仕事で不在がちな両親に代わり面倒を見てくれた祖父母が大好き。
　　　　　近所に住んでいた「ゆう君」や「しいちゃん」と飼い犬の「ハルク（ざ・はいえんど・
　　　　　おぶ・ぐっど・るっきんぐ・くーれすと・がい）」と裏山探検に精を出していた。

　　　　　飼い犬の「ハルク」との死別、死因は内臓が弱ったことによる衰弱死、田舎であり動物医
　　　　　が居なかったことも原因の一つと言える。動物医が居れば救えた命、この時から動物医を
　　　　　目指す。

　　　　　大学にて動物医になるための勉強をしている最中、事件に巻き込まれる。ＵＧＮとＦＨの
　　　　　ちょっとした戦闘である。ワーディングの効きが薄かったことを見るに、既にオーヴァー
　　　　　ドとしての兆候はあったのだろう。その効きの悪さと見られ、更に戸惑っている所を春日
　　　　　恭二（ロイス３）に怪しまれ、さらわれる。

　　　　　さらわれた先で多くの質問を受けるがまるで理解できない、発現する兆候のない力。
　　　　　他にさらわれた被験者と同様に人体実験を受ける。彼の力はそのとき発現した、領域を操
　　　　　る者「オルクス」として。その力を用いてＦＨの施設を脱走する。さらった本人ではある
　　　　　が何かと気に掛けてくれた友人？のような関係を築いた春日恭二の助けを借りて。

　　　　　さらわれていた数年で大学は強制退学になっているだろう。これからどうしようか、と
　　　　　いう時に頼ったのは１０も離れた兄である高蔵寺　保（ロイス１）である。
　　　　　兄は多くの店舗を経営していて現在のカヴァーである「ドッグカフェ店長」はその兄から
　　　　　紹介された。元々動物医を目指していたが、大学中退を余儀なくされた彼にとってドッグ
　　　　　カフェは渡りに船であった。ちなみに春日恭二は常連になった。

　　　　　犬が給仕、レジ打ち、調理までするカフェとして話題に。
　　　　　アニマルテイマーとしての本領発揮である。

　　　　　当然だが情報が漏れたのか、平穏に犬と暮らしていた彼の元にＵＧＮからスカウトが来る
　　　　　犬のためにもう少し収入が欲しかった彼は多額の報酬と引き換えにＵＧＮへ所属すること
　　　　　になった。この話を聞いた春日恭二は物凄く渋い顔をしていた。だが常連は変わらず。

　　　　　以降順調に功績を重ね１０年以上が経過した。いつしか彼も古参の一人になり、しかも
　　　　　拠点を持っている。ＵＧＮから更なる報酬と引き換えに支部長のオファーが来る。
　　　　　二つ返事で了承。

　　　　　支部長として活動を開始してしばらく、霧谷雄吾から連絡が届く。「オーヴァード狩りを
　　　　　行っている”グレイファントム”に関して調査をしてくれ。」

　　　　　絶望の領域を使ってみたかっただけマン。
　　　　　束縛の領域はＣ値が下がってないのでマジでギャンブル。でもアニマルテイマー使いた
　　　　　かったんや。
　　　　　ドッグカフェのくだりを見るとわかるが大体人任せ犬任せ。獣医になれなかったが獣医
　　　　　の夢は捨てきれていないようだ。勉強以外の雑事は人任せ犬任せ。
　　　　　支部長としての仕事は最低限は行っているようだ。
　　　　　最低限導きの華で役に立てるかな？