容姿・経歴・その他メモ

キャラクター設定

名前

　比良坂　夜　（ひらさか　よる）
　

容姿

髪色：灰白
瞳色：赤

年齢にそぐわない大人びた雰囲気の美人さん。
どこかミステリアスな、不思議な感じのする人。

性格

　クールでミステリアスな容姿とは異なり、
　意外と話はしやすい方。たまにお茶目な先輩。
　ときどき所作や言い回しが古風で、おばあちゃんっぽい。

好き・得意
　・面白い子、面白いこと

嫌い・苦手
　・アレルギーのある金属があるらしい。（何かは教えてくれない）

―――容姿を褒められて
　「そんなことはないさ、ありがとう。
　　…え、秘訣？　そうだね、妖怪とか、お化けかもね」

―――電話について
　「今の君たちは、こうして"すまほ"ですぐに話せるからいいよね。
　　昔は文箱に香りをつけたりなんかしてね…」

―――真相に触れかけたUGN職員に
　「君たち人間は、少し賢すぎる。
　　"怪異"はね。知らない、解らないからこそ恐ろしいものだろう？
　　…知らなくて良いことを知ってしまった子は、どうなるんだろうね？」　
　　
　　職員は現在行方不明である。

概要

　N市公立高校の三年生。
　実家は和菓子屋。
　才色兼備、ミステリアスなお姉様で下級生（の女子）に特に人気がある。
　
　よく学校をサボるが、"なぜか"皆それが自然だと思っている。
　また、生徒の親の情報によると、数十年前にも同名の先輩がいたらしい…？
　
　実態は人間に擬態している、独立型のレネゲイドビーイング。
　UGNのN市支部長を務めており、本人曰く「妖怪」である。
　オーヴァード関係者に限らず、容姿の秘訣等について尋ねられれば
　「妖怪だから」と答えているらしい。（恐らく冗談だろう）
　
　何のシンドロームを使うオーヴァードなのかは不明。
　バロール、オルクス、エグザイル辺りが疑われているが、
　決定打がなく議論が続いている状態。本人は「秘密❤」とのこと。
　見た目はとっつきにくいが話しやすい。

⬇後は知らなくてもいい設定

設定

"学生”

　何らかの能力で、学校全体を洗脳あるいは誤認させることで
　生徒として在学・通学している。害はない。
　オーヴァードならちょっと違和感に気付くかも、程度。

"甘味　ひらさか”

　夜の実家にあたる和菓子屋である。
　学校から繁華街に向かう途中のビルにあり、それなりに繁盛している。
　テイクアウトがメインだが、小さな飲食スペースもある。
　
　1Fが「ひらさか」であり、2Fから上はUGNのN市支部である。
　当然、夜に両親など存在しない。
　その他の職員には「夜さん」と呼ばれており、気さくな関係。

"霧谷との関係”

　利害の一致により、霧谷がUGN支部長待遇で迎え入れたと言われている。
　「力もあり、こちらから裏切らない限りは信用できるが、信頼は間違ってもできない」
　とは霧谷の言。
　霧谷だけは「怪異としての夜」の本性を知っている。

"PC4：犬神　仁"

　N高の教師を務めるUGNエージェント。
　霧谷への忠義篤い懐刀として名高い彼が派遣されてきたのは、
　霧谷が自分に対し実に警戒しているからだろうと思っている。
　
　甘いものが好きだったり、夜より背が低いことを気にしていたりと
　かわいげのある人物だと思っている。
　元々教師をあまり年上扱いしない夜だが、犬神のことはからかったりして
　かなり気やすい（と他の生徒からは見えている）

　呼び方は、学校では「犬神先生」、外では「犬神くん」。

"プランナー　『都筑　京香』"

　遙か昔から、仲良く殺し合いをする仲。
　お互いたまにお茶したりケーキを食べたりもするが、
　互いに心底互いを滅ぼしたいと思っている。
　まれに協力関係になることもあるらしい。

"UGNデータベース　『比良坂　夜』"

　・「独立型」のレネゲイドビーイングである。
　・極めて高い知性と、自立した意志を持っており、行動や思想に制約はない模様。
　・霧谷日本支部長が自ら勧誘し、N市支部長を任命。
　・本人たち曰く、「妖怪」であるとのこと。
　　「妖怪」を自称するレネゲイドビーイングは他にも複数確認されているため、
　　　同一勢力である可能性はあるが、目下調査を必要とする。
　　　何らかの動物を起源とする、「アニマル」に分類されるレネゲイドビーイングと推定される。
　・能力特定できず。いずれのシンドロームにも合致するが、いずれのシンドロームにも一致しない。
・危険度：Keter。思想、能力、性向いずれも極めて危険。捕獲したジャームを捕食又は類する処分の疑いあり。
　いずれにせよ、とても人間と迎合できる存在とは考えられない。討伐に向けた研究は水面下にて継続中。

