［蛮族の身体］

　能力値の知力が「＋３」点される。
　「弱点:水・氷属性ダメージ」が追加される。敵が「知力:人間並み」以上ならば、戦闘準備段階で自身の「冒険者レベル＋知力ボーナス」と、敵１体の「魔力、もしくはセージ技能レベル＋知力ボーナス」を基準値に「弱点隠蔽判定」を行い、失敗で弱点が適用される。

［石化の視線］

　１ラウンドに１回、補助動作で「射程／形状:２（３０ｍ）／起点指定」の対象１体を睨みつけ、使用者の「冒険者レベル＋知力ボーナス」と対象の「精神抵抗力」で達成値を比べ合い、石化進行（器用度or敏捷度ー６）の効果を与える。
　この効果は呪い属性で「抵抗:消滅」として扱う。
　また、使用にＭＰを５点消費する。

［毒の血液］

　近接攻撃によって物理ダメージを与えられると、攻撃者に「１ｄ」の毒属性の魔法ダメージを与える。
　この効果は、ダメージが適用された直後に発揮する。

【経歴】

生まれた環境

加虐の対象

幼少期の経験

訓練の標的だった

少年期の経験

街では暮らせなかった

ハプニング

ある事件の原因／首謀者

冒険に出た理由

家族・仲間の仇を討つため

　バシリスクと人間の女性の間から生まれた。バジリスクの知的好奇心によって生まれた産物であったが、その自分を生み出した父は息子に興味が無いようだった。だから「ジネ」、不要物の意味で呼ばれ続けた。母は、自分の出産の後に弄ばれて殺された。父も自分を殴って喜んでいた。だから、それが慈悲なのだと思った。他人に対する正常な優しさを知ることなど無く、暴力が日常の一つとして認識した。冒険者が自分を救いに来た時、自分は既に父を殺していた。どうやったのかは憶えていない。だが、家族殺しは心地よかった。それから冒険者に一応助けられて、召異魔法や戦士としての教えを得た。父を殺したのは自分だが、冒険者たちにそれは伝えていない。自分は冒険者になる目的は、両親を殺した者を捜すためだと嘘をついている。今は、ただ正当に暴力を振るえることが心地よい。

【性格】

　死にたがりで、怠慢癖がある。暴力に対して勤勉で、自分の主張を押し通すためには、武力行使も厭わない。ある程度は人族の常識を持っているが、普通の家庭での経験が無い。本当に困ったり、どうしてもルールを侵しそうな時は無言で自分を律する。被殺欲望があり、誰かに殺されることを強く望んでいるが、同時に誰かを殺したいとも思っている。

【信条】

暴力（肯定）

暴力は素晴らい。今は戦乱であり、誰もが力を求めている。それを生きがいにすることの、何が悪いか。

秩序（否定）

秩序は詰まらない。制限や規則など下らなく、それがあれば暴力を抑えられると思っていることが浅ましい。

【矜持：挑戦は必ず受ける】

　殴り合おう、殺し合おう、戦い合おう。互いの血が混ぜ合いながら、種族の垣根を越えよう。武具を重ね合い、技術を魅せ合い、命を削り合おう。どんな者の挑戦でも、全力を以て相手しよう。

【執着：食べ物に目が無い】

　戦いの他にも、一応、食べ物が好きだ。人族の食べ物はどれも美味しい。もしかしたら、食への探求とは豊かさの象徴なのかもしれない。

【名前の由来】

本名：ジネ
　汎用蛮族語で不要物の意味。一応、呼び名が無くては不便でだったので、生みの親から名付けられたが、名前が呼ばれたのは数える程度の回数。

偽名：ライン・ミリシアム
　魔法文明語で嘘、欺瞞などの意味を持つ「ライ」と、“始祖神”ライフォスから文字って「ライン」と自分を名付けた。また、ラストネームはライフォスの導きによって蛮族ながら第一の剣の眷属として神格を得た“慈愛と復讐の女神”ミリッツァから文字って「ミリシアム」と名乗っている。