ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

朝在 燈 - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

真我妖精/許罪の灯(エリシア/ペルセポネー)朝在 燈(あざい ひかり)

プレイヤー:AD

あなたは、どんなお話が好き?

年齢
24
性別
星座
牡羊座
身長
163cm
体重
54kg
血液型
B型
ワークス
UGN支部長
カヴァー
古書堂店主
ブリード
クロスブリード
シンドローム
エンジェルハィロゥ
モルフェウス
HP最大値
23
常備化ポイント
4
財産ポイント
4
行動値
+-3=10
戦闘移動
15
全力移動
30

経験点

消費
+134
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 ふふ、内緒。女の子は秘密が多いものなのよ
結社の一員
経験 付いた傷は、擦っちゃダメ
消せない傷
邂逅/欲望 そう。綺麗な場所は、幾つあってもいいと思うわ
日の当たる場所
覚醒 侵蝕値 ────ある意味では、生誕ではあるわ
18
衝動 侵蝕値 全て私の責なら。私が、私だけが傷付くべきなの
自傷 16
その他の修正5秘密兵器
侵蝕率基本値39

能力値

肉体1 感覚6 精神1 社会1
シンドローム0+1 シンドローム3+2 シンドローム1+0 シンドローム0+1
ワークス ワークス1 ワークス ワークス
成長 成長 成長 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵 射撃4 RC 交渉
回避1 知覚2 意志+1=3 調達1
知識:書物1 情報:UGN1
情報:FH5

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
Dロイス 秘密兵器 信頼 劣等感
固定 尊敬 憐憫
固定 楠 奏多 信頼 脅威
HO 楠 遙佳 純愛 悔悟
漆間 御影 誠意 無関心
拝島 勇吹 連帯感 無関心

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
陽炎の衣 3 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 3
自身は隠密状態になる。この隠密状態はMP終了時まで継続。敵とエンゲージしていても隠密状態可。シーンLV回。
光芒の疾走 1 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 1
自身は離脱可能、他エンゲージ及び封鎖の影響を受けない戦闘移動を行う。シーンLV回。
水晶の眼 1 メジャーアクション
リアクション
〈知覚〉 1
このエフェクトを組み合わせた判定のダイス+LV個。
ダンシングライト 2 オートアクション 自動成功 単体 視界 3
対象が判定を行う前に使用。その判定のダイス+[LV+1]個。自身対象不可、ラウンド1回
見えざる死神 3 メジャーアクション 〈白兵〉〈射撃〉 対決 武器 2
自身が隠密状態時使用可能。このエフェクトを組み合わせた判定のダイス+1個、攻撃力+[LV*3]。
水晶の剣 3 メジャーアクション 自動成功 効果参照 至近 4
他エフェクトと組み合わせ不可。武器1つ選択、対象の武器の攻撃力をシナリオ間+[LV*2]。シナリオ3回
創造主の業 1 オートアクション 自動成功 単体 視界 4D10 120%
対象が判定を行った直後に使用。その判定の達成値+4d。シナリオ1回。
Cr:エンジェルハイロゥ 3 メジャーアクション シンドローム 2
組み合わせた判定のC値ーLV(下限7)。
ウサギの耳 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近
聴力の指向性強化。雑踏内でも遠距離の囁き声の聞き取り、特定の音のみの判別、10km以上先での針の落下音感知等。必要なら<知覚>判定。
雑踏の王 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近
超人的な知覚能力で周囲の動きを俯瞰的に把握・予測。雑踏に紛れた敵の捜索、人混み内を他人との接触無しで通過可能等。必要なら<知覚>判定。
探知する光 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近
散乱する光で周囲の地形・人の位置をレーダーのように把握する。探知には一定の時間が必要。必要なら<知覚>判定。
七色の直感 1 メジャーアクション 自動成功 単体 視界
対象の感情をオーラのように読み取る。負傷・病気による容態変化も認知可能。対象がオーラを隠す場合自身の<知覚>と対象の<意志>で対決。
折り畳み 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近
物品を紙状に折り畳むことで相手の眼から隠す。大きさに関わらずLV個まで隠蔽可能。誰かが隠しているモノを見つけようとする場合、<知覚>対抗。