"ネタバレ設定　「比良坂　夜」"

　ひみつ❤

正体について

　その正体は、悠久の時を生きるXXX、XXXXXXXX。
　そのXXを基に生まれた、XX型（レジェンド）に属するレネゲイドビーイング。
　古くは奈良時代の文献、XXXXXにその存在が確認できる。

　性質は美しく残酷にして、酷薄。醜きを嫌い、美しいものを好む。
　穢れなき少年少女を贄として貪ることを至上の愉悦とする、真性の怪異。
　人間は玩具であり食糧としか考えていない。また、レネゲイドを捕食することができ、それによって力を吸収する。
　人間の普通の食事も可能。最も効率が良いのはレネゲイド（オーヴァード）を捕食することである。
　弱点は"銀"である。銀食器などに触れると手が爛れる。血・体液は濁った緑色。
　
　年齢、誕生日、血液型等はすべてデタラメである。怪異にそんなものはない。
　姿も自在に変えられるが、最も力を発揮できるのは本来の姿であるXXX。
　能力を使い、気が昂ぶると瞳や髪が変色する。

N市にいる理由

　N市は彼女の縄張りである。
　昔のある"約束"により、「彼女が飽きるまで」という条件でN高を巣とし、そこに通う生徒を観察（見守り）している。
　よって、数十年以上もずっと「3年の比良坂先輩」が存在している。（誰も気付かない、気付けない）
　生徒は入学と共に夜の存在を認識し、卒業と共に存在を忘却する。生徒は自分から夜の逆鱗に触れない限りは安全。
　これは夜に限らないことだが、永き時を生きる怪異は基本的に"退屈"しており、
　自らを愉しませる刺激や面白いものを求める傾向にある。

UGN支部長をしている理由

　ゼノス（プランナー）とは遙か昔から敵対しており、かつ怪異を表に出そうとするFHとも敵対している。
　上記の2点から、コールドウェル離反後に戦力低下したUGNを立て直すため、霧谷雄吾が交渉した結果。
　「UGNに協力する」代わりに、「UGNのリソースの活用」という利害一致の取引が成立した。
　取引の条件として、ジャーム等のUGNの定義上「敵」となるレネゲイド以外は襲わないことになっているが、
　守っているかは定かではない。霧谷以外は夜の本性を知らず、気さくなレネビの比良坂さんと思われている。

仁科　静

かつてN高に通った女生徒。
ふとした事件から、夜が怪異であることを知ってしまったが、
紆余曲折あって夜に気に入られ、互いに「姉様」「静」と呼び合う仲に至った。
夜が興味を持って心を許した唯一の人間であり、怪異である夜の理性を繋ぎ止めている唯一の楔。
卒業時には夜によって記憶を消されてしまったが、その際に"約束"を交わしている。

余談だが、N高旧校舎の裏には小さな花壇がある。
当時、静が花を育てていた花壇である。静の卒業以降、現在に至るまでひっそりと夜が世話している。

セッション3　Moonless Night

前夜

　霧谷くんは、今頃あいつに気付いたらしい。
　UGNは随分のんびりしているんだな。
　
　「なぜ報告しなかったのか」と小言を言われてしまったよ。
　「聞かれなかったから」に決まっているじゃないか。
　アレはなかなか、面白そうな匂いがする。

後夜

　…かくて夜を覆う黒月は砕かれ、月桂空に還る。
　「月なき夜空」、か。
　
　わたしの前で「夜」を名乗るには、
　重ねた「夜」が足りないね。

PC1 津籠　新

　人間の言葉にこんな物があったな。
　「英雄、色を好む」だったか。
　彼は色好みでないものの、どうやら女難の相はあるようで。
　私達のような"怪異"は時を経ても変わらないものだが、
　短命の割には人間も変わらないものだね。

PC2 灰簾　黒江

　…あの時は、気まぐれだった。
　雨に濡れる子犬に、気まぐれに餌を与えてやろう。
　そう思っただけだったが…。
　中々どうして、奇縁というところか。
　
　ところで、あれは多分"恋"だと思うのだけど…。
　人間の文化風習は、同性を認めていたかな…？

PC4 犬神　仁

　君の苦しみ、葛藤。
　君の見ていた原風景(わるいゆめ)は、実に甘美な味だった。
　人の想いはこうでなければ。

　では一つ、褒美を与えようか。
　あの日、あの時、私が喰らった想いの残り香を漂っていたひとつ。
　今夜は彼女の想い(よいゆめ)を。

シナリオ　ダークムーン

　私に"怪異"の何たるかを説くとはね。
　…実に下らない、見逃していてやった結果がこれとは。
　君には失望したよ。

　我ら"怪異"なり
　人の子よ、我を畏れよ。
　"未知"を怖れよ。
　
　そうして、勇気ある者は…。
　立ち向かい、手にせよ。
　汝らの"日常"を、"明日"を。
　
　…たまには私もまた、絵巻を一つ起こしてみようかな？

