らしい妹。彼女はそんな三姉妹の次女として生まれた。 | |
---|---|---|
姉妹 | ||
経験 | もうあの平凡だった日々には戻れない。そう分かっていても、執着心は容易に捨てられない。 | |
平凡への憧れ | ||
邂逅 | 一度夢を失ったとしても、愛する姉妹と探偵としての地位があれば……またやり直せるはずだ。 | |
協力者 | ||
覚醒 | 侵蝕値 | その力は、愛する家族を守る為に。 |
憤怒 | 17 | |
衝動 | 侵蝕値 | その力は、彼女にとってあまりにも重い枷だった。 |
自傷 | 16 | |
その他の修正 | 6 | 《灰色の脳細胞》《先手必勝》分を含む。 |
侵蝕率基本値 | 39 |
能力値
肉体 | 1 | 感覚 | 1 | 精神 | 5 | 社会 | 3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
シンドローム | 0+0 | シンドローム | 1+0 | シンドローム | 1+3 | シンドローム | 2+1 |
ワークス | ワークス | ワークス | 1 | ワークス | |||
成長 | 1 | 成長 | 成長 | 成長 | |||
その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
白兵 | 射撃 | RC | 交渉 | ||||
回避 | 知覚 | 1 | 意志 | +1=2 | 調達 | 4 | |
運転:二輪 | 2 | 知識:心理 | 2 | 情報:UGN | 3 | ||
知識:オカルト | 1 | 情報:噂話 | 2 | ||||
情報:警察 | 2 |
ロイス
関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Dロイス | 友情 | 信頼 | / | 悔悟 | No.HR37。REC:未定、効果は省略。 | ||
三位一体 | 黒白咲三姉妹 | 連帯感 | / | 偏愛 | 三人でひとり、ひとりで三人。みんな一緒ならどこまでも飛べるよね! | ||
シナリオロイス枠 | / | ||||||
― | |||||||
― | |||||||
― | |||||||
― |
エフェクト
種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
灰色の脳細胞 | 1 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
自身の【行動値】を+【精神】する。このエフェクトは侵蝕率でLvアップせず、侵蝕率基本値+2。(RW/p,40) | |||||||||
先手必勝 | 3 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
自身の【行動値】を+[Lv×3]する。このエフェクトは侵蝕率でLvアップせず、侵蝕率基本値+4。(EA/p,76) | |||||||||
導きの華 | 4 | メジャーアクション | 〈RC〉〈交渉〉 | 自動成功 | 単体 | 視界 | 4 | ― | |
対象が次に行う、購入判定を除くメジャーアクションの達成値を+[Lv×2]する。(EA/p,100) | |||||||||
光り射す場所 | 1 | メジャーアクション | 〈RC〉〈交渉〉 | 自動成功 | 単体 | 視界 | 2 | リミット | |
前提:《導きの華》。《導きの華》と組み合わせて使用、対象が次に行う購入判定を除くメジャーアクションの達成値を+5する。(HR/p,82) | |||||||||
要の陣形 | 2 | メジャーアクション | シンドローム | ― | 3体 | ― | 3 | ― | |
組み合わせた行動の対象を3体に変更する。シナリオ中Lv回まで。(EA/p,97) | |||||||||
天使の階梯 | 1 | メジャーアクション | 〈交渉〉 | 自動成功 | 単体 | 視界 | 5 | 80% | |
対象が次に行うメジャーアクションのC値を-1(下限値6)、判定の達成値を+[Lv×2]する。(RW/p,41) | |||||||||
妖精の手 | 2 | オートアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | 4 | ― | |
対象が判定のダイスを振った直後に使用、ダイス目の1つを10に変更する。1回の判定に1回まで、かつシナリオ中Lv回まで。(EA/p,100) | |||||||||
無音の空間 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | ― | ― | |
空間の音波伝達や匂いの放散を遮断し、自らの気配を完全に消し去る。(EA/p,79) | |||||||||
プロファイリング | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
物品や品物を観察し、通常は気付かないようなちょっとした情報から対象の人物像を描き出すエフェクト。(EA/p,95) | |||||||||
地獄耳 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
領域を広範囲に拡大し、その中で起きている全ての出来事を見聞きする。(EA/p,103) | |||||||||
猫の道 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
