名前：アリス・ノワール
種族：吸血鬼 　起源：源祖 　流儀：界律
年齢：3000歳以上　外見年齢：可変
性別：女
身長：可変　体重：可変

美しい少女の姿をした真性の怪物。
夜と闇を支配していた王であり『原初の黒』、あるいは『黒のアリス』とも。
現在は大幅に弱体化している上に、｜血契《ブラッドパス》による束縛が為されているが、扱いを間違えれば大惨事になりかねない危険な存在。
「今はあなたに従ってあげます。今は、ですが」
―――その手綱、手放すべからず。

濡羽色の長髪に、月のように透き通る白い肌、血よりもなお濃い真紅の瞳を持つ。
漆黒のドレスを身に纏うことが多いが、黒色の服なら何でもいい模様。
服は自身の源祖として有する具現化能力で編まれたものである。
肉体年齢は可変であり、気分や状況に応じて変化する。
通常時は８歳ほどの少女の姿をしているが、戦闘時は動きを最適化するためか１７歳頃の姿まで成長する。
その気になれば、妖艶な美女に変化したり、人の姿すら失わせることが可能らしい。

基本無表情で感情表現も希薄だが、喜怒哀楽自体はある。
かつて『王』として君臨していたため、「自身が上でそれ以外は下」という考えが根付いており、見下すような言動をとりがち。
自分以下の存在に興味を持たなかったため、情緒らしい情緒が育たず、全体的に子供っぽく本能に沿った価値基準を持つ。
他者に心を許すことがほとんどなく、弱みを見せないため、彼女が意外と感情的であることを知る者は極めて少ない。
しかし心を開いた相手に対しては、無表情ながらも感情の乗った動作や声を発する。
一番近いのは「無表情な年頃の少女」。

「かつては吸血鬼の祖たる真祖、その中でも最高位たる王の一柱として君臨していた」
「とある組織との戦いに破れ、組織の所有物として地下に封印されていた」

それ以上の事を、彼女は語ることは無い。

他に彼女が語るものとして、「3000年以上は生きている」ということくらいである。
現在確認されている最古の吸血鬼は紀元前8000年頃から存在していると言われているが、彼女もその頃からいるのか、それともさらに古くからいるのか、はたまた数千年生きているという言葉は嘘なのかも不明である。

何故組織と戦うことになったのか。
いつから、誰に力の封印を施されたのか。

過ぎた過去を語るのを、彼女は好まない。
故に、真実は闇の中である。

しかし時折、「夜を識る者」という存在について言及し、ソレに対して並々ならぬ憎悪を抱いている姿が目撃される。

血盟による目にも止まらぬ連携攻撃で、業血鬼の命を抉る。

「我らが血の｜軛《くびき》、その真価をここに示す」
「星は人に、人は星に、その光は闇をも切り裂かん」
「これぞ我らの、｜血盟《絆》の燃焼である」
「｜絶命共撃《ナイトレイド》：」

彼女の心象風景をカタチにすることで、『深紅の庭園、漆黒の森と空、蒼白の月』の世界を一瞬だけ展開する。
彼女の世界の中ではあらゆる異能は瞬時に『枯渇』し、無に還す。

「赤き鮮血の庭園、闇の森と空、そして青き硝子の月」
「我が愛しき庭園よ、久遠の扉を開け」
「全て夜の闇へと枯れ落ちる定めである」
「｜幻想鏡界《ファンタズム》：｜蒼白月／鮮血庭園《グラスムーン・レッドガーデン》」

空間を一枚の布に見立て、手指で切り裂くことで描かれた対象ごと裁断する。
本来は所持していた魔剣を用いた斬撃だが、それは永久に失われている。
まさしく世界を絶つ斬撃であり、何人もその一撃を防ぐこと能わす。

「｜時《とき》を堰き止め、｜空《くう》を編み、｜理《ことわり》をその手に収める」
「｜須臾《しゅゆ》は我が魔剣となり、永遠は断ち斬られる」
「｜是即《これすなわ》ち、汝の幕切れである」
「｜断裁絶刃《グランドフィナーレ》：｜偽・斬撃皇帝／真世界《イミテーション／リアル・オブ・ザ・ワールド》」

影を実体化させて直接攻撃したり、影から武器を作り出して攻撃に用いる。
時には相手を闇に包んで視界を奪い攻撃する。

「夜の爪からは、決して逃れられない」

戦闘時に背中から黒い翼を生やし、移動速度を底上げする。

「｜天《ソラ》を翔る、黒き羽」

漆黒の翼に闇を纏わせることで、さらに移動速度を引き上げる。
この闇は相手の攻撃を飲み込む鎧であり、敵をかみ砕く牙である。

「闇を纏う、｜夜神《ニュクス》の羽ばたき」

練度１：武器攻撃
練度１：漆黒の翼
練度１：夜闇の翼
練度２：恋人よ、腐り果てよ　先制値+2
練度３：鏡よ、乱れ写せ　耐久値+5
練度４：天幕よ、落ちろ　先制値+2
練度５：魂よ、檻を破れ(恋人よ、腐り果てよ＆天幕よ、落ちろ)　耐久値+5
練度６：無空の識　耐久値+5
練度７：棺よ、閉じろ　先制値+2
練度８：夜海還り　耐久値+5
練度９：影よ、揺り籠へ戻れ　先制値+2
練度１０：宿命よ、舞い散れ　先制値+2

ブラッドパスの各種サプリメントも盛り込んだ吸血鬼キャラ。
主にキャンペーンなどで使用することを想定した、成長ありきのキャラ。
先制値を伸ばして相手の上を取り、火力の乗った攻撃を叩きつけて素早く倒すことをコンセプトとしたシンプルな構成。

〈漆黒の翼〉〈夜闇の翼〉で【先制値】を伸ばしつつ、火力と耐久力を上げる。
〈恋人よ、腐り果てよ〉でさらに【先制値】と火力を伸ばす。
〈鏡よ、乱れ写せ〉で複数相手に攻撃し、[モブエネミー]であれば即死させる。
代償はすさまじく重いが、〈天幕よ、落ちろ〉で大きな数字の[生命カード]破壊を狙う。
練度５時点で〈魂よ、檻を破れ〉を取得し、〈恋人よ、腐り果てよ〉〈天幕よ、落ちろ〉を[代償：赤１枚]に変更して連打する。
[代償：赤絵札１枚]で〈無空の識〉を使用して調査進行度を上昇させ、捨て札から任意のカードを３枚まで取り寄せる。
〈棺よ、閉じろ〉でダメージを軽減し、生き残る。
〈夜海還り〉〈影よ、揺り籠へ戻れ〉で[戦闘不能]を回復し、【耐久値】も回復させるため、非常にしぶとい。
〈宿命よ、舞い散れ〉でボスの[生命カード]を一回の攻撃で二枚同時にもぎ取れるようにする。

[傷号：釘縫い翼]で、【耐久値】と引き換えに《断裁絶刃》や《絶命共撃》を[代償：手札１枚]で使用して[生命カード]を問答無用で破壊する。
火力に余裕があれば、《幻想鏡界》の代償を軽くして使用することで、相手の厄介な特技をなかったことにする。

キャラモデルは月姫の「アルクェイド」と「アルトルージュ」。
外見年齢の可変特性は「忍野忍」。
闇を操る力は東方project二次創作キャラの「EXルーミア」。
性格や口調モデルは月姫リメイク内の『おしえてシエル先生』に登場する「エコアルク」をモチーフとしている。
「夜を識る者」に関してはBLP拡張ワールドブックUGFに記載されている内容を基に設定しているが、詳細は特に考えていない。