「白月 夜深」【白ノ流星】《元支部長》

上司であり自分の先輩でもある。
一度手合わせしたことがあるが普通に負けた。
彼女を越える事が彼の目標の一つである。
「...結局、一回も勝てなかったよ」


「レイ」【チェンジリング】《戦友》

"ある事件"で共に戦ったとあるエージェント。
UGNにスパイとして潜入していた事件の黒幕を倒し、
1人の少女を救いだした。
「2人とも元気かな」


「玉野 椿」【シルクスパイダー】《師》

心から尊敬する恩師であり、彼にとって特別な存在でもある。
いつか彼女に認めてもらい、共に任務に出て活躍したいと思っている。
「教官の背中はまだ遥か遠くだけど、いつか僕も...」

ある日、
上司の"諸田"に呼び出された彼は、
"カナリア"というジャームの捜索と処分を任される。

ジャームの捜索中、廃ビルの近くを猛スピードで走る少女を発見・保護した。

支部長と1人のエージェントと共に彼女について調べたところ、
彼女が"カナリア"である事、彼女はジャーム等ではない事、数年前に起きたFHによる"集団誘拐事件"の被害者であり、その実験の被検体であった事。

更に、"諸田"がFHエージェントであり、"集団誘拐事件"の首謀者である事。
自身の細胞を人に植え付ける事で"人間を爆弾に変える"という実験を、あたかもカナリアの能力でそうなったかの様に行なっていた事。
UGNにスパイとして潜入し、組織の破壊と逃げ出したモルモット(カナリア)を始末しようとしている事が判明。

事件について調べる最中、彼女が1人になったところを攫われてしまう。
だが、幸い場所はすぐに分かったためそこに向かい、黒幕である諸田を倒し、彼女を救い出したのだった。

その後、
カナリアを保護し、内部に潜んでいたスパイを見つけた事を霧谷雄吾に感謝され、彼はいつも通り高校に通う傍ら、ジャームや事件の残党を狩る毎日へと戻っていった。

「闘うのは楽しいし、強くもなりたいけどさ」
「本当に良いのかな、"それだけ"で....」

敵を無慈悲に殲滅し、"生きて戻る"
何も間違ってはいない筈...

だが本当にそれを続けていれば良いのか...
"自分は戦えるという事を証明する"
それで教官は自分を認めてくれるのだろうか...

一昔前の敵を殲滅して愉快に笑っていた時と違い、
最近は、"自分の振る舞いは本当にUGNにとって良いものなのか"、"自分は本当にこのままで良いのか".....

そんな事を時折考え悩んでいる。