コンボ

原初一矢

組み合わせ
陽炎の衣*見えざる死神Cr:エンジェルハイロゥ
タイミング
マイナーアクション+メジャーアクション
技能
射撃
難易度
対決
対象
単体
射程
武器
侵蝕値
3+4
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
6+1
7
4
25
100%以上
6+1
7
4
30

水晶の剣・フォールンヴィークル前提。
その矢は、あなたを信じる未来のために。

武器常備化経験点種別技能命中攻撃力ガード
射程解説
許罪の灯[秘密兵器:フォールンライフル] 0 射撃 〈射撃〉 0 10 200m この武器による射撃攻撃でオーヴァード(ジャーム)に1点でもダメージを与えた場合、そのラウンドの間対象が行うあらゆる判定のダイス-3個。同エンゲージ不可。
ヴィークル常備化経験点種別技能行動攻撃力装甲値全力
移動
解説
鉢式万能歩行補助具[秘密兵器:フォールンヴィークル] 20 ヴィークル 〈運転:特殊兵装〉 -3 13 13 搭乗中、自身の行うあらゆる判定のダイス+1個。
一般アイテム常備化経験点種別技能解説
参式自立型支援妖精[秘密兵器:フォールンスプライト] 20 シーンに登場している任意のキャラクターの判定直前に使用。判定ダイス+3。シーン1回
EM:ユニークコード 15 セットアップ使用。シーンに登場している任意のキャラクターが、このシーンのメジャーアクションで行う判定のダイス+2個。シナリオ3回
EM:サラウンドレポート 5 シーンに登場しているキャラクターが行う<情報:>の判定ダイス+1個。自身は特定のキャラクターに適用しない事が出来る。
燈火楠(UI:かけがえのない逸品[CI:ブランケット]) 6
(UI:かけがえのない逸品) 5

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
0 18 175 71 0 264 0/264
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

「こんにちは。今日も良い日ね」
「堅実に、確実に。けれど偶には、奇抜にね?」
「────────誰もが、心から楽しい日々を送れれば最高だと思わない?」

概要

アライメント:秩序・中庸
好きなモノ:本、笑顔、可愛い女の子、縁者
嫌いなモノ:汚れ、苦い食べ物、自分自身
苦手なモノ:堅苦しい空気、ごてごての機械、(自覚していないが)実家
特技:名付け(なお他人からは不評)、狙撃、隠し事
趣味:読書
人称:私、エリシア/貴方(貴女)、名前呼び/あの人(あの子)

"真我妖精"エリシア。桜のように柔らかく、太陽のような笑みを絶さない、何処か現代離れした髪色の女性。
基本的に誰にも優しくお節介焼き。その障害となる自身の体の事情を幾らか疎ましく思っている。
好きな物は可愛いもの。ごてごてのロボットなどは苦手。あっ特に可愛い女の子は大好物ですね。
普段は古書堂の掃除や接客をしていたり、暇なときは勝手に店を閉めて島を散歩している。
足に障害があるのか常に車椅子に載っており、加えて、彼女を補佐する自立型人形(エリシア曰く"妖精")メビウスが常に行動を共にしている。

UGN神津島支部支部長・“真我妖精”エリシア

一支部長という立場ではあるがUGNという組織に興味が一切無く、「お仕事くれる所」程度にしか思っていない。
かつて所属していた支部でも何処か浮き気味であり、腕はまぁ立つので丁度良く支部長の仕事を押し付けられたのだろう、とエリシア自身は思っている。

資料の制作や本部等への連絡はメビウスやヴィルヴィに丸投げしている。
ので、支部長としての業務の殆どをエリシア自身は把握していない。

戦闘作戦時は基本的に特注の弓による後方からの射撃支援が主。
光の屈折と持ち前の射撃術によって不規則な軌道を描いて放たれる矢は無駄に当たりやすい。
レネゲイド能力の腕前は然程優秀ではなく、寧ろ下手と言える。持ち前の技術があって成り立っている。

