彼女の本名は熊野陽里(くまの ひかり)、彼女が演じている鈴谷楓花の友人だった。
どこか憂いた雰囲気を持つスクールシンガーであった楓花に心酔したことをきっかけに唯一無二の友人となったが、3年前のある日、電車が脱線し1両まるまる潰れるという大事故に2人揃って遭いお互いに致命傷を負う。
非オーヴァードである瀕死の陽里を救ったのは既にオーヴァードとして覚醒していた楓花だった。
彼女は自らの命と引き換えに陽里を救い、その時の影響で陽里もまたオーヴァードへと覚醒した。奇しくも友人の能力の一部を引き継いで。

ノイマンとして覚醒した彼女は恩人であり親友である彼女の言動や容姿を模倣し始めた。最大の友人としての記憶と天才(ノイマン)の能力でそれは完璧なまでの演技(コピー)となり、鈴谷楓花は蘇る。
――凄惨な事故から生還した奇跡の歌姫として。

あまりにも真に迫る演技を日常的なまでに続けていたため彼女自身ですらどっちが自分だったかわからなくなっている。尤も、それすら彼女にとってはどうでもいいことなのかも知れない。
彼女の両親にすら｢熊野陽里は事故で死亡した｣と通達されており、たまに接触する時も｢友人｣としてである。
そんな彼女の素が現れるのは彼女の意識が最も薄い時――寝起きの数分だけである。

楓花を中心に結成されたバンドグループ。意味は「天への叫び」。
ロックバンドではあるがポップやメタル、バラードなど無節操に手を出している。

以下メンバー紹介

｢諸君、これは我らの叛逆の狼煙だ｣
◆"奇跡の歌姫(セイレーン)"鈴谷 楓花 ヴォーカル/キーボード
バンドグループ｢STRATOShOUT!｣のリーダー。
キーボードとヴォーカル、作詞を担当している。
彼女の書く詞は基本的に難解かつ刺激的なものが多い。
金銭管理が下手だが圧倒的知識から料理は上手、ただしアレンジセンスは致命的。
主な居住区は屋上前の踊り場。

｢やっぱり自由なのがいいよね！｣
◆""桜木 心愛(PL:ササミ氏) ギター
バンドのギター＆作曲担当。低身長と可愛らしさでマスコット的な人気も得ている。
大型のギターを愛用しており、｢ギターの方がデカい｣は禁句。
よく1人で会話をしていることがあり、何も知らない人から不思議がられている点であり人気の一端なのかも知れない。

｢なはははっ！自由にボンゴも叩けないんじゃやってらんねーって！｣
◆"大地の暴君(ピピストレッロ)"川守 馨(PL:アサ氏) パーカッション
突っ走りがちなリズムメイカー。手先が器用。ドラマーではないらしい
ライブ中も時折先行するのでいつの間にかライブから曲目(プログラム)が消えた。
その時のノリと感覚で選曲している。
ヴォーカル枠を狙っているが…

｢俺って、"男らしい"だろ！｣
◆"夜叉狐(ウェアフォックス)"十七夜月 李穏(PL:かい氏) 和楽器
女装男子ならぬ男装女子。和楽器だけでなくピアノにも造詣が深い。
バンドでは和楽器全般と通信関係を担当しており、彼(女)のおかげで文字通りの｢ゲリラ｣ライブが可能となっている。
｢男らしさ｣に強いこだわりがあるらしい。


元々楓花はソロ活動を行っていたのだが噂を聞きつけた川守がボンゴを抱えて乱入。
1度は摘まみ出されて解決したかと思えたが後日、練習中の楓花を桜木と一七夜月を小脇に抱えた川守が再度強襲、なし崩し的にバンドを組むことになった。
結成時、楽器編成が弦楽器と打楽器のみだったため楓花がキーボードへ転向することにもなった。
「勝手は違うが、どうと言うことはない」らしい。

現在では「閃いた」桜木が曲を起こし、それを聴いた川守がリズムを取り楓花がメロディを合わせて一七夜月がそれを記録する。
という流れが主流になっている。
が、たまに思いついたように各が曲を持ってくることもある。

■TRAILER
諸君、今よりこの学園は独立国家とする。
諸君らは、国の統治者の命により、国外へ出る事を禁ずる。
この学園を国土、学生を国民、我々生徒会を政府として、
ここに立国を宣言する。
一つ、消灯は夜9時
一つ、テレビ、ゲームは厳禁
一つ、諸君らの反逆は喜んで受けよう。

厳しい法律、自由のない生活。
生徒会長--紅蓮と生徒会面々が、生徒たちを巻き込んで立国(立てこもり)を始めて早一月。君たちは自由に飢えていた。俺はこんなとこいられるか！！反逆だ！！
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使用データ：IC,EA,LM,RW,CE,