設定・その他メモ

　蔵原雄哉が仕事中に拾った、壊れかけていた屍鬼。精神が不安定になりがちな屍鬼である上に以前の所有者に酷い目に遭っていたらしく、当初は反応も薄い有様だったが、現在はうるさい程に元気になっている。
　以前の所有者を『ご主人様』と呼んでいたが、先述の通りトラウマになるほど手酷く扱われていた事もあり、蔵原の事をややぼやかして『ごすじん』と呼んでいる。


　元々はある趣味の悪い人間が作った28体目の屍鬼。着せ替え人形であり、暴力と衝動の捌け口であった。起動した時点では屍鬼としては珍しく比較的安定した精神を持っていたが、理不尽な命令と暴力に晒される内に壊れた。
　趣味の悪い所有者の人間は業血鬼に殺され、奥まった部屋に捨て置かれていた二八の所へ来たのは人間と吸血鬼、蔵原雄哉とアルカードの二人だった。
　ブラッドパスの結び方を確認する二人をぼんやりと眺めていたところで誘われて（返事はしていないがブラッドパスは問題なく結ばれたので認めたのだろう事は分かっている）ブラッドパスを結んだ。