女神グローヴィスと瓜二つな少女。ただしそっくりそのままと言うわけではない。しかし、決定的に違うのは熱が冷めたのか特徴的な赤色が失われた事だ。刃の様に鋭い灰眼と鍛えられた鋼を想起する蒼銀の髪。加えて性格も余り似ていなく、寡黙さは何処にもない。

　冒険者登録に行く皆と院長に駄々を捏ね、ヴァンスターに着いて行った。それまで剣を触ったことも無ければ、修行したこともない、それ以前に体が出来上がっていない。そんな彼女が記念として、冒険者登録と実力把握も兼ねた昇格試験に参加したところ…短剣や長剣、両手剣、剣と呼ばれる総てを使いこなし、その上でLV3相応の実力を才能だけで発揮した…してしまった。

　あなたたちは全員、同じ孤児院にいた孤児です。ヴァンスター帝国の首都で冒険者の登録をした後、地元の街に帰ってきました。あなたの街の出身である冒険者は全員がコードネームを持っており、あなたたちはそれぞれに合うコードネームを送られます。

　あなたは勇気ある人です。あなたは街の冒険者にあこがれ、街を守るために武具を手に取った。

　本名は剣崎・ソーズミス・遍。
　剣崎の家の神道派が今なお研究を続けている、カンナギの神降ろしの術において失伝してしまったオハバリ(グローヴィス)を降ろす術。その理論の応用、実験として、オハバリの力を再現する目論みで作られたデザインベビー。しかし、剣と炉の火を司る鍛治神ではなく、アースランの神剣である戦神としての性質を発現してしまった。
　その為、刀鍛冶である剣崎の家では手を余し、分家である西方の”剣狂い”ソーズミス家に送られる。しかし、今度はその多才さから、引く手数多で内輪揉めを引き起こしかけた為、喧嘩両成敗という事で孤児院に引き渡された。

1.最初から恐怖という機能を不全気味に調整されている。理由は剣が戦場で怯えたら使い物にならないから。
2.生まれや経緯から剣崎、ソーズミスの家及び才能とグローヴィスに関して好ましく思ってないというかむしろ嫌っている。
3.アマネを孤児院に入れる手続き及び連れてきたのはブレスティールさん。だからブレズティールと院長は面識がある。なんなら定期的に観察に来るので普通に顔見知り。

　現在はブレズティール・トラベリアム・ソーズミス　(多分暗月キャンペーンより後)という名の冒険者が、ソーズミス家として彼女の経過観察を行なっている。

・『恐怖』無き前進に『勇気』は宿るのか。
・『才能』と『出自』に対してどう向き合うか。
・一族の『宿命』である『剣に魅入られる』事への葛藤