謎を元とする彼らを解明する力…果ては殺すことを期待されていたが、レネゲイド移植後に覚醒した綾は同じ実験を受けた実験体と共に脱走、及び囚われていたRBを救出した。結果半壊した研究室からUGNが同組織内での過度すぎる実験として、その研究室は解体となった。
実験体の適合率が最も高かったため発症を期待されていたノイマンシンドロームではなく純血種のバロールシンドロームとして罹患した。代わりに、射撃能力に関しては天才的センスを見せる。

実験No.69｜謎《エニグマ》のRBが有力な情報を持っていないかの実験。実際には都城築香との会話情報を聞き出すための拷問が主な任務ではあったが、本人の記憶が無かったので成果はなし。ついで程度に抜き取ったレネゲイドで二人の実験体『｜星追人《エトワール》（本キャラシ）』『｜黙秘権《フルール》（まだ設定のみ。ピュアオルクス）』を作り出すが、覚醒したこの二人によって研究室は鎮圧。RBの彼が人間へ可能性を見出すのもこれがきっかけなのかもしれない。
なおUGNがそんなことしてちゃ色々とヤバいのでテレーズ・ブルムが三人と交渉。不自由ない人間生活を送れる代わりに彼らはこの実験を黙る、言い換えて見れば｜裏切り者《ダブルクロス》なのかもしれない。

レネゲイドの提供先のRBは霧状の魔眼を持つ個体。大量生成・広範囲・微細な灰色の魔眼で展開すると本当に霧のようであり、通常時は破壊力は皆無に等しい物だが収縮時には強力な力を生み出す魔眼であった。
綾の魔眼はオリジナルの魔眼の性質をほぼ受け継いでいる。ただ、サイドリールの影響なのか灰色なのは変わらないが、角度によっては蒼く輝いて見える。複数の小さな魔眼が煌めく様はまるで星のようだ。
戦闘時には過剰により合わせた魔眼を弾丸として込め、放つ。一応白兵攻撃にも転換できるようだが、破壊力が大幅に下がるようだ。

「chaser」と名付けられたダブルアクション型拳銃型遺産。火薬を詰める機構が存在していない代わりにシンドローム能力を高めて溜め込む性質をもっている。コッキングの動作でチャージ開始。引き金を引くことがチャージ終了の呼び水となっている。
拳銃型のため通常の拳銃と同じ動作で扱え、命中率もすこぶる良い。めったに起こらないがシンドローム能力をチャージする分、暴発すると所持者が冷静さを失ってしまう。

失敗と研究者たちは銘打っており、綾も「矛盾を撃ち抜く力として発現したのが僕の力だ。一番手っ取り早い事件の解決方法は物質的な破壊であるし、実際今もそれは使われ続けている。それを使わなくても良い方法・考えがあるならば知っていきたいものだねぇ」と自己評価している。それと「ところでホシを追うってコトじゃないからね！？」とも。