容姿・経歴・その他メモ

【容姿】
黒髪黒目の高校生。若干つり目ではあるものの目付きが悪い訳では無い。周りの高校生と比較すると物分りがよく、冷静に物事を観察している節があるが、恐らく、家での扱いによるものだと思われる。
困っている人を見ると放ってはおけないお人好し。荷物がたくさんで大変そうな先生やクラスメイトが居たら助けてあげる、くらいのことは日常茶飯事。時には、踏切の内側で動けなくなっている老婆を助けたりとやると決めたら無鉄砲な所もしばしば。周りには肝が冷えるから程々にしてくれと言われるが、本人は至って気にしていない。(普段の冷静なところをここに回してくれ！(友人談))

中学生の頃から陸上競技をやっており、高校2年生の夏には男子400mで準優勝になった。優勝は同じ部活の同期であり、中学からのライバルでもある速水 明(はやみ あきら)。神隆はベストコンディションの速水に勝てたことがない。速水がスランプの時は、実力差がある訳では無いので神隆が前を走っていたが、コンディションを整えられたら追いつけない。自分も相当努力しているが、速水も神隆に負けまいと同じように努力をしている。おごることの無い姿勢が本当に凄いと思っている。一方で、どうしても勝てずにいる自分に劣等感を抱いている。絶対外面には出さないが、そのせいで自分はそんなに凄くないと思っている。それはそうとてインターハイ準優勝は嬉しい。
ちなみに、速水と神隆はとても仲良し。よく部活終わりにコンビニで買い食いして話している。そして、速水も神隆の無鉄砲さには肝を冷やしてる一人。結構本気で心配しているが伝わってない。伝わってくれ！お前の命そんなに軽くないから！！(速水談)。神隆と速水がいるこの世代は、密かに男子400mの黄金世代と言われている。

お家事情は宜しくない。小学5年生の時に両親ともに他界。母方の親戚の家に預けられたが、叔父も叔母も、元々両親のことをよく思っていなかったため冷遇されている。理由はただの嫉妬。神隆の両親は所謂美男美女であり、人当たりもよく仕事も成功していたことから、一方的に嫌っている。神隆を引き取ったのは遺産目当て。虐待などと言われたら面倒なのが分かっているからなのか体罰等はされていない。神隆も嫌味を言われたり無視されたりと、同じ歳の従兄弟との差を毎日のように見せつけられてはいるが頼れる親戚も多くないため少しでも印象を良くしようと頑張っている。インターハイ準優勝した時も、流石に褒めてもらえるかと思ったが従兄弟には睨まれ(嫉妬)、叔父と叔母には無視された。そのため、諦めるげもなくまだまだ努力が足りていないのかもしれないと、そっち方面で考えている。叔父叔母従兄弟からしたら、一才に秀で、性格も顔も良く、頭も良い神隆に両親を重ね、嫉妬を募らせている。要するに、頑張れば頑張るだけ逆効果だったりするが、そんな毒親戚の事は無視するに限る。
ぶっちゃけ、神隆の事情を軽くだけ知っている速水や風聞などの1部の友人は、神隆の心が折れる前に独り立ち出来てくれと密かに思っている。

実は、神隆は小学6年生の夏休みの時に1ヶ月程行方不明になっている。その間、叔父たちによる捜索届けは出されず、夏休みの終わりごろになってひょっこり帰ってきたらしい。神隆はその間の記憶が全くと言っていいほどなく、その後の学校等での健康診断でも何一つ引っかかることは無かったため、本人は考えても分からなさすぎると深く追求しないことにした。
この時、オーヴァードの素体として研究機関に目をつけられ、拉致されて仕込まれたのだが……全くもって覚えていない。

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