容姿・経歴・その他メモ

とある貧民街の家庭で生まれる。ランサが生まれたことで母親は死に、悲惨な境遇はさらに悲惨になった。父親はランサを虐待し、酒におぼれ、怪しい宗教や薬にも手を出していた。
そんな境遇に生まれたランサだったが、ひたすらに"明るく"ふるまうことで、痛みや苦しみを紛らわせていた。
ランサが15歳になった朝、父親は死んだ。

貧民街の隅で身体を売って稼いだお金では、父親の遺した借金を返すこともできない。傷だらけの身体では、どこかに嫁いで養ってもらうこともできない。

もう、生きる必要はないのかもしれない。

なけなしのガメルで手に入れた毒薬は、苦しいばかりで死ぬことはできなかった。
命を絶つ道具を探していたとき、隠されていた倉庫を発見する。

倉庫には、丁寧に手入れされた武器や防具が収められていた。そして、どこか異国の風景を描いたと思われる古ぼけた絵画が、そこには飾られていた。

「最期は、ここがいいな」

ランサは装備を手に、冒険者への道を歩き出した。

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