オールマイティな面倒臭がり

　何をさせても上の下くらいに収まる、オールマイティ（器用貧乏）な高校生。部活は帰宅部……と言う名の助っ人。運動部のサブメンバーから演劇部の裏方、新聞部の取材班などなど、ありとあらゆる部活に顔を出している。
　そのやたらと広い顔は校内に留まらず、結構な街の情報通。頼まれれば、迷子の猫探しや噂の真偽確認までなんでもやっている。特に得意なのは失せ物探し。
　自分のことは面倒臭がりだと認識しており、実際に事あるごとに「だるい」「めんどくさい」「かえりたい」を連発するが、なんだかんだ一度請け負った頼まれごとは途中で投げ出さないし、困っている様子を見ると、ついつい声をかけてしまう。
「損なことしてるよな、ホントに」

双子の姉

　2年ほど前に行方不明になった姉がいる。蒐集品としてFHセルに保管された後、UGNに保護され現在はチルドレンとなっている────のだが。
　セルで目覚める以前の記憶を失っており、姉本人たっての希望で、記憶が戻るまでは家族のもとに戻るつもりはないとのこと。当然蒼葉はこの事実を知らない。
　覚醒した折に再会してもいいししなくてもいい。
→姉のキャラシ

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