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キング・ラットマン
分類:蛮族
- 知能
- 動物並み
- 知覚
- 五感
- 反応
- 敵対的
- 穢れ
- 2
- 言語
- 汎用蛮族語、ラットマン語
- 生息地
- 森、洞窟
- 知名度/弱点値
- 10/15
- 弱点
- 魔法ダメージ+2点
- 先制値
- 13
- 移動速度
- 32
- 生命抵抗力
- 6 (13)
- 精神抵抗力
- 5 (12)
| 攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 噛みつく(本体) | 7 (14) | 2d+6 | 8 () | 5 | 58 | なし |
| 剣を振るう(右手) | 9 (16) | 2d+10 | 9 (16) | 3 | 30 | 19 |
- 部位数
- 2(本体/右手)
- コア部位
- 本体
特殊能力
●"鼠人の王"キング・ラットマン 「繁栄と繁殖の象徴」
[常]〈痛覚遮断〉
HPが0になるまでは「クリティカル無効」
[主]〈咆哮(ごうごう)する王命〉(1日1回/主動作)
半径10m以内のラットマン系蛮族全員の行動を即時に行わせる
→ 対象は「主動作(攻撃や魔法など)」を即座に行える
効果時間:即時/使用制限:戦闘中1回
●魔剣《カリオフ》「燦然と輝く知、暗澹と褪せる識」
[常]〈知的進化の代償〉
魔剣の影響下にある間、持ち主(キング・ラットマン)は知能:動物並となり、自発的行動不可
ただし、「知性があるかのように行動する」ように見えるため、初見では気づきにくい
[補]〈知の分散〉(1日1回/補助動作)
半径5m内の味方(ラットマンなど)1体に**命中力+1、回避力+1、知力+2の効果(3R)**を与える
対象は一時的に理知的な戦術を取るようになる
戦利品
- 自動
- 魔剣の破片(プライスレス)
- 自動
- 剣のかけら×4(名誉点4d6)
- 2-9
- 巨大鼠の黒毛皮(200G)
- 10-
- 知性を持った獣の血(350G)
解説
かつては名もなき一介のラットマンだったが、ある日、魔剣《カリオフ》を拾ったことで劇的に変貌を遂げた。
魔剣が与えた「知性」は日に日に研ぎ澄まされ、やがて彼は仲間たちを率いるリーダーとなり、ラットマンという種を“蛮族の奉仕種族”から“新たなる小さき人々”へと昇華させようと尽力した。
彼は人間の言葉を学び、社会の仕組みを理解し、文明への歩みを始めた──だが、それは同時に、魔剣による支配の深化でもあった。
理性が高まるほどに、自我は魔剣に蝕まれていき、ついには完全に意志を奪われてしまう。
現在のキング・ラットマンは、知性の面影を残さぬ動物並みの知能に堕ち、欲望のままにあらゆるものを貪り食う。
食料が尽きれば、かつての仲間さえも喰らう──それが、理知の果てに待っていた“進化”の姿だった。