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【キャラクター概要】
一人称：私　二人称：君、呼び捨て、年上はさん付け

ある業血鬼がショッピングモールを占拠した際に、面白半分で鬼ごっこを持ち掛けた。
血界が張られ外に出ることは叶わないショッピングモールの中で、逃げ回る客たちを業血鬼が追いかけ、殺して回る一方的な殺戮。
その中で彼女もまた殺されかけたが、兄に守られ、逃がされる。
両親を事故で亡くし、唯一残った家族だった兄は業血鬼の凶刃に息絶え、逃がされたにも拘わらず彼女はまたしても業血鬼に追いつかれた。
だが、気づけば生き残っていたのは彼女一人。業血鬼は最後に生き残った彼女に、自らの印をつけて立ち去った。
気まぐれなお遊びに業血鬼は甚く気を良くしたようで、また遊ぶことを望んだ。そして、今度は立場を逆にしようと誘いかけている。

兄を殺され、恐怖と絶望の中に落とされながら、彼女は決めた。
あの業血鬼を必ず見つけ出して殺すと。そして同時に、全ての業血鬼を―――業血鬼に至る可能性がある吸血鬼も、いずれ全て、殺してみせる、と。
人の理解を越えた範疇にいる存在、その全てを彼女は憎み、殺すと決めた。だがそれはあくまでも、最初の仇である業血鬼を殺してからだ。
仇を殺して、次は全ての業血鬼を、それが成せたのなら残るは、全ての吸血鬼。それが、彼女の生きる目的である。
だからそれまでは、全てを守る。彼女が手を下すまで、死なせない。

血盟を結んだことで声を喪失している。
擦れた声で話すことは出来るが、あまり長く話すと喉が痛んで血が滲む。人と話す時は、喉の動きを察知して再生する拡声器を使用している。

「いずれ君は私が殺す、だからそれまで、決して、君を死なせないよ」

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