一般家庭の次男として出生する。
家族仲は取り立てて問題はなかったものの、時代特有の束縛による閉塞感が強い環境で育ったため反抗期は長かった。
物事に対して穿った見方をする性質から相手を怒らせたり誤解されることが多く、家庭内外問わずよくケンカの火種になっていた。
心機一転、遠方から西彩市の高校に進学を決める。
妻との出会いは高校1年生の春、同じ学校の同じクラスで隣の席だったことが会話するきっかけだった。
お互い好意を抱きながらなかなか踏み切れなかったが、高校3年生の夏に文記から告白して交際し始めた。
大学卒業後は金融機関に就職する。交際していた妻とは2年の同棲期間を経て結婚。結婚から2年後に第一子を儲ける。
オーヴァードに覚醒したのは28歳の頃。契機も曖昧なまま自分の力をどう使うか悩んでいたが、UGNによって保護されてから見聞を広げる内に、家族を守るためにUGNに所属することを決めた。しかしその決意に反して2年後、伴侶を喪うこととなる。
どのように亡くなったのかは実子にはまだ話せていない。失意に暮れるが、息子の前では気丈に振舞っていた。
カヴァーでバリバリ業務をこなしキャリアを積んでいたが、育児と任務に集中するため時間の作りやすい小説家に転職する。
（《完全演技》で今まで出会った人を参考にリアルな人物像を描写し、それがウリの群像劇ものが人気を博している。）
3年後、事故により記憶を失くした少女を養子に迎える。その後は男手一つで2人の子供を平等に愛し、育児・仕事・任務に励んだ。
何度か地方支部や日本支部のエージェントとしての配属という形で昇進の機会があったが、子供たちが独り立ちするまで西彩市から離れるのは無理だと拒否し続けている。
他にも子煩悩につきやらかした様々な事象によって、UGN内では素行に問題のある人物として認識されている。

一人称

子供たちの前ではパパ、普段は俺

二人称

君、年下にはくんちゃん敬称

好きなもの

家族

嫌いなもの

残業

一見落ち着いた佇まいで爽やかな笑顔が特徴的な清潔感のある男性。
反して内面は合理主義でシニカルな言動が多い捻くれ者。容易に相手を信用しない用心深い気質。
間違ったことは正さないと気が済まないし、なんか細かい。怒る時は笑いながら詰めてくる。竹中直人
これでも子供が出来てからは緩和された方であり、以前はもっとひどかった。
自分の子供たちに対しては人格がもう一つあるのかレベルで朗らか。親バカ。
うざいくらいテンションが上がり、常に屈託のない笑顔を浮かべるようになる。
子供たちの言うことは間違っていてもかなり広い範囲で許容する。間違えて恥を覚えることのないよう、人道に悖ることなどはもちろん矯正する。
息子や娘がいる場では他のエージェントたちにも良き計らいをしようとする。エージェント的には助かってるかもしれない。

2本の刀を使用する二刀流。
大学で剣道部だった経験がこんなところで生かされるとは、と当時は思ったものです。元銀行勤めだし半沢直樹かも。

抱えた真実
忘れさられた過去
心に秘めた思い
ゲームのデータを上書きしたこと、勝手にプリン食べたこと…
家族といっても秘密の一つや二つはある
それはめんどうで楽しくて、不思議なつながり
その絆は本物だろうか？

ダブルクロス The 3rd Edition
『オルタナティブファミリー』
ダブルクロス――
それは裏切りを意味する言葉。

◆PC③
ロイス：マラコーダ
推奨感情:P執着/N憎悪
ワークス/カヴァー：UGN支部長/指定なし
あなたは西彩（さいさい）市のUGN支部長である。
ある日、FHエージェントによる暴動事件を解決したPC2から届けられた手紙にマラコーダという名を見つけた。
「マラコーダ」は、かつてこの西彩市を脅かしたFHセル「マレブランケ」のセルリーダーであり、あなたの仇敵だ。
やつは危険だ。何か事件が起きる前に早急に手を打つほかないだろう。