領域を使用して、通常ではありえないルートで移動する近道を形成する。(EA/p,103) | |||||||||
真相告白 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 至近 | 1 | ― | |
自身が聞きたい質問ひとつに対して、相手は嘘偽りなく正直に答えを口にしてしまうエフェクト、GMはこれを拒否してもよい。シナリオ中1回まで。(RW/p,40) |
コンボ
高名な依頼人
- 組み合わせ
- 《導きの華》+《光り射す場所》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 単体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 6
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- +13
- 100%以上
- +15
曰く、光あれ。亡くなった旧友がよく口にしていた言葉だ。
まだらの紐
- 組み合わせ
- 《導きの華》+《光り射す場所》+《要の陣形》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 3体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 9
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- +13
- 100%以上
- +15
不可視の糸に繋がれた、ミスリードには御用心。
四つの署名
- 組み合わせ
- 《導きの華》+《光り射す場所》+《要の陣形》+《天使の階梯》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 3体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 14
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- -1
- +15
- 100%以上
- -1
- +19
私たちは同じ使命をもって、前に進まなきゃならないんだ。
踊る人形
- 組み合わせ
- 《妖精の手》
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 単体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 4
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
誰が為に歪んだマリオネットは、それでも踊り続ける。
一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
コネ:UGN幹部 | 1 | コネ | 〈情報:UGN〉 | 優秀なUGNエージェントである姉の伝手を最大限利用する。 〈情報:UGN〉の判定のダイス+2個。(Ⅰ/p,179) | |
情報収集チーム | 2 | コネ | 〈情報:〉 | 灰尾グループに様々な筋の情報収集を依頼する。 〈情報:〉の判定を行う直前にオートアクションにて使用。その判定の達成値+2、シナリオ中3回まで。(Ⅱ/p,193) | |
携帯電話 | 0 | その他 | ― | 個人用携帯電話。連絡先は姉妹や灰尾のもののみで、他の友人などはオーヴァードとなった際に削除した。(Ⅰ/p,180) | |
思い出の一品 | 2 | その他 | 〈意志〉 | オーヴァードとなる前、三姉妹お揃いで買ったペンダント。中に入った写真はあまり見ないようにしている。 〈意志〉の判定の達成値+1。(Ⅰ/p,180) | |
ミーミルの覚書 | 5 | その他 | 効果参照 | 自身が情報収集判定を行う直前に使用、使用時に「種別:コネ」からひとつを選択する(取得制限があるものは不可)。このアイテムは選択したコネと同じ能力を持つ。シーン中1回まで。(IC/p,76) |
経験点計算
能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用/合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
10 | 15 | 150 | 5 | 0 | 180 | 1/181 |
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
「UGNイリーガル探偵、“Gray Sleuth”よ。私の実力、見てみない?」
灰尾探偵事務所にて、今日も働く名探偵。情報収集ならお任せあれ!
基本情報
・薄い栗色の髪に薄赤色の目。もふもふしたツインテールが自慢。姉によくモフられるが嫌いではない。
・ファッションへの関心が強く、どんな状況でも見た目には気を使っている。
・現在は千夏、紅葉と二人でひっそりと灰尾探偵事務所という名の事務所で探偵業を営んでいる。
関係者リスト
「黒白咲有栖」
・実の姉であり、千夏よりも先にレネゲイド能力に目覚めた。UGN所属のエージェントであり、シンドロームはブラム×キュマイラのクロスブリード。ステゴロが得意な脳筋。
・寡黙で感情の表出が薄いが、誰よりも姉妹のことを大切に想っている。長年オーヴァードであることを隠していたが、FH(ファルスハーツ)による襲撃に巻き込まれた際に姉妹を守るために力を振るったことにより千夏にバレてしまう。
・その一件にて姉妹仲が崩壊し掛けるも、現在は再び修復を完了し、むしろ仲がより深まった。たまに灰尾探偵事務所に遊びに来てはツインテをモフる。