セッション2　Kingdom Come

後夜

　近頃の刺激はとても良い。
　長い生に飽いた私には、日々の刺激が心地良い。
　…ついうっかりと、人への擬態をやめてしまいたくなるくらいには。

　"持てる者”と"持たざる者"。
　そんなものを標題に永遠の時を争うニンゲン。
　「強きは喰らい、弱きは喰らわれる」。
　それだけの、単純な真理を認めれば良いだけなのに。

PC1 津籠　新

　今回も中々良い物を見せてもらったよ。
　実にニンゲンらしく、熱いのだね。
　
　彼は生来"持たざる者"だった。
　それが今や選ばれた側に立つ。
　さて、彼はその立場から何を紡ぐのだろう？

PC2 灰簾　黒江

　不器用ながらも、彼女は　真っ直ぐだった。
　近頃の出来事は、更に不格好ではあるが、彼女を更にヒトへと近付けた。
　即ち彼女は、普通の少年少女(ティーン)　という砂の城を作り上げたわけだ。
　
　"それ"は果たして、守られるのか。崩れるのか。
　果ては捨て去るのか。
　君の結末を、私は見届けよう。

PC4 犬神　仁

　あの羽蟲も食事に消してやろうかと思ったが。
　ああも真摯に見つめられてはね、そういうわけにもいかないだろう？
　私はそこまで無粋ではないつもりだよ。

　彼のことは調べるとして…。
　不器用な正義を振りかざす悩める大人は、
　童たちの道の果てに何を見せるのか。

シナリオ　キングダム・カム

　私の"庭"を貸してやった砂遊びは、楽しかったか？
　お前程度の賢しらな小僧は、過去にいくらでもいた。
　お前がそこで終わるのは、力がないからだ。
　
　八重樫若菜。
　お前。
　そして再び、八重樫若菜。

　ニンゲンはいつだって、先に立つ者にただついていくだけだ。
　自分の意志で、道を選ぶことなどできはしない。
　鳥の雛のような生き物だ。

　故に。
　知る必要はない。
　ただお前達は"恐怖"していろ。

前夜

　…不快な音がする。
　煩わしい、虫の羽音だ。
　私の"庭"を荒らす、不快な虫の。

　…ああ、でも折角だ。
　彼らの輝きを、もう少し見せて貰おう。
　

セッション1　Gray Phantom

後夜

　フフ。中々楽しいものを見せてもらったよ。
　永く生きていると"退屈"なんだよ、私はうら若き女子学生だけどね。

　…ん？
　ああ、そう喚くな。
　私の"庭"を荒らしたのはお前達なのだから。
　知っていたか？　"怪異"からは、逃げられない。
　（断末魔が響く）

PC1 津籠　新

　おめでとう。
　かくて勇者は灰の獣を打ち倒し、娘を救う。というわけだ。
　
　彼は随分、律儀で面白い人間だね。
　知らないとはいえ、私に「ありがとうございます」か。
　霧谷くんも、あの素直さは見習っていいんじゃないか？　どうだろう？

PC2 灰簾　黒江

　不器用だけれど、歪んでいるわけではない。
　未成熟な、青い果実と呼ぶべきか。
　実にかわいらしいじゃないか。

　UGNはもう少し情操教育にも力を入れるべきだね。
　ヒトは感情の生き物たるが故に面白い。
　それが人間をより魅力的にするのだからね。
　
　純粋に後輩に慕われる先輩の役どころ、というのは嫌いじゃないよ。

PC4 犬神　仁

　（くすくすと笑って）
　あんなに警戒しなくてもいいのにね。
　霧谷くんは優秀な猟犬をお持ちだ。
　彼は実にUGNらしい人物だよ。

シナリオ　グレイファントム

　彼らの願いに免じて、私はお前を赦そう。
　
　…なんてね。
　彼女もまた、私のかわいい"愛し子たち"の
　一人には変わらないのだけどね。
　霧谷くんも犬神くんも、良い具合に誤解してくれているようだし。
　面白いから、そのままにしておこうか。
　
　強きが喰らい、弱きは喰らわれる。
　このセカイにおいて、キミが辿り着いたのは一つの"真実"だ。
　…ま、君は"怪異"になるには向いていないよ。
　
　しかし新くんは清童なのだろうか？
　押し倒してしまえば良かったんじゃないかな？
　最近の子は難しいな、昔は元服前に…（長話

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