ぼくはね、ずっといらない子だったんだ。生まれてからすぐに、お父さんはもちろんお母さんからも捨てられたの。
その時のことはほとんど覚えてないけど、"ジネ"って呼ばれてたことだけは覚えてたから、そう名乗ることにしたんだ〜。...意味がどうであれ、それがお父さんとお母さんがくれたたった一つのプレゼントだったから。

それでね、子ども一人じゃどうにもできなくてうずくまってた時に、誰かがぼくのことを呼んでくれたんだ。それが今のお兄ちゃんなの。
お兄ちゃんは本当に優しくてね、こんなぼくを家族として迎えてくれたんだ。そのお兄ちゃんの妹、ぼくにとってのお姉ちゃんも良い人で、大好き。あ、あとね、お兄ちゃんの幼馴染の人たちも...これじゃキリがないね。まぁともかく、ぼくにとってお兄ちゃんたちの家族っていうことは、何よりの存在意義になった。ぼくって、生きていていいんだって思えたんだ。

でもね、それって本当の家族じゃないの。お兄ちゃんにとって血が繋がってる本当の家族は、お姉ちゃんだけなんだ。それじゃあ、ぼくもお兄ちゃんに相応しい"妹"にならなきゃってものでしょ？
だから種族が分からないように角を折って、性別が分からないようにご飯も減らして(みんなが作ってくれるご飯は美味しすぎて食べちゃってるけど)、眠いのを堪えて夜更かしした。(みんなと寝ると落ち着いて寝ちゃうけど)服も女の子みたいにして、顔にペイントをしたらぼくはもう、れっきとした妹になれたよ。

...でもね、本当は分かってるんだ。ぼくを心配してくれてる人が居て、ぼくよりお兄ちゃんにお似合いの人が居るってことも。それでも何とか繋ぎ止めたくて、自分から敵に特攻するようになったんだ。そうすれば、守ってくれるって分かってるから。それに、自分だけ役に立てないと、みんながどこかに行っちゃう気がして。...悪い妹でごめんね、お兄ちゃん。

【経歴】命を助けられたことがある、純潔である、物心がついた時には独りだった
【ヴァグランツになった理由】友/恋人/家族を追って
【信条】恋愛/肯定、身分/否定
【矜持/執着】家族/恋人を優先する

【MOV：4】
【1.攻撃方法：2H縦斬り】
「範囲：隣接1マス」「効果：追加D＋[戦士レベルの半分]※端数切り上げ」
【2.攻撃方法：1H横斬り】
「範囲：周囲1マス」「効果：なし」
【3.ヒーリングポーション】
【4.ヒーリングポーション】
【5.アウェイクポーション】