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きょうだいが多くいる家庭に生まれた真ん中くらいの子。子が多いので家は裕福ではなく、教材も上からのお下がりばかりで過ごしていた。昔から金銭的制限が強い環境で育ったのでその反動で、大人になってから金への執着が強くなった。仕送りもしないといけないし、両親の老後も心配だし。
上の兄姉たちは早々に家を出て寄り付かなくなったので、なんだかんだで老後の世話をするのは自分になりそうな気がしている。気分が重い。
高卒後すぐに寮つきの現場職に就職して、その数年後に取引先の営業だった現在の恋人と出会い、交際に至る。数年後、就職していた会社が倒産し、職と衣食住に困った結果、危険はあるものの高給と噂で聞いたSIDに自分を売り込みに行き、再就職。パートナーとの契約の際に心の支えとなってくれていた恋人のことを忘れる。解雇の際に劣等感や後ろめたさからだんだん疎遠になっていき、ほぼ自然消滅の形になる。
高卒後、ずっと寮暮らしで、実家に帰ろうにも危険だし遠いしお金かかるしで帰るに帰れず、家借りるのもお金がかかるので、施設内で勝手に暮らしている。いつか追い出されそうだけど、なんか同じように暮らしてる人他にも居るっぽいし大丈夫そう。
パートナーについては、弟みたいな見た目で兄みたいな態度を取ってくるので不思議な感覚。わがままな弟に付き合ってあげてるような気持ちもある。資金援助をしてくれる良い人。ありがとう。



元カノ・十川 縫（とがわ ぬい）
お揃いのネックレスをしている。

いつの間にか持っていたネックレス。買うようなタイプじゃないから、たぶん貰い物だと思う。いつ、だれに貰ったかは忘れた。
習慣というかクセでいつもつけていたけど、いつの間にか失くしてしまったらしい。
まぁいいか。


川岸　四葉
川岸家の第四子。

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