今度はエネを探すため『再生の揺籠』に潜入した。
エネ……私のカギとなる存在。次に出会ったら私はどうなってしまうのか。
私が私でなくなるかもしれない。
さりげなく、ノワールさんと再会したノクターナさんに探りを入れる。
マヒロのハーレム計画に組み込んでもよさそうだ。
私は彼の夢をかなえてあげたい。
そこに私がいなかったとしても。

我ながら自分は甘いと思う。
エリカをあんなにした原因であろう研究者も、あんなに恨んでいた姉も殺せなかったからだ。
事情を聴くと同情してしまう。
これからの戦いでこの甘さが命取りにならなければいいが。

マヒロと婚約した。ハーレムの一人でも構わない。
ボクを見てくれてさえいれば。

人形にエリカの毛髪を植毛した。キミは今日からエリカだ。
返事をしてくれたような気がする。ずっと一緒だよ。

ランロクとやらが出てきたので全員で袋にしたら、また妹が出てきた。
婚約発表してやったら、怒り心頭の様子だった。ざまぁみろ。
ただ奴は破壊神を召喚した。噂の通りってわけか。
見つけたぞ。マヒロの妹とはいえ容赦はしない。
必ずこの世から消し去る。

エリカ、どうしたらキミを救えただろう？キミと離れずにいられただろう？
あの時小舟に乗ったからか？
私は間違った選択をして[ここから先はインクがにじんでいて読めない]

勢いで大胆な行為に出てしまった
マヒロの唇を守るためとはいえ……今思えばなんて破廉恥なことを
レナに昔の自分を感じてしまい、つい発破をかけた
ナイフも役に立ったようで何よりだ
彼女を引き入れるということは侯国も帝国も敵に回すということ……
気を引き締めて臨まねば

今日は砦を調査した。
調査中に見つけた派手な下着……これは使える……。
そして、敵の隊長と戦ったがすき焼きを食べたら終わってしまった。
その後、敵に囲まれて、マヒロの妹さん……に救われたと思ったら、殺されかけた。
マヒロに近づかないように釘をさされたが、負けない。
新たなライバル登場だ。
しかし、あれからマヒロの様子がおかしい……心配だ。
心配すぎて、すき焼きが喉を通らない……。
ここにもエリカはいない。

エリカは見つからない。
ううう…わた…ボクとしたことが勢いでなんてことを
でも、実際あの時は受け止めてくれて助かったし
言い方はあれだがマヒロに「雄」を感じたのも事実
こんな気持ち、師匠以来だ…

……生き延びた。ただ、それだけ。
偶然買っていた転送石のお陰で、また始まりの町に戻ってきた。
戻るなら！なぜ逃げた！
門番は死んでた。いい人だった。
生きてる人たちがいた。
救いだ。
エリカの姿はない。

生まれて初めて拷問をした。
とりあえず加減がわからないのでくすぐることとした。
なんやかんやで打ち解けた。誘導したような気もするが気のせいだ。
彼女はエリカというらしい。
所属していた組織に狙われるかもしれないので匿うことにした。
守ると約束した。

したのにっ！！！！

今日は採掘でしこたま儲けた。ラッキーだ。
カメンライダー、救世主伝説はおとぎ話ではなかったのか。
姉さんがライダー？救世主？ふざけるな。
今更いい子ちゃんぶっても遅いんだよ。
絶対に許されない。絶対にだ。

エネちゃんを手伝う途中、道に迷ってたら、ガンをつけられた。
もちろん、ケンカを買ったら死にかけてしまった。
その後なぜか意識を取り戻したが、あれはなんだったのか。
歌が聞こえた時、エネちゃんを守らなきゃいけない気がして
とっさにプロテクションを撃った。
いい判断だったと思うが、判断が早すぎる気がする。
違和感を覚えたので日記に残すこととする。

ゴロツキに絡まれていた女性がいたので助けようとした。
しかし、態度が気に食わなかったのゴロツキの味方をすることにした。
「なめられたら死」だと師匠も言っていた。
ボクが味方した方が正義だ。なぜならボクは正義の味方だから。
その後、なんやかんやで依頼をこなした。
「ただいま」…か久しぶりに言ったな。

この大陸に帰ってきた。何年ぶりだろうか。
数えるのはよそう。大事なのはこれからだ。
そう。幸先よく見つけたのだ。復讐の相手を。
その途中でパーティを組んだが、まぁ……短い付き合いだろう。
ボクはこれでも追われる身。せいぜい売られないように気を付けよう。