本質

自分自身に興味が無く、他人の人生や楽しみを第一としている。
幾ら美味しい物を食べても、美しい風景を見ても、彼女の心には響かない。
本を読むのは「物語の中の彼らの幸せ」を楽しむためであり、「其処から得たもので友人を笑顔にさせる」ためでもある。

望む事。いつか誰かの未来のために、己の命を散らす事。
きっと、その先に彼らの道筋が続いているから。



それに。私には、この世界を生きる理由はもう欠片も無いから。
誰の手も届かない暗闇の底で、私は誰かを想い続けるでしょう。

仮面

燈の自我はほぼ崩壊しており、彼女は常に疑似人格の「仮面を被っている」状況にある。
その理由こそは相棒たる漂う崩環(メビウス)によりほぼ解明されているが、簡単に語られないだろう。

真我妖精(エリシア)』:基本の疑似人格。何処か浮世離れした、世話焼きお姉さん。
執行者(エクスキューショナー)』:エージェント時代の疑似人格、基本的には使われない。過去の自分自身をモチーフとした始末人。会話は必要最低限に留まる。
焚薪(しんえん)』:詳細不明の人格。姉モチーフらしい。
煌塵の星(アルケミックスター)』:統括人格。少し詩人じみた話し方であるが一番話が通じる。
(ひかり)」:本人。遙佳以外の人間に関しては基本的に一切どうでもよく、あと対話可能なのは奏多に義姉と特殊兵装組位。出てくる気が無い。そもそも壊れているのでこれ以上壊れよう=ジャーム化のしようがない。

蜃気楼に揺らぐ命

暗闇の底であろうと主を導く妖精、如何なる嵐であろうとも踏破せし轍、万人の罪を許す強靭な意思、それともう一つ。揺蕩う四つの軌跡。

『蜃楼シリーズ』

逢魔時の持つ神秘の一つを顕在化させた『死神(ひかり)専用装備』。軽量かつ取り回しの良い、殺しに特化した武装達。
元々は「ゴーグル型小型演算装置」「立体起動防具」「小型仕込み振動ナイフ」「マグナム及び特殊弾」の4種。
で、あったが。その全てを幾らか余分な要素を取り除き、『真我妖精』用に再作成されたのがメビウス達である。

【メビウス】

L&P製、参式自立型支援妖精。
いつも燈の周囲をふわふわと浮いて追随する、緑髪の妖精さん。身長約50cm。
実質的な彼女の相棒。明るいがよく毒舌が混じる。ジャンプスクエアより重い物は持てない。


妖精の身体には予備があり、壱式:人間体・弐式:戦闘体・参式:妖精体(普段の)・肆式:■■体の4つが存在する。
エリシアの支援には妖精体だけで十分であり、第二話で人間体を呼び寄せたのは「嫌な予感がしたから」だそう。中の人的には「奏多が出てきそうだなって思ったから」。

「燈の望む事」を嘲笑いながらも第一に行動するが、彼女がその為に身を切ろうとすれば意地でも止めにかかる。最近は諦めた。
肉体的な成長は殆どしないが髪や爪は伸びる。のでお手入れは必須。
現在はヴィルヴィに頼んでセットしてもらっている。
元は“逢魔時”の別組織に所属していた研究者であり、事故によって肉体を失った所を人形・妖精に魂と精神を移された、というのが本人の談。実際は……

【ヴィルヴィ】

シャーロック製、鉢式万能歩行補助具。
燈を乗せて場所を問わず、何処へでも駆け抜ける車椅子。
彼女の心理を自動で読み取り、望むままに移動する自動運転。便利だね。
ついでに自身で勝手にアップグレードし、知らず知らずのうちに機能が増えている。対抗心か?
本来はパワードスーツのような形状であり、彼女がその意思を固めた時にその力で応えるかもしれない。
こちらも"逢魔時"の研究者の精神が内包されており、その人物は蜃楼シリーズの開発者である。

