・EXレネゲイドが集まる孤島、カオスガーデンにて生まれた
・生まれたのは十年前　レネゲイドウォー終戦の前
・失敗作として放置されていた人造のEXレネゲイドの生命体を救助
・"方舟"での脱出計画に協力　人間のヒーローの木島龍二と協力
・脱出後は日本へ到着
・カオスパーク建設に携わる事となった木島に代わり、ヒーロー活動を開始
・カオスパークの事は極秘の為、ヒーロー活動の理念は公表していない
・カオスパーク閉鎖後も、時折パーク内の巡回を行っている
・吹雪ユリのデビュー時には先輩ヒーローとしてサポートしていた

元になったオリジンは、"救済"の意味が込められた絵画。何者かによって描かれた絵画だったが、とある孤島に捨てられていた。
そこはEXレネゲイドが集まる場所で、不自然な程多種多様な動物が存在したり、気候が目まぐるしく変動する箇所であった。
この孤島は動物達の楽園となっており、その混沌さから"カオスガーデン"というコードネームが与えられている。
カオスガーデンには過去に人間が立ち入った形跡があり、大型の研究施設が島内に残されている。絵画は施設近くで捨てられていた。

ある日島内で強力な落雷が発生し、件の研究施設一帯に落雷が直撃した。
雷の強力なエネルギー、過電流によって再稼働した研究機材の暴走、絵画に込められた想い。これらが共鳴した結果、シアが生まれた。
エネルギーがシアの生成に変換された事により、火災は発生せずに済んでいる。

シアは研究所内を探索しつつ、自身の特性の理解や、どんな事が可能かを試していた。
その結果、電気と化したレネゲイドを体内に蓄積する特性がある事、立体映像であるホログラフを作る能力がある事を理解する。
絵画と雷や機械のエネルギーが混ざりあって生まれた結果、描いた絵をホログラフとして具現化できるようになったらしい。
とはいえ、ホログラフについては中々上手く作れず、暫く時間が経つと消えてしまう状態であった。

施設内を彷徨っていたある日。シアは、弱りきっている鳥型の白い人造EXレネゲイドを発見する。
この研究施設では動物を素材にレネゲイド生命体を作る実験が行われていたらしく、彼はその失敗作として放置されていたらしい。
落雷により培養タンクが割れた結果、彼は行動可能になっていたようだ。
しかし、自力ではエネルギーの供給が行えない身体の為、彼は消滅の危機に瀕していた。

何とかして彼を助けたいと考えたシアは、彼の為に鳥の形をしたホログラフの身体を用意した。
助けたいという想いが強く込もったからか、今まで以上の完成度のホログラフが造られた。
シアの思惑を理解したEXレネゲイドは、そのホログラフを自身の一部として取り込んだ。
同時にレネゲイドを電気として供給された事により、そのEXレネゲイドは一命を取り留めた。

シアに感謝の念を覚えた彼は、シアに同行したいと申し出る。その事を嬉しく思ったシアは、これに同意した。
彼はシアから「フラー」の名前を貰うこととなった。飛行を意味するFlyから取られている。

フラーからカオスガーデン内の事について聞いたシア。シアが思っていた以上に、この島は混沌としていた。
人間のヴィランが過去に実験を行っていた事や、そのヴィランがAオーヴァードのヴィランと手を組み増長している事を知る。

そして、その水面下で"方舟"と呼ばれる脱出艇での脱出計画が立てられていた。
Aオーヴァードのヒーロー達と、カオスガーデンの状況確認の為に単身やって来たヒーローが協力して立てている計画であった。
ヴィランのカオスガーデン支配はほぼ確実と見られた為、せめてもの抵抗である。

シアは単身やって来ていた人間のヒーローである木島龍二と協力し、"方舟"出航の際の障壁となるヴィランの一時無力化を行った。
シアと同じくブラックドッグのシンドロームを持っており、戦闘面での相性は良いものであった。
脱出の脅威となるヴィランを一時的にではあるが無力化する事に成功し、その隙を突いて"方舟"は新天地へと向かった。

無事にカオスガーデンから脱出したシアは、木島と共に日本へとやって来た。
木島はカオスパーク建設に携わる事となり、ヒーロー活動主動という訳にはいかなくなった。
自身達を助けてもらった事に恩義を感じていたシアは、木島の代わりにヒーローとして活動する事を買って出た。

生まれたばかりのシアにヒーロー活動が務まるか少々不安視していた木島であったが、最終的には代理をシアに任せている。
人間やAオーヴァードとはまた違うレネゲイドビーイングならではの視点を期待したとは木島の弁だが、只の根負けである。
戦闘だけではなくヒーロー活動としての矜持を木島から学んだシアは表世界へと進出し、ヒーロー活動を始める事となった。

そうして様々なヒーローと協力する中で、感情や繋がりから成る"想い"の大事さを見出していく事となる。
ヒーロー活動の傍らで、カオスパーク内の調査も行っている。
カオスガーデンの研究施設のデータを知識として宿しているシアは、一人の有識者として扱われている。

カオスパークは"ジェットモール"の暴動により閉鎖される事となったが、木島はパークの管理を続ける道を選んだ。
彼と協力していた身として、シアも引き続きカオスパークの管理や調査に携わっていく事を決めた。

現在は吹雪ユリと共に活動する事が多い。ユリのデビュー時には、先輩ヒーローとしてサポートを行っていた。
彼女の母の吹雪久那ともヒーロー活動の最中で度々協力する事があり、ユリの事は彼女からよく聞いていた。

雷のエネルギーから生まれた為、レネゲイドが電気と化す特性を持つ。
自身の身体を電子機器に接続して電力供給を行う事や、お供のEXレネゲイドへレネゲイド供給を行う事が可能。(EE:人間発電機)
また、描いた絵をホログラフとして実体化させる事も可能。(EE:土くれの金貨)

自身の体内に蓄積した雷を使用した攻撃を行う。雷は攻撃だけでなく、行動速度の強化としても使用可能。
線状の雷を相手に向けて射出したり、お供のEXレネゲイドと協力し広域に大量の落雷を発生させる事が可能。
侵蝕率が高まると、電子空間そのものを作り出す事も可能。電子空間上では、相手への攻撃そのものに関与する事ができる。

名前

タッチ！カービィに登場する敵「ドロシア」より一部引用

コードネーム(読み)

デュエル・マスターズの「「創世」の頂 セーブ・ザ・デイト」、
「「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード」より一部引用

口調等

艦隊これくしょんに登場する「阿武隈」

絵画からの生まれ

タッチ！カービィに登場する敵「ドロシア」の設定

ホログラフの身体

星のカービィ ロボボプラネットに登場する敵「ホログラフ防衛システムズ」