現在、満津島のUGN支部長である蛮達願策の実の息子。苗字が違うのは母の再婚相手の苗字を使っているからである。ちなみに母方の苗字は「｜禅波《ぜんなみ》」。
ある日様子が変になった実の父親が失踪、家庭が荒れる。不安定な母親の自堕落や暴力に悩まされながらも何とか生活していたものの、ある日ヤクザの男を連れて帰ってきて、再婚すると言い始めた。暴力の痛みに耐え、苦痛でしかない日常に耐え、喘ぎ声には耳を塞いで耐え、そんな日々を過ごしていた。
母親と義父に襲われそうになった時、家を飛び出した。ただひたすらに遠くへ。その時出会ったのが、今の不良チームのメンバーだ。
その時既にいた勘定陸奥麻と仮名上声緋とは直ぐに打ち解け、彼女たちからも好感の目を向けられている。一番最後に入ってきた園子鳴人とは、最初犬猿の仲であったものの、月日や喧嘩を経て親友へと変わっていった。

彼の中で、戦友である日向という少女に特別な感情を抱いていた。それは暗がりだった彼の心を照らす確かなものであった。後に彼は告白（自分勝手なもの）、彼女に受け入れられる。
しかし、敵である「鬼丸狂也」から、その感情が父親と同じという指摘、そして日向に憎悪を抱いてしまったことにより心が折れかける。しかし日向の心、そして言葉に勇気を持ち、彼は自分を見つめ直し依然より少々冷静に成長するのだった。
ザミエルとの遭遇で、自分の力の限界とサラマンダーという力について考える。彼は決意の末に落葉町支部の支部長であるストレンジに一日RCの力を教わる。結果的に彼は精神的に成長、RCを前進するに相応しい出来事にした。
仲間たちの援護もありながら、最後の相手であるラインハルトにトドメを刺す。そうして彼、そして彼らは到達したのだ。黄昏の英雄に。