外見:160cm53kg．黒い短髪．左肩から脇腹にかけて袈裟斬りの痕がある．

趣味:ご主人のお世話．紅茶入れること．

好きなもの:ご主人，ご主人が好きなもの

嫌いなもの:業血鬼，ご主人に害為すもの，自分

最近，よく心が飢える．欲しい，欲しい，赤く朱く紅い美味しい血が
目の前の大切な人に手を出そうとする，肥大した欲望を，必死に抑え込む．
その度，何処かで誰かが，私を満たす"何か"が，嘲笑って囁くんだ
『もう少しだったのに』
　　　　　　　　　　　　　　　　――とある従者 主を前にして

やぁ，君かい．何，先程興味深い資料を読んでね．一言で言うと，業血鬼の血が入り込んだ吸血鬼の存在だ．
吸血鬼と血が切っても切り離せないものなのは周知の事実だ．人間の血がないと生きていけないのは勿論，己の血で血奏法を用いないと戦闘もままならない．
吸血鬼の想像力と結びついた精氣は，その想像通りの現象を引き起こす．例えば，私が血の人形を作って従えるような，ね．
それはつまり，想像力と精氣を繋ぐ吸血鬼の血にも，吸血鬼の意志が伝わっているということだ．

それを踏まえて話を戻そう．業血鬼の血を取り込んだ吸血鬼は，吸血衝動が高まったり，性格が攻撃的に変貌したりするらしい．
まるで業血鬼の意志を取り込んだかのようにね．
そうよくあることかって？ まさか．普通なら仮に血が入り込んだとしても，自分の血が濃すぎて中和されるだろうさ．
だが，それができない奴もいるかもしれない．例えば……半鬼なんかは，吸血鬼としての血が薄いからな．
ま，業血鬼自体が出現したのが5年前，戦闘して血が混ざるなんて事例もほぼない．世にも出れてないそんな資料がどれほどの信頼に値するかなんて，火を見るよりも明らかだね．
……まぁ，もし本当に業血鬼の意志に動かされるなら，私ならこう思うよ．
乗っ取られる，とね．

・血盟 A ハンドアウト
推奨組織：SID
君たちは日本政府の対鬼組織 SID に所属している捜査官だ。
そんな君たちに、ここ数日相次いでいる人々が眠るように死んでいく事件の捜査命令が下った。
また、この事件の現場付近で、君たちと同じく SID 所属の捜査官の周衛人が目撃されている。
事件を追い、彼の思惑を明らかにすること。そして犯人を " 抹消 " するのが君たちの仕事だ。
[ シナリオテーマ：周衛人を追う ]