【グレーシュ】

開闢理論製、零式レネゲイド感応型穿弓。専用名称『許罪の灯』。
絵筆をモチーフとした、特殊な形状の弓。矢はその場で自動生成される。
『神獣殺し兵装(アンチ・ディバイン・ウェポン)』を対レネゲイド用に互換・転用した武装であり、一部レネゲイドビーイングに対する殺意が溢れ出たりする。
グレーシュは他の二体と同様に元々人間であるが、彼女は研究者ではなく被験体
燈が現特対からの離反を望むことになった原因の一つである。


メモ書き(成長候補もろもろ)

優先:エンハイ/デスストーカー([BC記載]隠密火力上昇) モルフェ/天の業物([HR記載]C値減少) その他:グレーシュ等のアイテムカスタマイズ
エンハイ:神の眼+リフレックス(回避)、光速の剣(隠密ガード不可)、ミスディレクション(範囲攻撃縮小)、マスヴィジョン(火力)、ワンショットツーキル([RW記載]二体攻撃)、痛みの極光([RU記載]他人ダメージ上昇)
モルフェ:黄金錬成*錬金秘本(常備P*係数上昇)
ユニークアイテム:サイドリール([HR記載]いつもの)、エナヴェイトD([HR記載]いつもの)
エンブレム:アンイールディングウィル(シナリオ1回復活)、アレクサンドリア([HR記載]皆の1判定固定値+4)

作者の所感兼書き込み損ねた裏設定

またこの人自己犠牲欠損破綻者女作ってるよ。癖なの?そうです。
まぁイヴは眼と感情1つ程度ですからねこっちの方が酷いですそういう事ではない?そうですね
ハイライト無い眼で至極当然のように自己犠牲発言させたいですね。イヴでもやりたい。

自分自身が理解できないので他人を愛する事は出来ても自分を愛する事が出来ないんですよね。
と言うか自分を理解する前に他人を愛しちゃったのでそっちがクソデカ感情化したのが原因ですね。愛は人を盲目にするんですよ。
一目惚れから始まる滅私奉公ムーブ。何か間違ってるよなぁ?
0からじゃなくてマイナスから始まってるのが原因かもしれませんね。

エリシアと言うのは燈が考えた『遙佳の隣に立っているべきである優しい女の子』の姿なので。
彼女自身がそう成れているのか、未だにその仮面を被っているだけなのか。
どちらにしろ心の中には大きな空白があるわけです。其の姿が完成する前に相手が死んじゃったので。
責任取って腹を切れ、とずっと心の中では思っているけれど。
何時でもその選択肢は取れる、と常に体は動くのだけれど。
その選択を彼女が望むだろうか?その結果、笑顔で居てくれるだろうか?どうなんだろう?という問いが未だに燈をエリシアたらしめている訳ですね。
あの鉄仮面を外して話せる相手は現状傍にはメビウス(と他の特殊兵装)しか居ない訳です。ずっと一緒に居て、どんな道を歩いて来たか知っているから。
相談相手になってくれそうな奏多は居ない、支部員の三人には気苦労をかけさせてしまうだろうから良くない。他の二人は論外。
じゃあそっと閉まっておくしかないですね。
「そもそも仕舞っておく負の感情が無い代わりに生まれてくるはずのモノを理解出来ない」イヴとの大きな違いが此処に在るんですね。
人の心は無くは無い。でも人間の前提が欠損している。ので、結局人間を真似る怪物になってしまう。私の好きな概念です。

誰もに笑顔で居て欲しいって考えてるけど現状誰かを傷つける事しか出来ないんですね(水晶の剣も殺意だよ)。血なんだよ。
「皆が笑顔で居られるようになったら私不要ですね。じゃ……(サラッと消えて身を投げる)」ムーブすると思うんで誰か止めて。
特殊兵装共止めない&止められないから。

