設定・その他メモ

100年ほど前に教え子を喪った。なんてことはない銃殺だ。風でも吹いていたのか、その血は羽の模様を描くようについていた。

その手に握られた拳銃は何だ？
その口はどこを向いていた？

そうした後に、貴種と呼ばれる吸血鬼になった。そのときは、人を超えた力でただ世直しができるのではないかと、酔狂な考えに陥っていたのだ。しかし日の光をも浴びれず、何も成し遂げられぬまま何十年も月日が流れた。
墓参り中にあの子と再会した。死人が生き返った。その時はそう思ったのだ。だから血盟を結ぶのにも抵抗はなかったし、後悔もしていない。共に業血鬼に襲われたのはむしろ僥倖であった。
そして、永い永い夢が始まった。…昔出来なかった授業の続きをしよう。初めは名乗り方だ。ほかに文句はないから、まずはこれを学びなさい。

ちょっといい大学を卒業し、その大学で講師を務めた。(100年ちょっと前)
文学と英語がちょっとできる。
物覚えが悪く、会話の内容はよく抜け落ちる。日々の記録は手帳に簡単に記している。ハロウィンにてパートナーの氷上と撮った自撮り写真が挟まっている。後ろ結び袴と地雷系セーラーの組み合わせである。
常に何かしらの本を持ち歩いている。内容は日によってまちまち。草枕の時もあれば、図書館で借りてきた映画の脚本の時もある。名前を聞かれると、本の中から偽って答える。ダウトファイアと名乗ったこともある。SIDに提出した白冬帯人と言う名も、実は本当の名ではないのかも知れない。その実というか、白冬帯人と言う名は、「夢の叉路(架空の小説(内容はある))」の登場人物(彼も先生であるが)から取っている。
左利き。右手で本を持ち、左手でペンを持つ。

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