一人称：わたし
二人称：あなた
三人称：～さん(性別問わない。)

様々な場所を気の赴くままに旅する人語を解し喋る山羊。…山羊？
ふかふかでがんばれば人ひとり乗せられなくもないようなサイズ感の黒い毛並みと黄金の瞳を持つ子山羊。
かわいらしい見目と喋り方から想像できないような知性と母性をごくたまにのぞかせる。バブれおまえら。

性格は天真爛漫と慇懃無礼を足して2で割った感じ。「ガキ」ではなく「こども」「おこさま」のほうが適切。
本人曰く、母親の言いつけで様々な場所を旅し、母にふさわしい場所を定め、また自らもその場所に相応しくあるべく努力しているのだとか。

種族的に人型にもなれなくはないらしいが、本人の力不足(本人曰く「ここの魔力はわたしには合いませ～ん！」)でうまく安定しないらしい。母上はないすばでーのばっきゅんばっきゅんなのでわたしもなれますよ！とかほざいてる。
人間体のすがた

正体は【千の仔を孕みし森の黒山羊】【万物の母にして、名状し難きものの妻】【シュブ=ニグラス】と呼ばれる神話生物の幼体、【黒い仔山羊】【ダークヤング】と呼称される生物。基本的には自律して動くが、根本は母神に忠実な奉仕種族である。
エリンにやってきたのもシュブ=ニグラスの招来/あるいは自分が最終的にはシュブ=ニグラスとし変容するためである。
ただし、それはあくまで母神の目論見。精神の未熟な仔山羊はあまりよくわかっていない。
おそらく冒険者として旅を続け、清らなものだけを目に映し続けるのであれば、それが不浄なるものに覆われることはないだろう。

ニグラートは母神のシュブ=ニグラスによる次元を超える呪文【門の創造】を通ってエリンへと渡ってきた。その目的はエリンという地で母神の復活を成すことである。その際のコストとなるMPと正気度はニグラートが支払った。しかし、エリンには【正気度】という概念がない為、【シュブ=ニグラスの招来】は不可能である。故に、エリンにシュブ=ニグラスは現れず、また【接触】にも【正気度】を必要とするためニグラートはシュブ=ニグラスにはなりえない。さらに、【門の創造】に必要な正気度をエリンにいる間はニグラートに払えないので、自分から母神の元へ帰ることはできない。広大なエリンの地のどこかに主であるシュブ=ニグラスが開けた門が存在するかもしれないが、それを【発見】するにしてもやはり【正気度】が必要なため、ニグラートが元の世界へ帰還することはほぼないだろう。

#00451E　天鵞絨色