ちなみに「どんな本が好き?」の問いは対象がどんなモノを好むかを探るためのモノです。
真相看破欲しい。

下半身不随?アレは相手の脊髄を損傷させるレネゲイドの修復能力でも治らない"呪詛"が掛かっています。
ヴィルヴィを特殊兵装モードにすれば呪いは打消しが可能です。ただし対魔忍衣裳を強制させられるよ。

秘密兵器達は全部自我持ちで燈=エリシアの事第一で動くけど
・メビウス:限度アリ。ただし唯一彼女無しでも動けるので後始末等はしてくれる(苦労人)
・ヴィルヴィ:何処までも死地までもお付き合いするよ。秘密兵器の役目だからね(ストイックな仕事人)
・グレーシュ:[平時]一緒に行こう!大丈夫お姉ちゃんと私達なら何でもできるよ当然だね!
       [自己犠牲時]ヤダーッ!!!!死んじゃダメ!!!!!!!!やめようよ!!!!!!!!!!!!(実は一番感情豊か)
位の違いがあるよ

燈火楠?アレはただの逸品だよ。アイテムデータ作ったらカスタマイズ全部載せ位するけど。
姉貴がちょいとばかり……時間溯行能力を付与してるだけで……

履歴

救いは捨てた。願いも消えた。叫びも枯れた。
だから私は、生ける屍なのであって。
けれど、そう在る事は望まれないでしょう。

私はエリシア。あの新月の日、暗闇の中で死神は死んだのです。
朝のひかりに、その妖精は笑う。はるか先の、未来かなたに届きますようにと。

能力測定

物理強度:D 戦場機動:C 生理的耐性:A
戦術立案:B 戦闘技術:A レネゲイド適正:C

個人資料

エリシア。妖精のように笑い、語り部のように物語を紡ぐ彼女。
その胸のうちを語ることは無くて。深層に潜む雫の色は、誰も知らない。

第一資料

[蜃楼シリーズ]。彼女の持つ、特殊な兵装達が属するシリーズの名称。
UGNでもFHでもない、とある組織が作成した『所有者を支援する』事に特化した道具達。
従来の製品名とは別に名が付いており、弓には『グレーシュ』、車椅子には『ヴィルヴィ』、自立人形には『メビウス』と名がある。
これらは彼女がUGNに入って直ぐ、何処かから匿名で贈られてきたものである。エリシアには心当たりがあるようだが…………?

なお、蜃楼シリーズはレネゲイドビーイングやブラックドッグ・モルフェウスシンドロームなどによって作られた被造物達とは大きく異なる。
「レネゲイドウイルスを活性化させる」事は可能だが、その構造にレネゲイドそのものは関与していない。

第二資料

本名、朝在 燈。
この本名はUGNの資料には記載されておらず、それを知るのは彼女が認識している範囲では自身と姉、そして『池袋の白夜』以前からの彼女の友人二人だけである。
同僚にもその名を語らないのは、彼女自身がその名を「自分の事」だという認識が非常に薄いからである。
そもそも、彼女に関する資料はUGN所属後の物が殆どで出身や過去の経歴に関しては一切白紙である。
────────彼女は一体どこから来たのだろうね?

第三資料

真我妖精の資料の編集には、辺境の支部の長にすぎない彼女の立場とは不釣合な権限を要求される。
それは何故か?答えは簡単。
朝在燈という人間の縁者が、UGN本部に存在するからだ。

シグルドソン・フェレージ。元秘密情報部(SIS)職員、元UGN本部評議員、現UGN本部評議員■■■■■補佐。
人間であるが、覚醒したてのオーヴァード程度であれば対処できる位の武闘派。ジジィなんですけどね。
世界の調和を保つことを己の使命と信じて疑わないが、レネゲイドウイルスは兎も角UGNとFHの対立には正直興味がない。
「悪徳は一つではなく、正義も一つではないからの」。FH全てを悪とは思わず、UGN全てが正しい側に立っているとは認知していない。
全てを見定めた上で解を出さんとする、気の抜けない老人。

