プランナー周りの設定は、『IA』が適用されているなら、“アフターライフ”経由で“ゼノスネットワーク”を取得し、“†特異体”で取得した《異形の刻印》に“適合体”“濃縮体”を乗せた超高HPから繰り出す《雷鳴の申し子》+《フラットシフト》、を成立させるために組んだものです。なので、セッション中で無理に回収する必要はないです。
　少なくとも、シナリオ開始時点でオーヴァードに覚醒していなかった事実は変わらないので、覚醒のトリガーはシナリオに従います。「古代種どっから出てきた！？」のアンサーくらいに捉えてもらえればと。

｜孤月一閃《こげついっせん》

　目にも留まらぬ速さで抜き放つ居合の一閃。発電細胞を稼働させることで生体電気が増幅し、瞬間的な反射速度と身体能力の向上が齎されることで可能となる。技名は、あまりの速さに欠けた月のような形で斬撃の軌道の残像が残ることから。
　発動中は右の瞳が青く輝き、青色のプラズマを全身に纏うようになる。

｜画竜天睛《がりゅうてんせい》

　「本気」の宣言を引き金とし、肉体の限界を超えて発電細胞を稼働させることで、自身を含む触れるもの全てを焼き尽くす程に強力な電撃を生み出して放つ、捨て身の切り札。所謂『火事場の馬鹿力』を意図的に発揮する技であり、どんな敵にも一撃必殺の破壊力がある反面、オーヴァードの半不死性を以てしても反動が大きすぎる欠点もある。通常であれば、肉体の損傷とレネゲイドの侵蝕の両面から、連続使用そのものが不可能に近い。だが、叶梨は古代種のエフェクトを組み合わせることで、初撃に限り反動を大幅に軽減可能。結果、2回までなら連続で使用することができる。
　発動中は左の瞳が赤く輝き、全身から鮮血が如き赫の雷を迸らせるようになる。

Dロイス

「No.12 古代種」……『LM』P66

エフェクト

ブラックドッグ

《アームズリンク》……『EA』P37
《ペインエディター》……『EA』P40
《バリアクラッカー》……『EA』P41
《雷鳴の申し子》……『EA』P42

一般エフェクト

《リザレクト》……『EA』P129
《ワーディング》……『EA』P129
《コンセントレイト》……『EA』P129

古代種専用エフェクト

《フラットシフト》……『LM』P116

アイテム

武器

“両手剣”……『R2』P185

コネ

“コネ:噂好きの友人”……『R1』P179
“コネ:要人への貸し”……『R1』P179

一般アイテム

“ウェポンケース”……『R1』P180

カスタマイズアイテム(武器)

“デコ”……『BC』P70

～『シナリオ2:』

～『シナリオ3:』

～『シナリオ4:』

　本作「Call My HERO」は、基本ステージ内の架空の都市「咲楽市(さくらし)」を舞台とした全4話からなるPL3人用キャンペーンシナリオである。グランドオープニングは存在せず、第1話が4月下旬、2話が10月中旬、3,4話は2月下旬の時系列で進み、中学校の卒業式までの1年間をシナリオ内で過ごしていく。
　本作はダブルクロスの「基本ステージ」を舞台とした「レネゲイドウォーステージ」とのクロスオーバーシナリオである。サプリメント「RW(レネゲイドウォー)」及び「CE(カッティングエッジ)」はGMであれば必携となるが、PLは必ずしも所持している必要はない。
　また本作ではプリプレイ時、全PCにリバースハンドアウトが配布される。

エフェクト

《ハードワイヤード/EA-p40》……HP増加手段。クライマックス火力特化。
《マグネットフォース/EA-p40》……カバーリング。暴走対策を終えたら一考の余地。
《ライトニングリンク/HR-p78》……ミドル火力補強。フラットシフトで踏み倒せる。
《自動体内式除細動器/BC-p58》……HP1の蘇生札。雷鳴と噛み合い○。

アイテム

“キリタニコネクション/UG-p34”……コネ反応の達成値増加。情報収集が厳しいなら。
“決闘者の剣/HR-p86”……武器新調。見栄えをよくしたくなったら。
“デモンズシード/HR-p87”……任意のエフェクトLV+1。ペインエディターに。
“Rエンハンサー/HR-p95”……お手軽火力補強。侵蝕値合計に影響するのでフラットシフトで踏み倒し可。
“神の落とし子/HR-p99”……デモシ強化版。“ドロップアウト”か“アフターライフ”経由で。

その他

メモリー取得……エモい。侵蝕率基本値がキツくなってきたら。
技能レベル上げ……白兵や意志、調達など。必要に応じて。

　念の為最初に記載。PC②我妻正利と血縁関係はないことを想定して設定は組んでいます。初期案では親子関係にする予定だったので、その名残として同じ苗字なのは継続しています。が、設定としては血の繋がりを持たない、偶然の産物……としています。実は遠い親戚だったのかもね、などはセッション中に生やしても面白い設定なのかもしれませんが。同じ苗字ということもあり、互いに意識を向ける(ロイスを結ぶ)トリガーにもなる……程度に考えておいてもらえればと思います。「我妻」とだけ呼ばれた際に、二人揃って反応する、みたいな遊び方もできます。

　美甘ネル(ブルアカ)と綾瀬桃(ダンダダン)を足して割ったようなキャラクター。ヒーローにもヒロインにもなれる万能性が強みです。僕には珍しい女性PCの主人公なので、新鮮な一面をお楽しみ頂ければと思います。

　データとしては、《雷鳴の申し子》を使用したクライマックス特化のボス殴り要員。固定値の攻撃力が高いので、戦闘難易度高くないらしい今回のシナリオなら誰一人倍振りや追加振りをさせずに済ませられそうかな、なんて考えながら練ってました。成長でミドル火力を出せるようにもできますが、ミドル戦闘に強い仲間がパーティに居るので、僕はボス殴りに集中できそうだなガハハ！　なんて考えていたりも。《フラットシフト》で侵蝕率を安く済ませながら、安定して立ち回れればいいなと思います。

・沸点が低く喧嘩っ早いが、勢い任せではなく理性的。激情やピンチの最中にこそ頭が冴えていくタイプ。
・可愛いものが好きだが、カッコいいものも好き。男子小学生みたいなノリも見せる。
・ヒーロー気質。勝って助けるタイプ。また、本人は否定するが、お人好し。困っている人を見過ごせない。
・オーヴァードに覚醒する前から高い身体能力の持ち主。〈白兵〉10レベルは素のスペック。得意技は卍蹴り。
・自分の身体能力の高さと、面の良さは自覚あり。普通に優良物件なので、モテる部類。
・アイツの良さは俺だけが知っている……を量産するタイプ。後輩(特に女子)に熱狂的なファンを作りがち。
・男友達と出掛ける時はゆるい服装(だぼだぼパーカーなど)だが、一部の例外相手にはちゃんと可愛くお洒落する。
・鈍感な癖に距離が近い。クラスでは陽キャ男子グループに居ることが多い。好きな相手にはもっと近くなる。
・寒がり。ただし、代謝はいいので体温自体は上がりやすい。また、人肌で暖を取ることに抵抗がない。
・料理下手。上手くなりたいとは考えているので、こっそり修行中。
・外見以上の健啖家。また、一口は小さいが、食べるスピードはとても速い。
・低身長はコンプレックス。弄られるとキレ芸を披露する。

アイナ・ジ・エンド『革命道中』
星街すいせい『ソワレ』