キャラクター

「望遠鏡とカメラの複合機器として使われていた観測装置」から生まれたRB。
観測者、夢見付 太郎は芸術家でもあり、科学者でもあり、世界中の絶景を追い求めてその機材に記録していた一般人。
だが、撮影対象だった“未発見の遺産”の影響で事故死。
その時、機材に刻まれていた「世界の美しさをすべて記録したい」という願望が装置に宿っていたレネゲイドと共鳴し、レネゲイドビーイングとしての存在が生まれた。

「絶景」「奇跡」「誰も見たことのない美」という“人類共通の期待と幻想”を求める、芸術と知識欲と好奇心の塊のような存在。
自分の主人を奪った「遺産」というモノに対しては深い関心があり、好奇心と恐怖を同時に抱く。

経歴

夢見付オルビトロン――かつて、世界各地の「奇景」「絶景」「未踏の地」を記録するために作られた望遠鏡とカメラの複合機器だった。
その所有者であり、彼に“魂のようなもの”を与えた観測者こそ、写真家にして風景研究家の夢見付 太郎（ゆめみつけ・たろう）である。

太郎は語った。
「いつか、誰も知らない景色を撮ってみせる。世界の端、宇宙の底、夢の中の光景。全部、見たいんだ」

彼の情熱と信念は、年月をかけて機械に染み込み、やがて機会に眠るレネゲイドと共鳴。
太郎が「未発見の遺産」を追って命を落としたあの日、オルビスは目覚めた。
「あの日、僕は“死”を見たんだ。あれが、最初の絶景だった」

主人を喪い、自らの存在意義も見えぬまま、レネゲイドビーイングとして動けずに過ごす40年。
朽ち果てた記憶装置の中で、オルビスは眠り、ただ「見たい」という願望だけを発酵させていった。
そして10年前、世界に再び意識が繋がり、彼は“動くレンズ”として再起動した。

長い年月をひとりで気ままに過ごし、その後彼が身を寄せたのはゼノスだった。
そこでは“存在とは何か”を問う理論家たちと語り合い、同じ観測者としての静かな連帯を覚えた。
だが、静かな対話だけでは彼の欲望は満たされなかった。「現場で、見たい。目で、記録したい」
そうして彼はUGNに身を移す。

配属されたのは遺産専門部隊――ナイトフォール。
そのリーダー・強羅瑠璃とは、生と死、記録と忘却、遺産の管理と解放について何度も意見を交わした。
彼女は言った。
「遺産は管理し、場合によっては破壊しなければならない。あなたみたいな探求者の道具じゃないわ」
だがオルビスはこう返した。
「それでも、世界がソレを作ったのなら、僕は見届けたい。世界が何を残したいのかを」

やがて彼は、UGNの理念の「守る」では満たされなくなっていく。
「知ること」「観測すること」「記録すること」――それ自体が目的である自分には、自由な探求が必要だった。

そして彼はFHに転向。
「自由な探求」を認めてくれたこの場に居心地の良さを感じ、所属というより同居している感覚で今に至る。
現在では、遺産の研究と世界中の美の収集を両立しながら、フラッと姿を消しては、どこかの山頂で日の出を撮影していたりする。

FHの中では少々浮いた存在だが、情報収集能力や視野の広さには一目置かれており、「気まぐれだが信用できる男」として独自の地位を築いている。

レギュレーション

・初期作成+イージーエフェクト用4点
・採用可能〔1+2+上級+LM+EA+PE+IC+UG+RU+HR+RW+CE+BC+CRC+NC+IA+UA〕
・使用サプリ〔1+2+上級+LM+EA+PE+HR+IA+UA〕
・PC間ロイス PC1→PC2→PC3→PC1

・その他特記あれば
・ミストルティン採用不可

戦闘データ

たたかいかた

心に刻んだ風景を一時的に具現化し、敵を圧倒・混乱させる精神攻撃。
副産物として憎悪されるので殴られクマー
なんかバロールのアイテムを持っているらしい

セッション履歴