…………彼は、燈の母方の祖父に当たる。この事実はUGNでも知るものは彼の直属のみ。
元より情報が少ない事に加え、自身の弱みとしないためにシグルドソンが情報統制に手を回しているのが真我妖精という異常。

なお燈と実際に対面した事は一度も無い。そして、燈もシグルドソンを知る訳ではない。
が、彼は間違い無く燈が自分の孫であると言う。
「……愛しき一人娘の生写しだ。間違える訳がなかろうて」

第四資料

簡潔に語ってしまえば。彼女は人間としても、オーヴァードとしても真っ当な存在ではない。
秘奥によって呼び出された縁のある幽霊に、燈の霊魂を埋め込んで受肉させたのが“真我妖精”である。

秘奥、その名を『黎明時計』。レネゲイドの遺産とも異なる、別種の神秘の1つ。世界を意のままに変えることが適う奇跡。
彼女の心臓は黎明時計が変質したモノであり、鼓動の代わりに針音を刻んでいる。
もっとも、通常の方法ではそれを感知することは出来ない。黎明時計に干渉しうるのは黎明時計だけなのだ。
ちなみに。彼女は「生命としての死」をしない。肉体ごと「消失」するのだ。血も肉も残らない。残るのは、流れた時の積み重ねだけ。


追記。
彼女の下半身不随。それは怪我や病によるものでは無い。そして、レネゲイドウイルスとも関連が無い。
その要因は呪詛。陰陽道の類や■■の神秘でも解呪する事の無い悪意。
何よりそれはエリシア個人に向けられたものでは無い。
「縁のある幽霊」が受けていたそれを、受肉時に引き受けてしまったのだ。

昇進資料Ⅰ

『逢魔時』。UGN発足以前よりもっと前より存在する、謎に満ちた秘密組織。
朝在の人間としてこの世に生を受けた彼女は、彼らと関わりあう事を運命付けられている。
────敵対者に現世との決別を齎す、死神(あざい)の一人として。

『逢魔時』からの離脱の際に連鎖的に発生した事件において、彼女は瀕死の重症を負った。
レネゲイドウイルスによる治療が敵わないその疵を解消する為。漂う崩環(メビウス)矛盾螺旋(ヴィルヴィ)は、黎明時計による荒業を取った。

その際に元となった人物が保有していたレネゲイド能力と永久的な下半身不随の呪いを引き継ぐ。
そして自身の過去の記憶の殆どを失い、僅かに残った「幸せな記憶」ですらも「自分の事だと思えなくなる」という一種の記憶障害を負うこととなった。

斯くしてこの世に産み落とされた“真我妖精(エリシア)”という伽藍。
ある意味では救いであり、ある意味では新たな枷。
燈という人間の罪を一先ず放棄した彼女は、『エリシア』としての仮面の道を歩くことにしたのだ。
そして、「生まれて」半年後。彼女は、運命の乙女と相対する事になる。

刃の心、それ即ち忍の信念。心無くして強者に非ず。
罪を許す灯の持ち主。汝、何を以て穏を護る?

昇進資料Ⅱ

"許罪の灯(ペルセポネー)"、燈の武器の名であるグレーシュのもう一つの銘であり、彼女自身のもう一つのコードネーム。
これはUGNに公的に記述があるわけではなく、かつ彼女が名乗っている訳でもない。
では一体この名は何なのか?

これは彼女の姉の現在の異名であり、『逢魔時』在籍時に燈が充てられていた二つ名である。
所属から6年が経過した10歳時点で、「歴代の逢魔時所属者と比べても最高峰」と言われるほどの強者であった彼女。
燈はこの名を「自分の罪の象徴」として未だに胸の中に抱えている。
彼女がこの名を誰かに告げる時は、「これからあなたを殺します」と言う意思表明なのだ。

過去も願いも何もかも、自分の記憶からまっさらになっていたとしても。
姉が私の罪も一緒に背負おうとくれているのは理解しているけれど。
きっと、これは私だけが背負わなければならないものなのよ。

