性格

純真無垢そのもの。善悪の概念すら曖昧であり、悪意無く人を傷つけ、下心なく気まぐれに人を助ける。
しかし、希薄だが喜怒哀楽は一応あり、悪意を感じとれば悪意を持って返し、好意には好意で返す。

口調

もともとは普通のクラゲだったが、大停止を境に人としての姿形と、それに伴う知能を獲得した。しばらくは海上を漂っていたが、地元の漁師に発見され通報、東京の職員に捕獲された。
知能は最低限得たが、いわゆる人間社会における教養や知性などが欠如しており、ほとんど話が通じなかった。仕方なく、職員側の独断で東京への転入の手続きを終わらせた。しかし、その獣と変わらぬ知性と、強力な毒を持つため、要監視対象として指定された。
その後は東京の西端の山奥で大人しくしていたが、魔女・リリィに勧誘され、彼女の脅威は人間に向くこととなった。
リリィのクランに加入後、基本的な日常生活は変わらないものの、たまに人里に訪れるようになった。積極的にではないが、攻撃に躊躇も容赦もないため、一般人には恐怖の対象として見られている。

触手

半透明の薄い触手。頭部にあるクラゲから無数に生えており、彼女の周囲を揺らめいている。そこそこの膂力があり、何本も束ねれば、成人男性も持ち上げられる。

有毒

触手が持っている強力な毒。触れるだけで一般人なら激痛が走り、神経毒が身体を巡ってまともに動けなくなる。後遺症が残りそうだが、被害者は東京の完璧な医療により助かっている。

不定形の肌

身体の99％以上が水で出来ている。体内に核のようなものもなく、身体の大半を失っても致命傷になることはない。失った身体は水を補給することで再生することが出来る。

浮遊

常にふわふわと浮遊しており、足で歩くことは無い。しかし、飛行と言えるほど高く飛ぶことはできず、せいぜい５～６ｍ程度が限界である。

超再生

高い再生力。水を与えれば、たとえ身体の大半を失ってもすぐに治る。再生の様子はかなり不気味であり、大量の泡が噴き出して、そこから身体が生成されていく。

｜揺籃装甲《ようらんそうこう》

急所なき水の身体。肉の身体では考えられぬ耐久力を誇る。銃弾をその身に受けようと、かすり傷にしかならないだろう。

｜不壊の泡沫《ふえのうたかた》

マリョクを水に変換し、肉体の再生を行う。何度砕けども復活するその身体に、立ち向かう者は恐れることだろう。

・人の名前を覚えるのが苦手らしい。なんなら自分の名前もあやふやである。
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