容姿・経歴・その他メモ

クトゥルフの自探索者(暗黒の祖先64、行方不明の家族)が元になったダブルクロスのif…のif

コードネームの『瓶詰の地獄(ホルマリン)』はソラリスのシンドロームがあるから名乗っているが

実際は後述の出生と、自身の実験体としての経験から自嘲してつけたもの
(詳しくは青空文庫の『瓶詰めの地獄』をググって)


未来の両親はとある結社の一員のオーヴァードであった。
否　厳密には　両親共に『ジャーム』だ。

未来の両親にあたる人物は実の姉弟であり、
姉(母)の方は『弟』に関する欲望を持っていた為、衝動による行動指針が『そうなった』。
弟(父)の方は『家族』に関する欲望を持っていた為、衝動による行動指針が『そうなった』。

Eロイス虚実崩壊、心の爆弾などなど…一夜にして永遠の夢まぼろしには事欠かない。

しかしながら、両親の所属している結社のバックアップがある他、範囲や被害が小規模すぎた為(※犠牲者は0ではない)、未来が高校生になるまでは発覚もなく、追われることがなかった。

なにしろ彼らは『血の繋がった』『本気の』『家族ごっこ』をしたかった、していただけなのだから。

しかし、別世界線と違い、両親は蒸発しなかった。
高校生…それは進路を決める時。
進路…それは、両親から自立、巣立ちの合図。

２体のジャームは、それを許さなかった。
あるいは、ジャーム故の何かがあるというのなら、世界の滅びを予感していたのかもしれないが。

未来は殺されかけた。その際の被害から、UGNに露見及び発覚した。
その後はジャームの子供ということで、様々な研究及び実験を受けさせられた。
しかし、未来は別段レネゲイド反応らしい反応はなく、『ワーディングが効かない体質』以外は普通の生活をしていた。
皮肉にも、UGNの実験体となったことで覚醒してしまったのだ。
訳もわからぬまま両親に殺されかけ。
訳もわからぬまま研究施設での保護と実験の日々。


しかし、世界は滅んでしまった
実験体であった未来は、その騒動に紛れるように運良く、あるいは運悪く滅びを免れた。

まともな戦闘訓練なぞ受けてはいないが故に、非効率的な戦い方しか出来ないが、それでも、自他が人間かオーヴァードかジャームかも分からぬまま、何も分からないまま生き足掻いていた。

ジャーム(と思われる危険存在)や死体から追い剥ぎや死体漁りをしつつ、理性がある人間(と思われる存在)には情報交換や物々交換で生き抜いてきた。


瀉血により、美容健康の維持は容易かった。
しかし、忌まわしき血の事実は消えない。例えソラリスとの複合で痕跡を誤魔化せても、事実は消えない。

かしずく歯車のような体は、血流と心臓をいじれば指先すら微動だにせず、正確に動作する。

どうしようもなく、血に呪われた(祝福された)体を自覚しながらも、なんとかまだ、しぶとく生き足掻いていた。

『全てが無くなった日』から、おおよそ十年は経っただろうか、暦が最早意味をあまりなさない、そんなある日

廃墟を発見した。廃墟に危険な存在がいないことを祈りつつ、物資補給という名の家捜しをしていたら

一人の『人間』に出会った。

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