モジュール【燈火楠】

「どんな髪型が良いかな?」そう、問われた。
「うーん。何でもいいわ、遙佳の腕ならどんな髪型でも私を可愛くしてくれるでしょう?」
彼女に対する信頼と、愛情から出た本心。
「うん、勿論!任せておいて」
鏡越しの彼女の笑みに釣られて、私も笑う。
「知らないうちに俺の珈琲に砂糖入れたか?」
奏多の冗談も、鏡の外から。
「じゃあ────────」

誰も居ない、夜の神津島。
桃色の髪をした車椅子の彼女と、緑髪の浮遊する人工生命体。
砂浜で、一人と一体で波を眺めている。
その脳裏に過ぎるのは、何時かの波打ち際。

「エリシア」
「なぁに?メビウス」
「いつまで、髪を伸ばし続けるつもりなのかしら?虫が集るわよ?」
「いつまでかしらね。少なくとも、可愛くない整え方をしなきゃならなくなる時までかしら」
「ソレ、絶対来ないわよね?アナタが毎日のように一時間かけて髪を整えているの知っているもの」
「分かっていてくれているのなら、どうして聞いたの?」
「────────忘れられないのね、あの子の事」
「そうね」
「ねぇ。いつまでそうしているつもり?」
「分からないわ」
「へぇ。馬鹿ね」
「少し抜けているところがあった方が、女の子は可愛いのよ?」
「えぇ。あんな簡単に自分の罪は忘れられたくせに、愛は忘れないのね」
「だって。恋する乙女は最強だもの」

燈火楠(とうびくす)。彼女の愛する人が、知らぬところで知り合っていた彼女の姉と共謀して作った髪留め。
大事な、”おまじない”がかけられているが────────

良いのですか
「はい。私が、これが良いって思ったんです」
では、微力ながらお力添えさせて戴きましょう
「────────燈、喜んでくれますかね?」
えぇ。あの子なら、絶対に

回想秘録【闇を歩むなら】

深夜。誰も寄りつく事の無い、廃ビルの三階。
銃声が、一発。骸が出来上がった。
「────────任務完了、帰投します」

今日の目標は、FHと手を組み都内で大規模爆破テロを起こそうとしていた"数"。
"視た"全員、処理を終えた。一発で終わらせたため、清掃の手間はそれほどでは無い筈。
……そんな事を考える余裕があるのなら、次の案件だ。
UGNに逃げ延び、なお王を擁立せんとする裏切者の処分。可能であれば、その息が掛かったUGNの面々も全て。
この世界に、無意味に混沌の主を生み出してはならない。美しき光が照らす場所を、絶やしてはならない。
そう何度も言い聞かせて。



早朝、帰路の途中。街灯が切れ始める頃合い。
ふらりと、美容室の前を通った。
髪など弄る気もないので、縁遠いが。
開店準備中らしく、店員が一人で掃除をしている。
興味は一瞬、直ぐに消える。視線を切ろうとして。

ただ一人、緑色の女性店員と眼が合う。こちらを見て、何故か呆けるように口を開けていて。
ネームプレートには「楠」。何処かで会っただろうか。
生憎、同僚と標的以外の顔を覚えることは無いのだが……

と思っていれば。彼女が店から飛び出してきて。
「あの、お姉さん。コレ、先月だったかな、うちの前に落としましたよね。直ぐに追いかければよかったんですけど、ごめんなさい」
彼女がポケットから取り出したのは、ハンカチ。
以前「女性らしさの欠片位持て」と協力者が押し付けてきた、ソレをすっかり忘れていた。
仄かに、洗剤の香りが残っている。……どうやら、何度か洗濯してくれたらしい。

「……ご迷惑をおかけしました、感謝します」
典型的な挨拶と礼をかけて、ハンカチを受け取る。
そのまま足を進めようとして。
「その、もしよかったら。今度うちに来てください、お姉さん、髪ボロボロですよ?」

