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さる組織で作られた屍鬼。

そこではヒトの死体から"最強の殺人マシン"を作り出す研究が行われていたのだが、その過程で生まれた彼女は「失敗作」の烙印を押された―己の力を振るおうとしなかったのだ。
「あれを壊せ？ダルいからやだ」「え～？イヤなんだけど」など全ての命令を拒否。むしろ物事をひっかき回す方向にしか動かなかったため彼女は組織の一室で幽閉されていた。

SIDがその組織を壊滅させた際、回収された彼女は混在する記憶の中から「エナ」を名乗った。が、その性格は変わることなく、SID内でもごくつぶしとして煙たがられる存在となっていた。
そこで知ったのが現在のブラッドパスである為沢梗子。「お嬢サマのヒモとか最高じゃん！！！」と珍しく自ら志願をし、ブラッドパスとなる。噂では謎の根回しがあったとか、組織のはみ出し者同士でちょうどよかったのだとか。

梗子とブラッドパスを結んでからは、彼女の何を気に入ったのか分からないが多少は仕事をするようになった。が、基本的には常にめんどくさがり屋

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