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いいとこのお嬢様　まじめという言葉を学校に置いてきたタイプの学生　特別な存在にあこがれを抱いている

基本的に今の世界に不満はない、大体の事は思い通りになるし、ならないことはならない。
世界とはそういうものだ。　それを受け入れていた。　そんなある日、警察の偉い人な親戚がスカウトしてきた……
「ヴァンパイアハンター」に。　最初は驚いて、次に少し戸惑って、給料が凄いって聞いて、でも決め手はそう
「特別な存在」になれる事だった。

で、警視庁の地下にある「氷室」いう吸血鬼専用の冷凍庫で相棒とマッチングするはずだったのが……
予想外の事が起こって、最高に口と態度が悪い破壊衝動持ちの吸血鬼と血盟を結ぶことになった。

以上が私のプロローグ。なにも不満はなかったはずのなのに、血みどろの闇の中に足を突っ込んだ──『愚者』の物語だ


現代日本に生まれた普通の女子高生。ただし、数年前に家族が事故で全員いなくなっちゃった。その時の遺産や賠償金で一生働かなくても生きていけるだけの遺産はある

でも遺産の管理人は叔父さん夫婦で、叔父さんと叔母さんは『社会的貢献もしないままの人生は認めない』とか言って、私は住んでる家こそタワマンだけど毎月のおこづかいは５千円オンリー

つまり、お金に困ってないはずなのにバイト三昧＆慢性的金欠でなの。

でも、警察のお偉いさんでもある叔父さんがいいバイトを紹介するって言いだした。私には才能があるみたい。それがヴァンパイアキラーだったわけよ

でも、どういうわけか相方がアル中でろくでなしのロックンローラーみたいな奴でね。ファーストコンタクトは最低＆最悪だった

あと、たぶん私が悪いみたいに誰かが言ってただろうけど、氷室の誤作動を利用して私を『釈放カード』あつかいしたのはアイツのほうだから！

まぁ、とにかく！私はお金が欲しくて、もし叶うなら……この世界に自分を刻みたい。吸血鬼が恐れる吸血鬼狩り、最高じゃな

……まぁ、だから、パートナーの倫理観が３００年前の化石状態でも、どーにかするよ。うん

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