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吸血鬼で構成されたヤクザ組織の首領であった人物、彼が生まれたばかりの５００年前、迫害される吸血鬼たちを見て、守らなければならないと感じた彼は、吸血鬼で構成された自衛組織を立ち上げ、それを５００年もの間守ってきた。
しかし、時代が変わるにつれ、人間との混血なども保護するようになり、やがては普通の人間も保護するようになったが、組織がでかくなりすぎたことや世間の風当たりが厳しくなったことなどをきっかけに、もうヤクザとしてやっていけないと感じ、ＳＩＤに自らを身売りする形で組織の保護を求めた。
だが、実際のところは、500年もの間、世間から逃げるような形で自衛組織を率いていたことで、精神が摩耗しており、唯一残ったプライドが彼をずっとトップとして君臨させ続けていた。ありていに言えばもう疲れてしまっていたのである。
だからこそ、SIDへの身売りは彼にとってはある種渡りに船だったのかもしれない。組織のトップであった彼は、生まれてからずっと組織に縛られ、自由を知らないまま生きてきたのだ。
ちなみに彼の精神的摩耗は首領としての重圧だけでない、大切な仲間が死んでいくのを500年間見続けてきたことへの精神的な摩耗も含まれている。


ＳＩＤ所属後は、各所をたらいまわしにされたのち、一番庇護が必要そうな人間を血盟に選んだ。それは、憐れみかもしれないし、自営組織の長としてのプライドかもしれない、もしくは、今まで直接的には関わってこなかった”弱い人間”に興味が湧いたからかもしれない。

吸血鬼の組織を運営するために心血を注いでいたこともあって、人間の生活には疎い、どちらかというと、ペットの犬とかと似たような感覚で接している。
ただ、人間も吸血鬼も今や生きていくために”金”が必要なことは理解しているため、何かと理由を付けたり、用事を頼むたびにお小遣いや生活費を渡している。

住まいはもともとの屋敷を譲ってしまったため、施設内を勝手に改造して自分専用の部屋にしている。身売りした割にはかなり偉そうである。

「私はステラ＝サルバレ！　か弱き者の守護者である！」
「どうした？！　ケガしたのか！　だいじょうぶか？　ほらいたくなーい！いたくないぞー！」
「あぁ、私は保護を求めてSIDに来た身だ。だが、それは私が施設の改造を止める理由にはならない！」
「四郎、ご飯はまだですか？」
「私は、誰かを守るために生まれてきたんです、多分それは、死ぬまでそうなんでしょう。」
「困ったら私の名前を呼びなさい。君がまだ生きていたら、助けてあげます。」
「君は、弱い。だからこそ、強くなりなさい。いつか私よりもずっと強く。」


名前の由来は
ステラ＝星
サルバレ＝救う　（ラテン語）

持ち物
ハンカチティッシュ
応急セット
バッグ（血操術で保護してる）
財布（がまぐち）
すまーとふぉん（機能制限つき）
たばことライター
飴（ボンタ飴）10個

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