外見:長い綺麗な銀髪に白い肌．シルクハットを好んで被っている．

血族:彼女自身が血を授けた血族は皆死亡しているようだが，子が生み出した貴種については不明．

好きなもの:本，コーヒー，甘いもの，人間，吸血鬼

嫌いなもの:業血鬼，あまりにも礼儀がなってない奴，熱いもの(猫舌気味)

ああ，君かい．いや何，先程面白い日本語を知ってね．
『業血鬼』，文字の意味を取るなら，業を背負った吸血鬼，といったところか．
……ならば，仲間と血族の屍の上で生きる私を，人はそう呼んでくれるのだろうか．
　　　　　　　　　　　　　　　　――とある貴種 対鬼組織の人間に対して

かつて，ある吸血鬼がいた．彼女は知識を得ることを喜びとする奇特な吸血鬼であった．
この世のあらゆる知を求め，世界を旅していた彼女は，やがてある吸血鬼の国で騎士として忠誠を誓った．
……しかし，悲しくもその国の平穏は永くは続かず，人間に侵攻されることなる．
彼女は，部隊の仲間の指揮を取りながらも，自らも戦場に立ち，戦火を抑え込もうと尽力した．
だが，行く末を悟った仲間たちは，自分に生きろと告げ，時間を稼ぐために命を投げ打った．

滅亡した王国の生き残りとなった彼女は，再び旅をし，それから何人かの人間と出会った．
人間の弟子ができたこともあった，哀みから拾い赤子から育てた人間もいた，共に生きるのも悪くないと思った人間だって．
彼らの中には吸血鬼になりたいという強い意志を示した人物もいたし，彼女も精神を見定め，それに応えてきた．
しかして，彼らは，吸血鬼であれば人間に，人間であれば吸血鬼に殺されてしまった．……理由は皆，自分を守るために．

何故，何故皆，自分などのために死んでしまうのだろうか．
嘆き，苦しみ，気が触れてしまいそうになっても，かつて誓った忠誠が，憎悪に囚われることを許さなかった．

その後日本にたどり着いた彼女は，しばらく人目を忍び日陰に生きたが，後に自ら対鬼組織の元に現れ捕獲される．
異形に変貌する吸血鬼から，弱き者を守るために．
先に逝ってしまった者たちの元に，送ってもらうために．

共通HO
推奨組織　SID
警察庁警備局特殊犯罪捜査課ーー通称´´SID´´に所属する特別捜査官であるあなた達。
オフィスで過ごしていると同僚の月桂葉(つきかずらよう)と花樹(かじゅ)と出会う。
二人は親子で花樹がSIDに入りたいらしく見学によくきている。
少し会話をして別れた数時間後、彼女たちが事件に巻き込まれた
葉は意識不明の重体、花樹は行方不明となっている
葉が守ったのであろう少女が唯一の手掛かりだ
[シナリオテーマ：花樹の行方を探す]