ルル・ティアラメンツ。彼女はエストニアのペルレイノという村で生まれ育ったごく一般的なオーヴァードである。唯一特徴的な点は、その育った村の住人全員がオーヴァードであるということだけ。それ以外は至って普通の村だったのだ。

しかしペルレイノという村の名を隣町の住人に訊ねてもその誰もが知らないと回答する。すぐ近くにあるのだと詰め寄っても「そこは深い森と切り立った海岸があるだけで、村なんてない」と返される。あらゆる人、地図、果ては政府までも「そんな村は無い」と答えるのだ。存在を忘れられているのか、本当に存在しない場所だったのか。ただ間違いないのは、レネゲイドが絡んでいるということだけ。

4年前。若さ故の冒険心からペルレイノを逃げ出したルルとその姉妹たちは、そのことを知ると愕然とした。自らの生まれ育った故郷がどんなに調べても「存在しない」という結論に至ったのだ。果たして彼女たちは誰の腹から産み落とされ、どのように育ったのだろうか？

そして彼女らは故郷を去ってからある現象に苛まれることになった。「取り戻せ、取り戻せ、取り戻せ」という声が頭に響くのだ。定期的に起こるその不可思議な現象と付き合いつつ、彼女らは故郷の存在を探している。

彼女はジャーム以外のあらゆる存在に慈愛の心を持って接する。人間に戻れるのであればジャームにも慈しみを持って接するが、そんなことは現状ありえないため泣く泣く討伐している。
彼女の行動の理由は「自分がそうされたら嬉しいから」。性善説的思考を持つルルは、人間が全員優しくなりさえすれば大抵のことは解決すると本気で信じている節がある。

Four Horsemen後…
以前のように心は痛めるが、大切な人の死を経験してからは「やるべきことをやる」と容赦がなくなった。
ままならぬ現実への失望は彼女を成長させたが、それでいて彼女の優しさまでを変質させることはなかった。

・オマージュ元は遊戯王のティアラメンツ。ルルカロス＆キトカロス可愛いよね
・飛川とは上司と部下の関係。ペルレイノ脱走から1年経ったあとに日本に来たため、3年ぐらいの付き合いがある。
・等身大の背伸びしたい子って感じで、精神性は主人公では決してない。動揺しているときは慌ててあんまりいい台詞が出てこない。
・謀略の牢獄の独自解釈が含まれます。ご注意ください。

PC5
シナリオロイス：”スカイホッパー”飛川秀樹
ワークス：ＵＧＮエージェント　カヴァー：同上
君はＤ市支部の支部長である飛川秀樹の部下だ。飛川はエージェントやチルドレンの教育に熱心で、飛川ファミリーと揶揄されるほどのシンパを築いている。君は飛川から、ＵＧＮとトリプルシックス・エンタープライズの会議に出席するよう要請される。

PC5
シナリオロイス：飛川秀樹
ホワイトライダーの事件から数か月後、事件の顛末に後味の悪さを感じつつも、君は飛川に連れられ、ＵＧＮ日本支部へと赴く。
どうやら、霧谷から新しい任務があるようなのだが…

PC5
シナリオロイス：”レッドライダー”ダリウス・シンデルマイサー
”レッドライダー”の卑劣な策により支部を失った君は、生き延びた白井美紀と共に仮設 支部で支部長としての仕事をこなしている。そんな折、霧谷雄吾の命を受けたシャクティ・ワンが君の下を訪れた。

PC5
シナリオロイス：”ペイルライダー”
季節は春。Ｄ市支部長である君はある異変に気付く。去年の夏からずっと地味に断続的に 流行っていた風邪のような病気、これがじわじわと勢力を増しているのだ。
もしかすると、この病気は”ペイルライダー”に関連するものかも知れない。
霧谷雄吾の勧めもあり、君はこの病気について調査することにした。

シナリオロイス：マザー・ハーロット　または　トランペッター
君たちの世界は、マザー・ハーロットの洗礼によって死の世界と化した。
君たちが培ってきた絆は脆くも、死の下へと沈んだ。
しかし、まだ終わりではない。
マザー・ハーロットは言った。
四騎士とマザーハーロットに殺された者たちは、新たな”新人類”を作る者、”トラン ペッター”の構成要素になると。
そして、その構成要素を奪還すれば、世界を作り直すことができるかもしれない、と。
さぁ、全てを奪い返せ。