穏やかな口調で紳士的なエルダナーンにしては低めの身長の男性。
現在は人生をかけてでも成し遂げたい研究のために旅をしているので、その資金繰りとついでで冒険者になったらしい。
常ににこやかではあるものの、陰鬱な雰囲気を纏っている。
憂鬱そうな雰囲気に反してノリも良く、特技として女装を有している。
本人は「研究過程で身に着けた」と言っているがどう見てもノリノリである。

冒険者試験でたまたま組んだ班が相性が良かったのでそのままギルドになった形。
最初の班決めで組んだ4人と、ほぼ同時期に加入した1人の合計5人で形成されている。
現在はひょんなことから手に入れた謎の伸び縮みする城、「シルヴァー・グローリー」を根城に各々の目的のため活動中(？)
特徴的な人物が多いものの、意外と仲が良く、全体的な相性も悪くない。
おそらく、他人に頓着しないタイプが集ってしまった結果だろう。(PLの名推理)

今日という日はおそらく自分にとって区切りの日になる。故にこうして断片でもいいから自分の半生を残しておこうと思う。
願わくば、これを目にした誰かにより多くの智慧あらんことを。
おれが家名として背負っていたものは「グライヒェ」だった。古来の言葉で「等しい」という意味らしく、数学的に解き明かす時に使うものだということから転じて「解き明かすもの」という一族に相応しい名前のようだ。
その名が示すように、我がグライヒェ家は代々学者として実績を残してきた。元より知的好奇心の強い血筋だったのかはたまた環境が整っていたせいか、多岐に渡る学問を修めていたようだ。魔術、数学、言語学、歴史…戦術書にもグライヒェの文字を見つけた時は笑ってしまったものだ。
かく言うおれもその一家の主となるべく生まれたのだ。多大な期待を寄せられて食欲にも似た知的好奇心を育てたことは言うまでもないだろう。
主な学びは精霊を知ることから得た。故に次第に魔術についても明るくなり、正式に当主となるころには、それを操る術を教える者になりたいと志すようになった。

しかし、そんなことはどうでもよくなった。
8年前に光を見たのだ。邪悪な雲のような存在に暗然と輝くその瞳を。
見誤りようのない冷笑的な、しかし人間的な感情を持った瞳。
何気なく空を見上げた時にそれと目が合った。一瞬でしかなく、まぼろしだと言われてしまえばそれまでだ。
しかしおれにはそれが本物でしかないという確証があった。空から、否、この世界の「外」から来たりし何か———おれはそれを「外なる神」と仮称した。
そしてその「外なる神」が作った亀裂から、なにかが産み落とされたかのように見えた。
あれは神話の何にも当てはまらない。いや、世界という次元を作ってはならない存在だ。
おれは幸運にもそれの予兆を目撃した。
最初は調べ尽くした。それこそグランフェルデン王国中の書物を漁った。それだけでは飽き足らず、別国の書物にまで手を出した。あれを「解き明かす」ことこそ我が一族の使命とまで定めた。調べて、調べて、8年が経ち、グライヒェの財源が尽きるころにふと思い至った。
——————あれは、解き明かせないものなのでは？
腑に落ちた。そうか、解き明かせないのか。
解き明かしたとて、何もない。いつまでも平坦に続く美しいまでの無力。であれば、おれは最早解き明かすものではない。
今まで背負った名を捨て、一族に倣って、古代数学を借り受けた名前を名乗ることにした。
いあ、いあ、しゅぶ=にぐらす。
嗚呼せめて、おれをおかしくしたあの瞳にもう一度会いたい。もう一度おれを壊して、無に帰して。

———手記はここで終わっている。

本名：ランハート・グライヒェ　Ramhart Gleiche
Ramhartは「理解と知性ある男」、Gleicheは「等しい」というドイツ語。
シュブ＝ニグラスと邂逅した日にすべてを溶かされてしまった。
現在の名前：ニーマント・ヌル　Niemand Null
Niemandは英語で言うところの「Nobody」、Nullは「0」。
自分の存在を規定していた元の名前を捨てて「何者でもない」存在であると自称することにより、エリンという世界にシュブ＝ニグラスの存在を容認する空白を設けているつもり。(ニーマントの自己満足ともいう。)
あとSAN0のNull！ｗ　がはは！

