容姿・経歴・その他メモ

「心配すんな！天才の俺にかかればこんなもん、ちょちょいのちょいだぜ！」
「あぁあ…なんであんな大見得を切っちゃったんだ俺…成功させる自信ないよ…」
「──俺が弱いことなんて、俺自身が一番よく分かってるんだ」


元気で真っ直ぐなUGNイリーガル。
通称、断らない男。どんな些細な頼み事も、UGNからのどんな高難度の任務も、全く怖気付くことなく二つ返事で引き受ける。そして、結果成功させて帰ってくる。
成功を疑わず、失敗を恐れない。そんな自分を天才と豪語し、誰にでも手を差し伸べる人格者であり自信家。

……のように見える。

その実態は、自分に自信なんてないくせに、つい大見得を切ってしまう小心者。
人からの頼み事を断れない性格ゆえに、手に余る案件をも即答で引き受けてしまう。そして引き返せないところまで来てすぐに後悔する。ということを何回も繰り返している。

過去に一度、UGNに言い渡された任務を「自分の実力では敵わない」と断った経歴がある。後日、その晃太郎が断った任務にて数人の犠牲者が出たとの知らせが耳に入った。
決して、自分がいなかったせいで犠牲者が生まれたなんて自惚れを抱いたわけではない。ただそれでも、その日、晃太郎は心の底から自分を責めた。
そんなしてもしきれない後悔が、晃太郎をどんなに無茶でも頼まれた事は絶対に断らない男にしたのだろう。

自分を天才と豪語して「出来る」と断言するのは頼んできた人を安心させるため。
しかし、もしかしたら自信のない自分自身に向けた自己暗示の意味も込められているのかもしれない。少なくとも本人にはその自覚はない。

自分の実力不足を誰よりも自分が理解しており、日々の鍛練を欠かさない。
ほぼ毎日夜遅くまで自主訓練に励んでいるので、学校では居眠りの常習犯になっている。

学校では当然、何でもかんでも人の頼み事を引き受けまくっている。廊下で晃太郎を見かける時は大抵何か重い物を運んでいる。
どんな頼みも引き受けてくれるので、教師からの信頼が厚い。しかし居眠り常習犯でもあるため、教師は複雑な顔をしている。

涙脆い一面があり、感動モノの映画を観ようものなら一発で泣く。
本人はこの一面は誰にもバレていないと思っているが、クラスメイトのほぼ全員が知っている。

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