設定・その他メモ

一人称：俺
二人称：アンタ・お前
身長/体重：177/75
性格：ぶっきらぼう、大雑把、真面目
特技：柔道・喧嘩殺法
愛称：狗（イヌ）、ケン
傷号：皆月流（耐久値+5、攻撃力+1）
そのほか：契約後、力が異様に強くなってちょっと戸惑っている(特技、傷号により攻撃力+2・先制値+2)。

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「異形の者を狩る」
それを生業とする一族に彼は生まれた。
生まれて間もない彼を放りだしてでも、化け物のごとき形相で駆け回る両親。一人置いていかれた少年を大事に育てたのは、祖父だった。

「力は奪うことに使うものではない、お前の信じる道のために使いなさい」。
物腰の穏やかな祖父の口癖を聞きながら、そこらの山が小さく見える程の愛情とたっぷりの扱きを受けて少年はすくすくと育った。

そそがれた愛の深さ故に。
幸せと言える記憶が、刻まれていたからこそ。
祖父が殺された、あの日。
彼は怒りと復讐心に駆られることはなかった。

「お前らの言う、理想だの正義だのには興味ねえ」

嬉々とした様子で息子を復讐の道へと駆り立てようとする両親へ向けて立てた中指。その皮膚はぶ厚く、マメと傷とともに刻まれた彼の努力を知るのは祖父と友だけだった。
あの日を境に、彼は育った家を捨てて己の力を活かすために歩き出した。

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実際に会ってみた吸血鬼の感想を聞いてみた。

「恐ろしく強い。うん、あれはやべえ奴だ」
「…いンや、訂正。あれは“変態”だ」

そう淡々と感想を述べる彼は、変態という言葉が人間以外にも適応されるのだと思い知ったらしい。

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