「…………考慮しておきます」
そう返して、縁を断つようにさっさと歩いていく。
けれど。視線が、ずっと向けられているのを感じていた。

いけない。闇を歩くと決めたのなら、光に手を伸ばしてはいけない。
広がる深淵を喰い止めるのが、私の為すべき事なのだ。
足を、闇へと向けて、ただ止まる事無く歩み続けよう。世界を救い、護る、大義の為に。



「────────また、会えるかな」
どこか寂しそうな、桜色の結いを見送って。
独り、彼女は再開を願った。







────────変な夢を見た。
私だったハズの誰かが、今でも誰かとして生きている未来。
もし、もし。本当にそう在ったのなら?
それは────どこか悲しい、寂しい話ね。


『真我妖精』

黎明時計 識別コード:05-A6/S 起動確認
使用者確認 代理起動の確認 所有者との同意成立
特権起動 選択:霊魂召喚 目標名称:梁擬 黎快

「よし、呼び出しは出来たから……」

黎明時計特権起動感知。
精神交換及び肉体置換適正確認。
適合率94%。成功率13%。

「思った以上に高い(・・)ね」
「────────やろうか。ヴィルヴィに出来ない事は無い」

改変開始。





眼を開ける。知らない天井、知らない空間。────────否。
何もかもが、解らない。自分の存在すら朧気だ。
現状で理解できる事を、拾い上げる。

「何処かの施設……と言うよりは、洋館だろうか。の、一室。ベッドに寝かされている」
「下半身の動作が行えない。存在しているという事は、何かしらの疾患だと推測」

そして、何より大事な事。

「…………私は。誰だ?」
「個別名称、名前…………」

一般常識であれば幾らでも脳内にあるが。
人間であれば持ち得る筈の、その情報が湧いてこない。



「ヒカリ。アザイヒカリ」

いつの間にか、ベッドの横。椅子に座ったメイドらしい女性が語る。

「「朝が在る」と書いて朝在(あざい)。ヒカリは、火に登る……「(とも)す」の一文字で、そう読むらしい」

「ありがとう」

「いやいや。それ位は礼に及ばないよ」

どこか楽しそうな笑みを浮かべながら、彼女は続ける。

「という訳で、やぁ。私はヴィルヴィ、『映宙翁』のヴィルヴィだ」
「早速だが謝らせてもらうね、燈。君は生きているが、9割がた死んでいる」





くすのき堂、夏の日の夜。

『無理やり身元隠しの為にUGNに突っ込んだけど。いやはや、支部長にさせられたのは想定外』
『でだ。アレからもう9年か10年が経つわけだが』
『ぶっちゃけそろそろ君の身体は消えるよ』

車椅子────────踏破流転(ヴィルヴィ)が、私に未来を告げる。

『黎明時計の特権自体は別に時間制限がある訳じゃないけど。私の小細工はそうじゃない』
『限界が来れば、その身体ごと君は崩れて消える。亡霊の形を変えているだけだから、骨の一つも残りはしない』
『ごめんね。…………キミにも、支部の皆にも、楠姉弟にも。この詫びは、私が言うべきだ』

「『真我妖精』は燈の(うそ)」。いつか泡と消える、ひと時の夢。

「いいえ。とても、とても楽しい夢だったわ」
「────────遙佳の所に行けないのは、残念かしら。いえ、元から行ける身じゃなかったわね」

『…………そんな事は、ないさ』



彼岸の日。それが、真我妖精の消える日。


『────────問題は、もう一つ』
『“越界”からの伝言だ。“ゴーストライナー”や“奇成論(クレーマー)”がキミの存在を察知した』
『うん。君と言う存在は余りにもイレギュラーであり、悪い言い方をすれば「良い実験素材」だ』
『そして。ヴィルヴィの目算なら……ぶっちゃけする必要も無いんだけど。神津島支部の面々じゃ彼ら片方だけでも相手できない。全滅する』
『逢魔時の嫌な所だ。「時計持ちは時計持ちでなければ相手にならない」、霜星の住人が例外なだけでさ』

『なので。彼らが接触してくる前に、この支部から去ろう』

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第一話 40
第二話 40

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