設定・その他メモ

とある吸血鬼（以降、主人と呼称）のもとで飼育されていた、狼に血が近い犬たちのうちの1匹。泣き虫だけど負けず嫌いな雌。
主人は命が尽きる気配のある個体にはそのまま定命を終えるか吸血鬼になるか選ばせてくれる吸血鬼だったので主人や仲間たちともっと一緒にいたいという理由から吸血鬼になることを選んだ。

綺獣になってからは自己への執着を失ってしまったので、代わりに大事にしてくれる主人や仲間の役に立ちたいという意欲を見せている。
その一環として人間への変化をたくさん練習したものの人間に化ける才能だけは驚くほどになく、それでも頑張り過ぎた結果、顔面だけ獣耳の生えた少女のような人面犬になってしまった。しかも人面犬状態がデフォルトになってしまった。
現在はギリギリ二足歩行の獣人っぽい形態（ただし顔は人）と、獣オンリーの姿は維持できるようになっているが完璧な人の姿には未だになれていない。

余談

同じ群れに自分の父親にあたる個体がいたが、実は平成の時代にあった都市伝説ブームの中にあった人面犬がまさしく父親だと知り、変化のへたくそ加減は血筋だったのだと知る。