「黒白咲紅葉」
・実の妹。有栖、千夏と異なり一般人である。現在は一般の大学に通いながら、千夏の探偵業の手伝いをしている。
・お転婆でいつも明るく、それ故に色々と抱え込むことが多い。有栖と千夏は、共に紅葉の為にその人生を捧げる覚悟でオーヴァードとしての生活を送っている。願わくば、“お揃い”になりませんように。
“Fall in Love”「灰尾冬耶」
・黒髪黒目の、高そうなスーツを常に纏った男性。様々なきな臭い噂を持つ組織、灰尾グループの取締役であり、オーヴァード。シンドロームなどの個人情報は、千夏には一切明かしていない。
・灰尾探偵事務所も元は冬耶の所有物であり、FHによって自宅が崩壊し、これからの(主に紅葉に関する)生活を考えていたところで接触。オーヴァードやグループに関する情報収集や協力を条件に、ビルを丸ごと渡した人物でもある。
ビルドメモ
折り畳み
自分で殴る気は毛頭ないバッファー。メインでの活躍もしたいので経験点の使い方には気を付けよう。
今後味方に射撃アタッカー(=【行動値】の高い味方)が居た場合は先バフをしたいので、《先手必勝》も欲しい。
履歴
ある日の決意
日常と回想
黒白咲千夏。私はどこにでもいる、ごく普通の女性だった。……ごく普通と言っても、優しい両親と可愛い姉妹、一緒にいると楽しいと思える友達たちがいたっていう所では、とっても恵まれていたんだって思ったな。
私の二十年程度の短い人生で、不幸だったと感じた出来事は二つだけ。……そう、その二つの出来事で、私の日常は壊れてしまった。
一つ目の出来事は、数年前……両親が交通事故で亡くなってしまったこと。原因は不明だったけど、ある日両親というピースは私の日常から剥離してしまった。そこから私たちは三人で協力しながら生活することになった。遠くに出ていたお姉ちゃんを呼び戻して、時に喧嘩して、苦しい思いをして……うん。この時にあのペンダントも買ったんだっけ。写真も三人で撮って、これから頑張っていこーって……。だけど、あんな日常も楽しかったな。
二つ目の出来事は……もっと後の事だから、もう少し、昔のことを思い出してからにしようかな。
……ああそういえば、この頃のお姉ちゃんの様子がおかしい気がするねーって紅葉と話してた記憶があるけど、もしかしたらこの時既にオーヴァードとして目覚めていたの、かな。
転機と覚醒
……さて、二つ目の出来事について。あの日の夕方、私たちの暮らしていた家が……何かの衝撃波で粉々に吹き飛んだ。後から知った話だけど、この時の事件を引き起こしたのは“FH(ファルスハーツ)”という組織らしい。私と紅葉も、瓦礫や家の残骸と共に宙を舞って、意識を取り戻した時には……隣で至る所から血を流す紅葉と、私たちの前に傷だらけで立った、お姉ちゃんの姿。お姉ちゃんは目が覚めた私に気が付いたのか、こっちも見て……ああ、あの時の苦しそうな表情は、傷の痛みや私たちの身を案じているだけじゃなかったんだね。今なら、わかるよ。
お姉ちゃんの力は、私でもわかるくらいに人ならざるものだった。右腕は赤黒く、血のように流動し蠢きながら大剣の形を造り、獣の様に変化した脚で地面を蹴ればアスファルトは抉れ、空気が揺れた。だけど敵も数が多くて、私たちを庇いながら戦っていたから上手く動けずに、押されて、気が付いた時には胸に大きな風穴が……。
「許せない」
そう思った瞬間、私の中で何かがキレて……我に返った時にはその力、レネゲイド能力を元々持っていたように行使することができていた。……あの時のお姉ちゃんの表情、絶対に忘れることはできないだろうな。こうしてお姉ちゃんと同じ“オーヴァード”となった私は、お姉ちゃんの一撃で吹き飛ぶ敵を認めながら、意識を手放した。
邂逅と安寧
それから私はお姉ちゃんに連れられ、UGNという組織にて様々な説明を受けた。レネゲイドウィルスのこと、オーヴァードのこと、ジャームのこと、それらに対抗している組織のこと……。最初はそんな物語のような話を聞いてて、全く理解できなかった。いや、脳が理解を拒んだ、のかな。今まで過ごしてきた日常が仮初だったような気がして。その日から暫くは、UGNの施設にてお世話になることになった。ちなみに、紅葉はお姉ちゃんの知り合いって人の所へ預けた来たらしい。
それから私たちは、揉めに揉めた。私たち家族の将来のこと、今までの生活のこと、紅葉のこと……聞きたいことも聞きたくないことも無数にあった。だけど、一番私が悩んだのは……世界との向き合い方について。私のレネゲイド能力について聞いた結果、どうやら個人で戦うのに適したものではないらしい。……こんな力じゃ、誰も守れない。だけど戦う勇気もない。そんな話を、お姉ちゃんにぶつけて、泣き叫んで。そんな子供みたいな私を何も言わずに包み込んでくれて。
「貴女には、貴女なりの強さがある。自分を信じて、信じる誰かの為に力を振るいなさい」
……本当に、お姉ちゃんにはいつまでも迷惑掛けてばっかりだな。……ありがとう。
そんな訳で、私の非日常な日常は幕を開けることになった。
灰色の探偵
オーヴァードとして世界を見つめてから数か月。その間に色々な出会いと別れを経験した。
別れは、学生時代の旧友たちと。彼らには悪いけど、一方的に連絡手段を絶たせて貰った。だって、彼らに迷惑は掛けられない。何かの因果で巻き込むことになったら……これ以上、背負えない。
出会いは、新たな同僚たちと。お姉ちゃんが元々UGNに所属しているエージェントだったこともあって、色々と便利なコネクションは比較的容易に結ぶことができた。……ああそうだ。あの男、灰尾冬耶と出会ってしまったのもこの時期だった。まあ、紅葉の居場所を保証してくれたのは助かるけど、探偵になれって何よ。……いやまあ、あの時は面白そうだと思っちゃったけど!