狂信者の方～！シュブ＝ニグラスがニグラートを産み落とすときに抉じ開けた門の隙間をたまたま見てしまった悲しきSANC1d10/1d100の方。失敗してしまって晴れてSAN0になった。
なんでエリンの住人なのにSANC発生してんだよというところについては、シュブ＝ニグラスが門を創造して世界A(エリン)と世界B(シュブ＝ニグラスがいた世界)の法則が一瞬だけ混ざり合ってしまった瞬間にシュブ＝ニグラスを目撃したから。
恋慕にも似た狂信を抱きながら様々な書物を貪るように読みつくし、研究し、シュブ＝ニグラスのいた世界からやってきた来訪者(要は探索者)の話も聞きながらつなぎ合わせた結果、あれが「シュブ＝ニグラス」という生物であることと、女神でありながら男神の側面も持つ豊穣の神であること、山羊と呼称されることがあるということまで突き止めている。(優秀！)
趣味の女装も男神と女神の側面を理解したいという建前とシュブ＝ニグラスと少しでも一体化したいという変態的思考から生み出された苦肉の策である。きもい。
ステータスの履歴として「SAN」という概念を獲得したエリンの原住人としては(おそらく)初めての人物。
更に、シュブ＝ニグラスは自身の信仰者には寛大であるという特徴から、彼の信仰が次元を突き破るところまで高まればあるいは彼の願いはかなう…かも…しれない………？

シュブ＝ニグラスにかかわりのあるキャラクターシートのコンセプトは「ニグラートはシュブ＝ニグラス招来の礎となりうる人物を探しており」、「ニーマントはシュブ＝ニグラスに通ずるであろう産み落とされた何かを探している」ということ。
つまり、メタ的にはPCとしてどちらかのみが動かされるため、同時に動くことはなく、ゆえにこの2人はお互いの存在のために冒険しているが巡り合うことができない。不毛だね。

グリモワール・オブ・**

****(この世界の文字ではない...気が狂ったものなら読めるだろうか？)
グリモワール・オブ・八雲
「あなたがこっちの世界を呼び出したり、壊して返してる人？コチラの神様すっごく怒ってるわよ？」
「宥めるのを兼ねてちょっとだけ手助けしてあげます、でも闇の先は覗かないでね？」

「ということだが、いやはや困ったものだ。彼らはおれを体の良い伝言者(メッセンジャー)にしてはいないか？」
「彼女が怒りに触れるのが先か、おれが彼の神に届くのが先か。」
「どちらにしたってこの中身を教えてはやるものか。まぁ…面白そうだから放っておくことにしようか。」

装甲発射機

種別：ツール
レベル：7
重量：3
セットアップ。自動成功。単体に対して物理防御力・魔法防御力を+20する粘性の糸を射出する。この効果は、対象が3回攻撃を受けるまで持続する。効果が消滅する際に対象は20点のHPロスを受ける。シナリオ1回使用可能。対象は、この効果を拒否できる。
また、この装置は心を失ったものにしか扱えない。

「…ちょっと、だれが心を失っている、だって？まぁ…否定はしないけど。肯定もしないけどね。」
「それにしても…これは明らかにエリンのものではない。知り合いのアーシアンにも心当たりがないと言うし…。」
「まさか、これは紛いのない『かの空』の世界から来た物品なのか…？もっと子細に調べる必要があるな。」

白く濁った水晶

種別：道具
レベル：10
重量：5
価格：購入不可
鑑定値：20
使用条件：メイジ

効果1
このアイテムは独自にCL*2のMPを持つ。
プリプレイにて全快する。
効果２
このアイテムのMPのみを使用して行使するメジャーアクションのダメージは、水・氷属性となる。

解説
いくつかあるとされているどこからか出土した白く濁った水晶の一つ。
中にMPがあることは確かだが使用方法が分からず無価値とされてきた。

「これが無価値？　とんでもない！」
「どこの世のものかは知らないが大層な魔術師がこれを扱っていたようだね。」
「…まぁ、精々利用させてもらおうかな。」

神気のスクロール：メイジ

繋がる世界
対象がスキル、パワー、残滓の使用を宣言したときに使用する。
そのスキル、パワー、残滓のコストの一部あるいは全部を対象の代わりにあなたが消費する。消費するコストの量はあなたが決定する。対象はこの効果を拒否できる。

「誰の落とし物だか忘れ物だか知らないが、これは有用だ。」
「ありがとうと礼を言うべきかな。見も知らぬ命を賭した方。…これが何のために作られたものかは知る気も起きないけどね。」

夜盗、破壊者(魂縛)、殲滅詠唱、属性付与者、冒涜、使い魔再起が候補か。
使い魔再起と冒涜はとてもとてもお誂え向きなので使いたい気持ちで胸いっぱいだけどそんなよゆうある…？
使い魔再起は安全性は増すけどボス戦の安全靴ではない。がーであんシーン1回だからね。
属性付与者で弱点を付けるようにする(+今後の色々なスキルで属性制限掛かるときに使える)のも安全性が高いと見た。
夜盗、破壊者、殲滅詠唱はPLのゴリラ脳と趣味。
他の人たちの色々見てからでもいいかもしれない。ニーマント　フットワークとサポート性能とSAN値に　定評のある男