・かつては“イレリアの右腕”と呼ばれていた騎士アシュレイ・ライアンに所持されていた長剣。
実用性と装飾性の間を取った絶妙な造りをしており、長い時の間に付喪神として自我を持つようになった。
・イレリア王国末期にアシュレイから王国の姫君に贈られ、彼女の守り刀（剣）として使われるようになった。
王国滅亡の際に主である姫君がジルウェットに自らの血を吸わせ、鬼物となって目覚めて同胞の遺骸を取り戻すようにと命じた。
・姫君の死後、彼女の姿と遺志を継いでイレリアの埋葬騎士として意思を持つ鬼物と成り、以降200年程各地を転々として来た。
・主を守り切れずに失ったことから、関わる者を庇い守ろうとする傾向がある。

・50年ほど前に当時の中国で八刃会に属していた志朗さんと偶然関わり、現代になって東京で再会した。
過ぎた年月に比して容姿が全く変わっていないことで相手が普通の存在ではないと悟り、互いに事情を打ち明ける。
それぞれ追うモノがあることを知り、目的の為に血盟を組むことになった。
・現在は志朗さんの事務所兼住居に居候中。傘立ては卒業しました。
・血盟を組む際に交わした約束は「戦いの後は手ずから丁寧に手入れをしてくれ」。
・志朗さん自身に興味を持っているが、あまり踏み込むと嫌がられるかなと考えて距離感探り中。

・痕印履歴
ジルウェット→志朗さん：背中（興味）/鍵（居場所）　わが家主だからな
志朗さん→ジルウェット：背面（興味）/虫（蝶/有為）　使えるモノでありたいものよ

・Girouette（仏）＝風見鶏　Ecarlate（仏）＝緋色　
・名前の意味はそのまま「緋色の風見鶏」。

・シナリオトレーラー

目には見えぬ、身体（からだ）と精神（こころ）を縛る鎖。
人はそれを因果と呼ぶ。

ここにもまた、因果に囚われた者たちがいた。
片や、永遠に終わらぬ生。
片や、同胞と交わした誓い。
宿願を果たすため、ふたり、虐殺奇劇団へと挑む。

惨殺事件の犯人は、終止符への足掛かりとなるか。

人鬼血盟RPGブラッドパス　キャンペーン：夕獄のカデンツァ
「第一幕　因果」
血の軛による因果、ここに開幕。


▼人間PC
傷号：鎖牢の彷徨者（ジェノサイドサーカスP48）
あなたはかつて、さる業血鬼によって「鎖牢の契約」を結び、不老不死となった人間だ。自ら永遠の命を望んだか、あるいは自らの意思に反して仮初の不死を与えられたか……いずれにせよ、今のあなたはそれを望んでおらず、契約相手を殺すことでそれを破棄することを望んでいる。そんな折、あなたは世界各地で殺戮を行う血集、レーヴベルツェード奇劇団にて「鎖牢の主人」がいるという情報を突き止めた。現在、都内で起きている連続殺人事件もまた、劇団が関与しているとされている。劇団の関係者から、情報を得られれば良いのだが。
【シナリオテーマ：殺人事件を追う】

▼吸血鬼PC
傷号：イレリアの埋葬騎士（ジェノサイドサーカスP58）
あなたはかつて、イレリアの国に仕える騎士だった、あるいは騎士だった者と縁のある吸血鬼だ。
しかし、かの栄華を誇った国は亡く、同胞の骸は冒涜的な実験のために持ち去られ、今日もどこかで弄ばれている。
その亡骸を祖国へと葬るため、行方を追っていたあなたのもとに、奇劇団に遺体と関係のある騎士がいるという情報が齎された。
あなたの相棒も、奇劇団を追うらしい。
くしくも、同様の目的のために、あなたたちはかの劇団を追うこととなった。
【シナリオテーマ：殺人事件を追う】


キャンペーン・パワー

プレリュード
キャンペーン中3回まで、いつでも使用して良い。それぞれのPCは山札からカードを1枚引く。

朱雀流、修羅(いくさがみ)
「タイミング:開始」「代償:黒札1枚」「条件:人間」「条件:血戦2回」で特技の代わりに使用しても良い。
あなたはラウンド終了まで、先制値を+3し、特技や血威で破壊出来る生命カードに+1する。
解説:朱雀流に伝わる、「己の精神を刃とする」ことで凄まじい戦力を発揮する武技。
しかし、専用の鍛錬を積んでいない者は長くは使えない。

聖女式治癒術
「タイミング:終了」「代償:赤札1枚」「条件:吸血鬼」「代償:血戦1回」で特技の代わりに使用しても良い。
あなた以外の対象1体の耐久値を5点回復する。またこの効果の代償として絵札、A、ジョーカーを使った場合、代わりに「あなたの練度×2（最低10）」点回復する。
解説:セレネから教わった、精気を媒介とした治癒術。多くの精気を用いることで、更に強力な回復量を実現出来る。