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元々は異端改宗室のシカリの刃に所属していた青年。誰に対しても基本的に人あたりがよく、敬虔な信徒だった。

しかし、ある時に博物館の特別展示で見た聖人の遺物に心を奪われてしまい、初めて恋というものを知ってしまう。
奇しくもその聖人の遺物が鬼物であったため、組織を裏切ってまで誘拐と称してかの吸血鬼を連れ出した。

普通にめちゃくちゃ国際問題ものなのだが、あろうことか聖人の遺物と血盟を組む。
ここ数年で急増している業血鬼とそれによる被害を鑑みて、業血鬼と戦う意志と戦闘能力のある血盟を迂闊に減らすことはできないとして半分見逃されていはするものの、何かあれば拘束ないし討伐対象にもされている。