私の目的はただ一つ、この日常を守ること。例え今の平和が泡沫の夢だったとしても、幸せな生活が少しでも続くように。私はそう願いながら、この力を振るうだろう。
……とと、お客さんだ。……いらっしゃいませ、此方は灰尾探偵事務所。ご依頼ですか?
あの日の旅路
ネオンな夜には逢いに行く
夜に駆けて
関係 | 名前 | 感情 | 説明 |
姉 | 黒白咲有栖 | ☑信頼/☐悔悟 | この世で最も信頼しているお姉ちゃん。 |
妹 | 黒白咲紅葉 | ☑慈愛/☐不安 | この世で一番可愛い妹ちゃん。 |
協力者 | 灰尾冬耶 | ☐尊敬/☑不信感 | 恩はあるけど胡散臭くて信用できない! |
仕事仲間 | 一之瀬雪 | ☑誠意/☐劣等感 | 可愛らしい女性……だよね? |
仕事仲間 | リリン・エヴェン | ☑有為/☐脅威 | 優秀な仲間だけど、若いなぁ……。 |
仕事仲間 | 八坂壱征 | ☑憧憬/☐憐憫 | ……つい、あの頃の私と重ねちゃうな。 |
薔薇の主 | マリア | ☑慕情/☐恐怖 | 彼の片翼として、失うことは許されない! |
変わりゆくもの
ただいま~と間延びした声をあげ、誰もいないのが分かっている昔の自宅へと足を踏み入れる。汚れてしまったお気に入りの靴を乱雑に脱ぎ捨て、ごわごわした髪に気を配る余裕もなく少し力任せに髪止めを外し、シャワーも浴びずにベッドへと転がり込む。身体に悪いのは重々承知、美容や健康にも大ダメージを与えかねない、しかし迫りくる疲労と睡魔には抗えず、ハードな任務を終えた日の習慣となってしまっていた行動を半無意識に終え、私はゆっくりと目を閉じる。
「……運命、か」
誰に聞かせるでもなくぽつりと漏れたのは、少し前に受けた依頼を報告する際にある男から問われた言葉。繋がりが人間の世界でのすべてを生み、結果……彼らは運命の邂逅を果たした。感動的だ、美しい物語だ。そう感じる者が大多数であることは理解しているし、実際私も彼らとの出会いを喜んでいないわけではなかった。
「……それでも、私は」
寝る直前、不安定になっている精神で思う。もしあの子が薔薇の主をあれほど強く想うことができなかったら、もしEVA計画なんてものが存在しなかったら、もし彼が望む過去を生きていたとしたら。きっと、運命は変わっていたのだろう。それが良い未来なのか、悪い未来なのかは考えないことにするが。
そして今の彼らに、運命を変えられるのであれば変えたいかと問えば、きっとNOという答えが返ってくるだろう。どれだけ重く苦しい過去を経ていても、彼らはそれを背負って生きていける強さがある。だから、この想いは私だけの秘密なんだ。
「──もし、私がオーヴァードになんて覚醒しなければ」
きっと私は永遠に、この秘密と付き合っていくことになるのだろう。今でも、なぜみんなはオーヴァードであることを、オーヴァードになったことを受け入れられるのだろうかと思う。そうなってしまったから、向き合うしかないのだから、それが運命だから?……結論は永遠に出ないのだろうが、それでも。あの日、私から日常を奪った火を想い眠りにつく。──それが運命だというのなら、私は運命を否定すると、心に誓って。
「これが、運命……?」
翌日。シャワーを浴びるついでに日課となっている体重計に乗り、片足を浮かせながら……私は呟いた。
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
---|---|---|---|---|---|
フルスクラッチ作成 | 34 | ||||
1 | 2021-10-02 | ネオンな夜には逢いに行く | 17 | エラーさん | 八坂さん/エヴァンさん/一之瀬さん/黒白咲千夏 |
初(2回目)セッション、とても楽しゅうございました。 |